少雨気味の春には恵みの雨

ノダっち

13年4月30日(火) 17:06


しっかりと降りました。
 
午後3時現在、
まだ降っています。
 
きのう予想したよりも
一段目の前線が遅れたようで、
二段目との間で
雨の止みまができませんでした。
 
しかも、
二段目が昨日の予想よりも
北側を通ってきていて影響も強く、
県内の広い範囲に
しっかりと雨雲が広がっています。
 
やや強い雨は観測していますが、
午後4時現在、
総雨量は多い所で40ミリ弱です。
 
やはり、
雨不足気味の植物には
恵みの雨になっているでしょう。
 
乾燥していた空気も
しっとりです。
 
 
ここ数年、春に
少雨気味という話をよくするなぁ、
と思って調べてみました。
 
やはり平年よりも
雨の量が少ない年が
最近は多く
なっています。
最近10年間で
平年を上回ったのは
去年と2010年
の2回だけでした。
 
3~5月の3カ月でも
平年に届かない年が多いですが、
今年の5月がどうなるかは
わからないので、
きょうは3月と4月でまとめています。
ただ、3月4月が平年を下回っていて、
5月に挽回した年は
2000年以降では一度もないので、
今年も
春の3カ月の降水量が
平年を下回る可能性が高い
といえるでしょう。
 
そういえば、1月の3ヶ月予報でも
3月の少雨傾向を読み取って
気になるとお伝えしていました。
弱い傾向しかでない
長期予報ですが、
サインを見逃さずに
お伝えできるようにしていきます。
 
一方、気象庁が発表している
温暖化の予測による影響では、
温暖化が進行した場合、
宮崎県など西日本太平洋側の降水量は、
春の三カ月で増える傾向となっているため
この温暖化の予測傾向とは
一致していない
ようです。
 
70年代も少なかったようなので、
そうした
長期的な周期があるのかもしれません。
 
 
さて、この恵みの雨の影響もあって
きょうは
やはり昼の気温が上がっていません。
 
朝の9時前後の気温が一番高く
未明の最低気温よりも
低くなっている所があります。
 
これをみると、昼間は
どうやら一段目の前線よりも
二段目の前線の影響の方が
大きく出ているのでしょう。
 
一段目は寒冷前線で、
南側に暖かい空気があって、
朝9時前後までは
この影響で気温が上がったものの、
昼前からは南に延びてきた
停滞前線の北側にある
冷たい空気の中での雨になり、
気温が上がりにくくなったり、
気温が下がったと思われるのです。
 
いずれにせよ、
二段目の影響が
昨日の予想より強く出ました。
 
こんな感じで、
南に延びてくる前線は
少し南北にずれると
大きく天気が変わって
きます。
この状況が
後半4連休の後半にも
あるかもしれない
ので、
5日以降の予報は
新しいもののご確認を

とお伝えしていたりするのです^o^;
 
 
きょう雨を降らせている前線は、
あすになると東へ離れます。
 
大陸から張り出す高気圧に覆われて
晴れてくる
でしょう。
 
ただ、上空には寒気が南下します。
気圧の谷も通るため、
昼間に晴れた後で、
夕方にまた雲が多くなりそうです。
山沿いではパラッとするところも
あるかもしれません。
 
風の冷たい一日で、
昼間は、日なたにいると
日差しの暖かさが勝つと思いますが、
日陰に入ると
上着がほしいくらいの所もあり、
とくに朝晩は寒さも感じられるでしょう。
 
 
寒気の影響で
連休後半4連休初日の3日も、
不安定な天気になるかもしれません。
予報も3日と6日が
くもりマーク先行です。
 
6日については、
上の前線の所で書いた理由での
くもりマーク先行と思われます。
 
パッと見ると
お出かけ日和が続きそうな
週間予報ですが、
細かく見ると
不安要素もあります
ので、
今後も新しい見解をご確認ください。








130430_1

最近40年間の
3月4月の
降水量の推移

(今年は、きょう
午後4時までの速報値)










130430_2

きょうの気温変化



 
 

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