15号を参考にしてみる

ノダっち

12年9月13日(木) 17:14


台風16号
急激に発達してきました。
     
きょう午後3時の中心気圧は
930hPaまで下がっています。
非常に強いカテゴリになりました。
    
土曜日の午後3時で
中心気圧920hPa、最大風速55m

台風としては最強カテゴリの
猛烈な勢力が予想され、
日曜日に沖縄に近づく頃も
この勢力を維持する予想
です。
海水温は高いため、もしかすると、
もう少し発達するかもしれません。
    
日曜日の日中に沖縄付近を通過して、
月曜日にかけて東シナ海を北上する予想で、
きのうの予想よりは少し遅れました。
    
予想される進路は
きのうからあまり変わっていません。
気象庁の予想中心は
コースはほぼ15号と同じ

東シナ海の中央付近です。
    
勢力も似た勢力が予想されますので、
雨の降り方、
風の吹き方も似た感じになるでしょう。
    
15号は、8月26日の夜に
気象庁の当初発表で中心気圧910hPa、
地上での実測で930hPaくらいで
沖縄付近を通過、
27日は東シナ海を北上し、
28日は朝鮮半島に近づいて、
朝鮮半島の西海上を北上しました。
    
参考までに、15号の時の
日降水量、最大時間雨量、最大瞬間風速

調べてみましたので、
載せておきます。
    
左から
日降水量(ミリ)、
最大時間雨量(ミリ)、
最大瞬間風速(m/s・風向)
の順です。
    
宮崎
26日16.0、9.0、9.4・東
27日15.5、7.0、17.7・東南東
28日98.0、24.5、14.4・南東
    
油津
26日19.0、14.5、20.0・東
27日1.5、1.0、18.0・東
28日26.0、5.5、15.7・南南東
    
延岡
26日20.5、7.0、16.9・東
27日32.0、10.5、17.6・南東
28日108.0、57.5、18.8・南南東
    
都城
26日23.5、9.0、13.6・東
27日77.0、12.5、19.3・南南東
28日36.5、13.5、16.5・南
    
高千穂
26日31.0、6.5、16.4・南南東
27日159.0、22.0、22.5・南東
28日38.5、13.5、13.2・南南東
    
神門
26日97.5、13.0、12.0・北東
27日322.5、27.5、14.6・東南東
28日64.0、22.0、14.0・南南東
    
加久藤
26日34.0、20.5、13.4・東南東
27日78.0、14.5、14.3・南東
28日25.0、11.5、11.7・東北東
    
深瀬(風速データ無し)
26日60.0、23.5
27日29.5 16.0
28日169.0、39.5
    
15号の場合は、
台風が朝鮮半島の西を北上した
28日にも雨が多かったのも特徴でした。
朝鮮半島付近に進んだ後のの雨の降り方は
16号のが朝鮮半島の西を北上するか、
あるいは
朝鮮半島に上陸して北東に進むかで
変わってくるでしょう。
(朝鮮半島に上陸して北東に進めば
県内の雨は少なくなる予想です。)
    
台風が東シナ海を北上している間は
美郷町神門、小林市野尻など
山沿いでも平野部よりの山間部で
雨が多くなる傾向
があります。
(平野部から少し内陸に入った地域です)
    
参考までに、朝鮮半島の西を北上したら
合計でこの程度の雨が降る可能性があります。
    
もちろん、これ以上になる可能性もあり、
今後の情報には十分にご注意下さい。
つまり、予想されている進路の
中心線の左右どちらを通るかで、
雨量の多少も変わってくる
でしょう。
    
最新の情報は、
こちらの気象庁HPをみると、
予想気圧や予想勢力まで知ることが出来ます。
    
    
この傾向に当てはめていくと、
週末の雨マークも
次のように解釈できます。
    
台風が沖縄より南にある間は、
まだ台風による影響は小さいでしょう。
    
土曜日から日曜日の午前中は
通り雨が起きやすくなっても、
晴れ間も覗くような傾向です。
15号の時も、8月26日は
少ないながら日差しがありました。
    
台風が北上してくると、
晴れ間はほとんど無くなって、
日曜日の午後から月曜日は、
雨の間隔が短くなると思います。
とくに、上記の通り
平野部より少し内陸に入った地域で
雨量がドンドン増えていくでしょう。
    
なお、秋雨前線自体は
九州より北に予想されているため、
今回は秋雨前線+台風の方程式は
考慮していません。
    
    
さて、この雨が増える前に
身の回りの対策はしておきましょう、
と言うことになりますが・・・
きょうの晴れ間でされましたか?
    
きょうの県内は
朝から広い範囲で晴れていて、
洗濯物もよく乾いた所が多かったと思います。
ただ、やはり午後になって、
温められて軽くなった空気が上昇して
ごく一部で雨雲が沸いてきました。
    
なかなか
全く雨雲が出来ない日ってないですね。
    
あすは東シナ海で秋雨前線の活動が強まり、
午後にかけて
少し九州に近づいてきます。
    
このため、
午前中は晴れる所が多いものの、
午後は
再び大気の状態が不安定
になるでしょう。
    
午後は、きのうよりもさらに広い範囲に
雨雲が発生しそうです。
きのう雨が降らなかった所でも、
夕方頃から
ザッと降ってくるかもしれません。
朝に青空があっても、
油断出来ない空になります。
    
大雨対策は、
あさっての雨の止んでいる時間でも
間に合うでしょう。
ぜひ、やっておいて下さい。
    
    








120913_1

正午の衛星可視画像
(気象庁HPより)

中心の引き締まった目に加え、
形もキレイに
整ってきました。
発達してきていることを
示しています。

また、赤外画像でも
午後になると
中心にキレイな目が
写るようになってきました。

十分に成長し、
上空でも、渦巻きが
キレイに出来たためです。











120913_2

お昼頃の
宮崎駅上空。

南国ムード満点です。











120913_3

海面水温図
(気象庁HPより)


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