山茶花梅雨的な雰囲気

ノダっち

12年11月21日(水) 17:29


天気の世界での前線とは、
異なる種類の空気が
ぶつかり合う場所
のことです。
 
季節の変わり目には
前の季節の空気と
次の季節の空気がぶつかり合うため
その境目に前線が出来ます。
 
それぞれの季節の変わり目では、
この種類の前線が
長雨や
数日のぐずついた天気をもたらすし、
それぞれ名前を持っています。
 
冬から春の変わり目には
菜種梅雨があるというのは
何度かご紹介しました。
また、
春から夏の変わり目には
本家の梅雨前線による
いわゆる梅雨があり、
夏から秋の変わり目には
秋雨前線による
秋の長雨、秋霖があります。
 
そして、
以前にも少し書いたことがありますが、
秋から冬の変わり目にあるのが
山茶花梅雨です。
 
山茶花梅雨は、
これらの季節の変わり目の梅雨の中では、
どちらかというと
あまり目立たない存在かもしれません。
それといえばそれっぽいけど、
なんだか
いまいちハッキリとしないのです。
 
秋が深まった時の空気と
冬の空気にあまり差が無いからでしょう。
 
どうやら
週明けにかけて山茶花梅雨の雰囲気です。
 
 
きょうは午前を中心に
スッキリと晴れました。
 
昨日から今日の午前中にかけては
まさに小春日和と言って良いような
穏やかな天気だったと思います。
 
ただ、昼を過ぎて
徐々に雲が多くなってきていて、
天気はゆっくりと下り坂です。
 
きのうは
レーダーに反応があるかも、
程度の雨の予想をしましたが、
もう午後3時半現在で
東シナ海にハッキリと
雨雲が見えてきています。
 
どうやら、今夜は所々に
しっかりと雨雲がかかりそうです。
 
あすの午前中にかけては
東シナ海から前線が延びてきて、
前線の上には低気圧も発生して
九州の南を通過する予想になりました。
 
地面付近では、
低気圧や前線の北側を吹く
東風が日向灘から流れ込んできます。
 
この風で低い雨雲が出来て、
冷たい雨が降りそうです。
 
低気圧の動きが遅くて、
あすの夜でも
九州の南に予想されているため
あすいっぱいぐずつくかもしれません。
 
低気圧が順調に東に動いた場合は、
いったん北部を中心に
天気が回復する資料もありますので、
昼間に晴れ間が出たら、
そっちが
正解だったと言うことになるでしょう。
 
今のところ、雲の状態などを見ると、
あすいっぱい
冷たい雨が降ったり止んだりと思って
暖かくして出かけた方が良さそうです。
 
今夜からも雲が広がる影響で
あす朝の冷え込みはぐっと弱まります。
ただ、この形で雨が降れば
昼間の気温が上がらないはずです。
 
昼間も厚手の上着が
欲しいくらいになるかもしれません。
 
どちらかというと、
午前よりも午後の方が止み間が多く、
そのタイミングでは
少し気温が上がってくれそう
です。
 
一方、低気圧や前線が
早めに近づいてきた分、
金曜日に雨が止んでくるのは
早めになりそう
です。
雨上がりと共に回復するほど
回復自体は早くありませんが、
この前の土曜日のように
ゆっくりと回復すると思います。
 
土曜日と日曜日の晴れ間を挟んで
また月曜日に雨が降るでしょう。
 
今回の山茶花梅雨
数日にわたって
前線が停滞するパターンでは無く、
一旦去っては
またすぐに現れるという形
になりそうです。
 
一旦去ったタイミングは、
冬の空気が勝っている期間で、
寒気が流れ込み
ます。
 
土日の寒さの予想は
ややトーンダウンしてきていますが、
月曜日の雨の後、
また少し季節が進みそうな寒気が
来週中頃にかけて流れ込む予想が
ハッキリしてきています。
 
海外の資料などを見ますと、
この短期周期変化が
来週も続きそうな気配です。
 
まだ冬の空気が
続きそうにありませんが・・・
 
あすは以前にお知らせした
寒くなりそうな
冬の3ヶ月予報が発表されます。








121121_1

お昼前の
MRTから西の空

気持ち良い空でしたが、
西の空の低い所は
モヤモヤ
してきていました。










121121_2

午後4時頃の
MRTから西の空

すっかり
曇り空になりました。










121121_3

けさの最低気温
(気象庁HPより)

放射冷却が強まって
冷え込んでいます。
あす朝は、
一気に冷え込みが弱まりそう。


投稿月