しょしょざんしょ

ノダっち

12年8月23日(木) 17:17


甲子園の決勝が終わりました。
春夏連覇の大阪桐蔭は
ホントに強かったです。
 
野球は、絶対的に強い所が
絶対に勝つとは限らない所に
おもしろさもありますが、
そんなものも、吹き飛ばす強さでした。
 
来年こそは、宮崎の高校が
この優勝旗を勝ち取って欲しいと
心から願っています。
 
 
甲子園が終わると、
あぁ、今年も夏が終わるなぁと
毎年のように寂しさがつのるノダです。
 
そして、きょうはちょうど
暑さが収まってくる頃という意味の
二十四節気の一つ処暑(しょしょ)でした。
 
たしかに、宮崎県内は
ここ数日、この不安定な天気のおかげで
気温が30度を下回ったり、
35度なんてほど遠い最高気温になっていて、
蒸し暑さの中にも、
ちょっとしのぎやすい暑さでしょうか。
きょうの最高気温も30度前後でした。
平年並みか
平年より少し低めになっています。
 
ただ、全国的には、処暑だけど
まだまだ暑いなんて話になってそうです。
 
何度も言ってますが、
気圧配置は
太平洋高気圧が本州付近に張り出していて、
まだまだ真夏
が続いています。
 
宮崎は、
その高気圧の南側で亜熱帯的な天候になり、
東からの湿った空気が流れ込んで
断続的に雨雲がかかっている影響で
気温が上がっていないだけです。
 
きょうも不安定な天気で、
あすにかけても安定はしませんが、
きょうよりも
あすは通り雨が減る
と思います。
その分、日差しが増えて
きょうよりも暑さの強まる
所もあるでしょう。
あさって土曜日も、比較的晴れ間が多い中での
不安定な天気になりそうです。
 
 
処暑を迎えましたが、
暑さ寒さも彼岸までなんてことも言います。
まだまだ残暑を感じる日が多いでしょう。
 
きょう発表された秋の天候を予想した
3ヶ月予報では、
来月の気温が
平年並みか平年より高い
予想で、
残暑が予想されました。
 
平年より
南の太平洋高気圧が強い予想になっているためで、
今よりも太平洋高気圧が南下する分、
9月の方が
天気が安定する日も出てくるかもしれません。
 
ただし、この太平洋高気圧が強いのは、
フィリピンの東海上での
対流活動が強い予想
になっているためです。
これはこの海域で
雲が出来やすいことを意味していて、
それはつまり
台風の発生に繋がる恐れがあることになります。
 
台風は太平洋高気圧の縁を進むのは
もうご存じの方が多いでしょう。
 
太平洋高気圧が十分に強い夏は
太平洋高気圧の南を進んで
大陸まで突き抜けるものの、
太平洋高気圧が少し弱まってきた9月には
北東に転向する動きになることが多くなります。
 
太平洋高気圧が弱い年は、
日本の南で早めに北東に向きを変えて
南海上を北東に進むため
影響の小さい台風が多いのですが、
平年より南で太平洋高気圧が強い分、
東シナ海などで
大回りの方向転換をする可能性
があり、
より動きに注意が必要になるでしょう。
(15号は、
 早くも突き抜けない予想になってきました。)
 
なお、エルニーニョ現象について
何度か書いてきましたが、
来月までは、
エルニーニョ現象の影響が弱い予想になっています。
 
エルニーニョと、
フィリピン東での対流活動、
太平洋高気圧の関係については
この日記の画像欄で
詳しく解説していますので、
興味のある方はご覧下さい。
 
一方、10月になると
エルニーニョ現象の影響が出てきて、
気温がやや低温傾向に予想されました。
ただ、顕著なものでは無いようです。
もともと、エルニーニョと
九州南部の天気傾向も
ハッキリとしません。
 
10月は、周期的に天気が変わる中で、
秋が感じられる日が増える
でしょう。
 
エルニーニョというと、
冬の暖冬傾向
というのも有名なのですが、
11月は、その傾向が出てきそうです。
 
北からの寒気よりも
南からの暖かい空気の影響を受けやすく、
やや高温傾向の予想になっています。
秋の深まりが遅れそうですし、
11月らしい安定した天気の日が
少なくなる
かもしれません。
11月は
プロ野球のキャンプシーズンなので
これはちょっと困ります・・・、
 
10月以降の台風発生を左右する
フィリピン東での対流活動は、
10月まで強い予想ですが、
11月になると
そちらは収まってくる予想です。
 
 
なお、現在ある台風14号は、
県内にこの後ほとんど影響ないと思われます。
 
一方、台風15号
日曜日に沖縄本島に近づく予想で、
県内に外側を回る湿った空気が流れ込んで
県内でも
再び雨が降りやすくなりそうです。
土曜日の午後から
湿った空気の影響が強まる可能性もあります。
 
また、海にはうねりが入って
すでに波が高くなってきています。
あす、あさってと
海に行きたい暑さの所もありそうですが、
波が高くなりそうですので、
波打ち際に行くのは慎重な判断が必要
です。
あさってには時化そうですので、
海水浴場は遊泳禁止の所も増えるでしょう。
海釣りやサーフィンなども
くれぐれも無理をしないようにして下さい。
 
沖縄を通過した後、
15号は東シナ海の大陸よりを北上する予想で、
県内は、来週前半にかけて
台風に伴う
湿った空気の影響を受けやすい
状態が続きます。
今後の新しい予報をご確認下さい。
 
 








120823_1

お昼頃の宮崎市上空。










120823_2

九州南部の3ヶ月予報
(気象庁HPより)


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