ここからが正念場!

ノダっち

13年6月25日(火) 18:05


この梅雨で、
最大の雨量
になってきています。
やはり、先週予想したように
梅雨のピークの時期
入ってきているのでしょう。
     
     
キマグレ梅雨前線は、
きのう予想したほど南に下がらず、
南岸くらいで止まったようです。
その分、南部では
雨が止んだ時間が
短くなったと思われます。
     
県内は、
きのうの夕方から深夜にかけて
一旦雨が止んだ所も多くなったものの、
きょうの未明には
南部で雨が降り出しました。
     
1時間に
30ミリを超える激しい雨が降り、
24時間雨量は
日南海岸や都城市付近で
100ミリを超えています。
     
午前中は、JRの運航にも
影響が出ました。
     
また、日曜日の降り始めから
きょう午後3時までの総雨量は
日南市油津で248.5ミリ、
日南市深瀬で241.0ミリ、
串間市で235.5ミリ、
都城市山田で225.5ミリ、
宮崎市青島で325.5ミリ
です。
     
このため、南部には
土砂災害に警戒を呼びかける
大雨警報が出た地域もあります。
     
昼前からいったん雨雲が南下して、
少し止み間が出来たのですが、
ふたたび雲の帯が北上して
かかってきました。
     
午前中に比べると
県内に入ると弱まるタイプの雨雲で
午後3時現在、
午後の雨雲は弱めです。
     
これは、前線の活動に
強弱の波があるためでしょう。
     
ただ、前線南側にあると思われる
活発な雨雲の帯も北上中で、
今夜から
あす午前にかけては、
雨雲が発達しやすい空気が流れ込み
前線の活動も強まりそうです。
     
前線自体もやや北上して、
その後、再び南下する流れ
になるでしょう。
最新の資料や衛星画像を見ると、
梅雨前線は、いったん九州北部くらいまで
北上してから南下してきそうです。
     
前線が九州の北まで北上すれば、
平野部の雨は降りにくくなる時間もあって
もしかすると雲に隙間も出来るかもですが、
前線の南下に備えて
油断しないようにお願いします。
     
県内には断続的に雨雲が流れ込んで、
一時的には、所により
道路が川のようになるような
激しい雨の降り方をする恐れも
あります。
     
西から雨雲が流れこむため、
県内でも、とくに山沿いほど雨雲が
強いままかかってくる
でしょう。
とくに、前線が再南下してくる
あす明け方から朝くらいに
活発な雨雲が予想されています。
     
すでに地盤が緩んできている南部では
とくに土砂災害に注意・警戒が必要です。
     
また、各地とも、
低い土地の浸水(道路の冠水)や
河川の増水にご注意ください。

     
また、午後には雨の降り方が弱まって
止み間も出てきそうですが、
梅雨前線の動きの予想は
なかなか困難です。
     
少しの南北差で
きょうのように
雨のタイミングは変わってきます。
     
あすOAで朝からお伝えする情報を
ぜひともご確認ください!
     
また、気象庁HP
最新の注意報警報の発表状況
確認しましょう。

市町村ごとに細かく予想が出ています。
ふたたび警報に変わる地域もあるかもしれません。
     
     
なお、あさってから金曜日にかけても
雨マークの週間予報ですが、
このあたりも、
前線の動きによって変わってくるでしょう。
     
きょう午後に出た資料では
あさっての日中に
前線がいったん南下して
雨が降りにくいようにも見えます。
     
しかし、2日後以降に南下する予想は
最近裏切られ続けています
ので、
現段階では
雨の可能性を考慮して
その場合は
総雨量がさらに増える恐れを頭に入れて
様子見です。
さて、どう動くでしょうか。
     
一連の雨が終わって数日晴れるまで、
地盤の緩い所があると思われますので、
防災意識を高めておいてください。
     
すくなくとも、ノダの中では、
先日の台風時よりも
災害への警戒度を高めて
今週の雨に対応しています。

     
     
前線が南に下がりきらないのは、
南に
太平洋高気圧が張り出しているためで、
でも、梅雨前線も九州の北まで北上せずに
気温が上がらない雨が降るのは、
太平洋高気圧が
強まりきっていないためです。
     
きょう発表された3ヶ月予報では、
これまでの予報を踏襲し
来月後半以降は
太平洋高気圧が強めで予想されました。
     
ただ、東日本や
北日本を中心に強まる予想なので、
東北地方が梅雨明けするころからは
ここ数年と同じ北偏した
太平洋高気圧になるかもしれません。
     
そうなると、8月を中心に
亜熱帯型の夏になるかもです。
一方、
東北が梅雨明けするまでは
県内も太平洋高気圧に覆われやすい
ストーリー
を想定します。
     
県内の梅雨明けのタイミングは、
7月の前半が曇りや雨の日が多く、
後半が晴れの日が多い予想なので、
平年(7月14日ごろ)前後と
思っていて良いでしょう。
     
弱い弱いとはいっても
来月になると
太平洋高気圧も徐々に強まりそうな
海外の資料も見えてきています。
     
     
きょうは、
梅雨に入って30日目になります。
もう梅雨も折り返しているはずです。
楽しみな夏の方が近くなってきました。
     
しかし、夏を迎える前、
梅雨末期は
もっとも大雨が降りやすい時期になります。

     
マラソンだと、
折り返したあとで一番山場となってくる
30キロ地点が見えてくるころでしょう。
     
ここからが正念場です。
     
     








130625_1

午前11時15分の
レーダー画像
(気象庁HPより)

いったん南下しましたが、
東シナ海側の雨雲が
北に上がっていますので、
こういう時は
また雲の帯が
北上してきます。










130625_2

ということで
北上してきた
午後3時30分の雨雲。

南海上にある
活発な雨雲も
だんだんと
北上してきています。










130625_3

午後3時の
衛星画像
(気象庁HPより)

朝鮮半島の南から
中国大陸にかけて
活発な雨雲が
発生してきています。


投稿月