甲子園は浜風

ノダっち

12年8月9日(木) 17:20


宮崎市は朝から雲の多い空で
日差しはほとんどありませんでした。
 
県内では
やはり午前中に日差しが出た所が多く、
午前中の日差しが比較的多くて
強い日差しで地面が温められた県北で
上昇気流が強まって
活発な雨雲
が出来ています。
 
昨日ほどの組織性と停滞性がなく
午後4時現在、
県の雨量計が捉えている雨は
昨日よりも少なめです。
 
きのうのOAでも言いましたが、
今の天気図を観ると
九州付近に等圧線がありません。
 
等圧線は、
地図の等高線と同じで、
混み合っている所は変化が大きく、
間隔の広い所は
平野部のように気圧変化が緩やかです。
 
そして、
等高線が混み合った所を流れる川が
勢いよく流れるように
等圧線が混み合う所は
風も勢いよく吹きますが、
平野部を流れる川が緩やかなように
等圧線が少ない所では
決まった方向へ強く吹く風がありません。
 
等圧線が少ないと、それだけ
空気が動きにくい
ことになります。
 
きょうは地上だけでなくて
上空でも風が弱い場になっていて
昨日からあまり空気が入れ替わらず、
昨日と同じような天気になりました。
 
あすは、
南海上の太平洋高気圧が
徐々に強まってくるため、
太平洋高気圧の周辺部を流れる
湿った空気が流れ込んできそうです。
 
きのう・きょうの不安定な空気に
さらに不安定な空気が加わることになって、
さらに不安定さが強まるでしょう。
 
あすも
午前中には日差しの出る所があるものの、
午後は山沿いを中心に激しい雷雨に要注意
です。
 

一方、あすの甲子園は
県内ほど不安定になりません。
 
いよいよ宮工が甲子園に登場です。
 
あすの甲子園は
おおむね晴れる見込みで、
暑くなりそう
です。
 
午後は近畿地方でも
山沿い中心に
夕立雲がわく可能性もあるものの、
平野部までは流れて来にくいでしょう。
 
もし流れてきても、試合には
大きな影響は無い程度と思われます。
 
最近の近畿地方は、
宮崎よりも暑くなっていますし、
あすも
最も暑い時間帯の試合ですので、
応援に行く方も
くれぐれも熱中症にお気をつけ下さい!
 
一方、風は
いわゆる浜風が試合終盤にかけて
徐々に強まりそうです。
甲子園での浜風は
ライトから3塁方向に吹く風になります。
 
ライト方向への飛球が伸びにくいものの、
レフトポール際への打球は
伸びることもある風です。
 
右の強打者が多い天理打線ですので、
左打者へは大胆に、
右打者へはコースと配球に気をつけて
攻めていく必要があるかもしれません。
 
一方、宮工も
県大会でホームランを打った
堂免くんと野村くんは二人とも右打者ですし、
4番の伊比井くんも右の強打者です。
 
エース長友くんのピッチングと共に
この3人の出来が
カギを握っているかもしれません。
 
天理の奈良大会の決勝を観ましたが、
盗塁を許す場面もありました。
 
宮工自慢の足も絡めて攻撃できれば
強豪の天理とはいえ、
十分につけいる隙はあり
ます。
 
あすが楽しみです。
 
 
あさっても
県内は不安定になりそうです。
明日よりもさらに不安定な天気で
雨の時間も増えるかもしれません。
 
一方、日曜日も不安定ですが、
南西の風になってくるので
平野部では雲の切れ間が出ても
不思議ではない形になります。
 
また、週間予報自体が
変わりやすい状態が続いていますので、
新しい予報をご確認下さい。
 
来週の中盤以降、
本格的に太平洋高気圧が強まるまで、
しばらく不安定な天気に辛抱しましょう。








120809_1

きょう正午の天気図
(気象庁HPより)

九州付近の気圧は
のっぺりとしています。


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