土曜日は荒れ模様の恐れ

ノダっち

13年4月4日(木) 17:10


土曜日の風雨に関して、
気象庁から早々と
注意を喚起する情報が発表されました。
     
前にも
こうして早めの注意喚起は
気象庁の危機意識の表れということを
お伝えしたことがありますが、
今回もそう取れます。
     
おとといくらいから
ノダも荒れ模様の恐れがあり、
今後の情報にご注意を
と書いてきている通りで、
荒れ模様となる確度が
上がってきました。
     
土曜日の午前中に
九州の北西に低気圧が進んできて、
その時点でも中心気圧が
992hPaまで下がっている見込みで、
土曜日の日中は
九州の北を発達しながら東へ通過し、
土曜日の夜には980hPaくらいまで
中心気圧が下がりそうです。
(気圧の予想は
今後まだ変わる可能性があり、
あすの予想もご確認ください。)
     
日曜日の朝には、
日本海北部で976hPaくらいまで
発達する見込みで、
日本海でさらに発達するため、
日本列島各地への影響が心配されます。
     
ノダはこの言葉が嫌いなので
あまり使いませんが、
いわゆる爆弾低気圧です。
     
爆弾低気圧の使用は
気象庁も推奨しておらず、
急速に発達する低気圧
と言い換えることになっています。
     
今回も、
土曜日朝からの12時間で
18hPaも中心気圧が下がる
見込みで、
急発達する予想です。
     
某全国紙で
猛烈低気圧と呼ぶことにします、
との記事もあったのですが、
個人的には
こちらの方を推奨したいです。
     
     
この猛烈低気圧の影響で、
台風の強風域並みに
風が強まる恐れがあり、
注意が必要になっています。
     
     
温帯低気圧は、
暖かい空気と
冷たい空気のぶつかり合いの場で発達
し、
その温度差をエネルギーにします。
このため、冷たい空気と暖かい空気の
それぞれの流れ込みが強い時ほど、
より強く発達
するのです。
     
ここが台風・熱低との大きな違いで、
台風・熱低の場合は
暖かく湿った空気が
発達のエネルギーとなります。
     
この時期は、春の空気と
冬の空気がせめぎあっているため
低気圧が発達しやすいのですが、
近年は
温暖化の影響で暖かい空気が
より流れ込みやすい状況にあるのか?
猛烈に発達する低気圧が
出来やすい傾向が少し気がかりです。
     
今回も、低気圧に流れ込む
北からの冷たい空気
南からの暖かい空気差が大きい
ため
急速に発達してきます。
     
     
南からの暖かい空気は
雨雲を発達させやすい空気になるため
雨も強まる恐れがあります。
短い時間で降る強い雨による
中小河川の急な増水や
道路の冠水などに注意
が必要な他、
活発な雨雲の下では
竜巻やダウンバーストなど
激しい突風を伴ったり
落雷が発生することもありますので、
雨が激しくなった場合には
空の様子にも注意しましょう。
     
また、
北からの冷たい空気も強いため、
低気圧が東へ離れた後は、
寒気が南下
してきて寒くなります。
     
土曜日の日中は南風で暖かく、
日曜日は一気に寒くなって
寒暖変化も大きな週末になるでしょう。
     
日曜日の風も
冬の季節風のように強く吹いて
余計に寒く感じそうです。
日曜日の強い風にはご注意ください。
     
ただし、日差しは戻ってくるので
日差しの下で風が防げれば
それなりの暖かさは感じられます。
     
なお、この猛烈低気圧の影響は
宮崎県内よりも、
北や東の地域ほど大きくなります。
     
週末に九州北部や
本州方面にお出かけ予定の方は
十分にご注意ください。
交通機関に
乱れが出る可能性もあります
ので、
時間に余裕をもってのお出かけを
おススメします。
     
     
そんな激しい週末の前に
あすは午前を中心に晴れそうです。
     
風で飛びやすいものの固定や
片付けなどの対策は
あすの晴れ間を利用して

済ませておいてください。
     
あすの午後には
次第に湿った空気が流れ込んで雲が多くなり、
夜には弱い雨の可能性もあります。
お帰りが遅くなる方は、
念のための雨具をご準備ください。
     
気温は高めで経過するでしょう。
あすは、夜も寒さは弱いと思われます。
     








130404

土曜日午前9時の
予想天気図

低気圧と
大陸から張り出す
高気圧との間の
等圧線の間隔も狭く
北側の寒気が
強いこともうかがえます。


投稿月