消えるエルニーニョ

ノダっち

12年11月9日(金) 17:30


街のあちこちが
キラキラ輝く季節になってきました。
 
きのうのOAでも
ご紹介しましたが、
夕方のノダの中継現場の頭上にも
イルミネーションが登場です。
 
橘通などにも
電飾の準備がされていましたし、
年末が近づくなぁ、
という雰囲気がますますしてきます。
 
 
ここのところの朝晩は
イルミネーションも似合う
空気の冷たさです。
 
ただ、
昼間はまだまだ過ごしやすく、
きょうも最高気温が
20度前後まで上がっています。
宮崎市内は
薄着で十分な陽気です。
 
薄い雲は多めの空ですが、
日差しが柔らかくて
穏やかに晴れています。
 
気持ち良かったので、
市内の公園の
モミジの様子も観に行ったところ、
まだまだ緑の方が多く、
赤くなっていたのは一部でした。
 
気になったのは、
霜にやられたのか、
それとも雨不足か、
外側の葉っぱが
赤くなる前に枯れかけていたことです。
たしか、去年も
そんな様子を見た気がします。
 
 
それにしても。。。
 
この天気が週末も続けばいいのに・・・
 
予報が外れた方が嬉しい方も
多いのだろうなぁ・・・
 
いっそ外れればいいのに・・・
 
と矛盾した気持ちを抱きつつ、
今週も
週末の予報をお伝えします。
 
 
基本的に、週末の予想には
大きく見解の変化無し
です。
 
あすは、南部から
徐々に雲が厚みを増しそうです。
 
ただ、昨日までの資料よりも
昼頃から大気中層への
湿った空気の流れ込みの予想が
ハッキリとしてきました。
この湿った空気が流れ込むと
弱い雨が所々でパラパラします。
地面付近も東風で湿ってきそうなので、
高い所からの雨粒は
蒸発せずに地面まで届きそうです。
 
湿りの予想に
きのうまでの資料と変化が大きいため
少し疑いの目ももっていますが、
衛星画像で見ても、
この湿った空気に
対応していると思われる雲が写っていて、
この資料の予測は
確からしいと考えます。
 
南部では、昼ごろから
所々で弱い雨がパラパラ
しそうです。
 
ただし、
広い範囲での崩れではなく、
傘が無くても
大丈夫な所が多い
でしょう。
とくに北部はほぼ必要ありません。
南部でも、一旦降りだしても、
しばらくして止む所もあります。
 
広い範囲での本格的な雨は
夜から
になりそうです。
 
夜にかけてお出かけの方は、
忘れずに傘をお持ち下さい。

 
あすは、サンズの試合が
延岡で18時からありますが、
試合が終わって体育館を出ると
雨が降っている可能性もあります。
サンズの試合に行かれる方も、
傘をお持ちになった方が良いでしょう。
 
 
日曜日は、午前中に
九州南岸を低気圧が通過しそうです。
 
このため、
日曜日の午前中は広い範囲で
しっかりとした雨が降る
でしょう。
雨雲が発達する元になる
暖かく湿った空気が南から流れ込むため
雨脚の強まる所もあるかもしれません。
あす以降の、
気象台発表の予報にご注目下さい。
 
午後には低気圧や前線が東へ抜けて、
天気が回復に向かいそうです。
早い所では昼頃から止んで来て、
遅くても夕方には上がるでしょう。
 
南岸の低気圧が出来ずに、
単純に寒冷前線の通過だけなら、
雨上がり共に
早めに天気が回復する可能性もあります。
 
今のところ、
前者で予想されていますが、
早めに回復したら、
後者のパターンになったんだな、
と思って下さい^o^;
 
南からの暖かい空気が入るため、
日曜日の寒さは弱いでしょう。
雨でも、薄着で過ごせるくらいの所も
ありそうです。
 
 
日曜日の雨上がりからは
徐々に寒気の流れ込みが始まって
夜以降は風が冷たくなりますが、
本格的な寒気の南下は
月曜日の日中以降
で予想されています。
 
とくに、寒気が強まるのは水曜日です。
 
水曜日から木曜日頃は、
12月前半並の気温
が予想されていて、
寒さが強まりそうです。
 
体調を崩さないようにお気をつけ下さい。
 
 
来週も平日に晴れが続きそうなので、
周期変化がかわなければ、
また週末が、
次の崩れのタイミング
になってしまします。
ただ、海外の資料では
明瞭な低気圧の接近が予想されたり、
されなかったりと
ハッキリしません。
どちらにせと土曜日頃に
いったん気圧の谷に入りそうですが、
崩れの大きさが
低気圧が出来るかどうかで変わりそう
です。
 
一方、
きょう発表された一ヶ月予報では
今月後半以降、
冬型の気圧配置になりやすく、
晴れる日が多い
と予想されました。
 
8月に当初発表された
長期予報からは
だいぶ舵の向きが変わってきています。
 
ここに来て、
さらに冬の予測にも影響が出そうな
発表
がありました。
 
 
気象庁は、きょう、
エルニーニョ現象が終息して
平常な状態になった
とみられる
と発表しました。
 
エルニーニョ現象が起きている時の
九州南部の冬は
暖冬になる傾向が強く、
長期予報でも
その傾向が予想されていたのです。
 
夏の時期は、
ペルー沖の該当海域の海面水温が
ググッと上昇して
たしかにエルニーニョ現象が起きていて、
それが冬も続きそうな
勢いに見えました。
 
ただ、コンピューターの予測に反して
夏の終わりと共に海面水温は下降に転じ、
結局基準を超えたのが2ヶ月だけの
短命エルニーニョ
となっています。
 
気象庁は、
エルニーニョ監視水域の海面水温の
5ヶ月移動平均値が
基準値よりも+0.5度以上の状態が
6ヶ月以上続いた場合を
エルニーニョ現象と定義しているため
今回は基準に届きませんでした。
 
(5ヶ月移動平均とはその月および前後2か月を含めた5か月の平均をとった値で監視海域についてなど詳しくは気象庁HPのこちらに載っています。) 
 
ということで、
エルニーニョ現象の統計上は、
この夏にエルニーニョが
無かったことに
なります。
 
ただし、夏の天候などには
影響を与えた可能性もあるため
過去の気候とエルニーニョの影響を
統計的に調べる場合などには、
エルニーニョとして扱って
調べることもあるようです。
 
いずれにせよ、
現在はエルニーニョではなく、
冬にまた復活する可能性も残しつつ、
平常な状態で経過する可能性が高い、
と示されました。
 
再来週22日に発表される
3ヶ月予報で
暖冬傾向が示されていた12月や
冬の天候の予測がどのようになるか

注目して見ましょう。
 
 








211109_1

科学技術館の
となりにある庭園のモミジ。

上の方が
少し赤くなっています。

この木は
比較的葉っぱがキレイに
残っていました。










211109_2

モミジよりも
別の木が
秋色にキレイになっています。










211109_3

上の二つとは
池の反対側にある
モミジ。

コチラの木は
下や北側の葉は
こんなに緑が
キレイなのですが、
外側の葉は
赤くならずに
茶色く
枯れていました。

まだ市内では
本格的に
霜の影響を受けたとは
思いにくいのですが・・・










211109_4

MRTミック、
ノダの頭上の
イルミネーション


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