猛暑の中でエンゼルエコー

ノダっち

12年7月26日(木) 17:26


暑い日が続きます。
     
ついこの前まで、
いつになったら梅雨が明けるの?
って言ってた人も
今度は
もう暑いのはいやだぁって
なってるでしょうか・・・
   
日本の夏は暑いものです。
   
わかっちゃいるけど、
言ってしまうんですよねぇ。
   
ボクは暑さを楽しんでますけど^o^/
   
   
きょうもえびの市加久藤西米良
猛暑日になりました。
   
また、気象台は11時過ぎに
35度以上の所が出そうだとして、
今シーズン県内初めての
高温注意情報を発表しています。
以前も書いた通り、
高温注意情報が出なくても
熱中症には注意が必要な時の方が多い
です。
OAでコメントしていますし、
熱中症指数も表示していますので、
しっかりチェックして下さい。
平野部はほぼ平年並みの最高気温でした。
この時期は、
このくらい暑いのが普通、
と言う気温です。
   
一方、今日は昨日より多く
夕立雲が山沿いで沸きました。
   
上空には、昨日と比べて
朝から薄い雲や飛行機雲が多かったのを
目撃されましたでしょうか?
昨日お伝えした予想通りに
上空に湿った空気が入って来たのを
感じさせてくれていました。
   
高気圧に覆われているものの、
気温が上がって上昇気流ができると
この湿った空気が
雨雲の発達の材料になったようです。
   
一部で
激しい雷雨になっていると思われます。
   
一方、レーダー画面上では、
お昼前から宮崎市付近に
エコー(雨雲を示す反応)があったのを
見た方もいらっしゃるかもしれません。
   
これは、エンゼルエコー
または晴天エコーと呼ばれます。
   
これは、実際には雨雲ではなくて、
鳥や虫の群れにレーダー波が反射してきたり、
あるいは
大気の屈折率が乱れる事などによって
出来ると考えられています。
   
比較的、夏の暑い日には
起きやすい傾向もあります。
   
宮崎市の沿岸部では
久しぶりに観た気がしたので、
取り上げてみました。
画像欄にも載せておきます。
   
(きょうの
 エンゼルエコーを簡単に考察すると、、、
 比較的長い時間出ていたので、
 空気の屈折率の乱れによるものでしょう。
 また、エコーが
 沿岸部付近だったことから、
 相対的に冷たい海面で冷やされた空気と
 強い日差しで熱せられた地面に
 暖められた空気によって、
 空気の密度が違う部分が出来て、
 屈折率が変わったということかな、
 と思っています。)
   
   
あすも基本的には
きょうと同じでしょう。
   
上空の
太平洋高気圧は九州上空にあり、
地上の高気圧は弱まっても
下降気流が卓越して
気温も高くなります。
   
晴れて内陸を中心に暑くなって、
山沿い中心に一部で夕立もアリ
です。
   
山沿いは、きょうと同じで
午後の急な天気の変化にはお気をつけ下さい。
   
また、各地とも
引き続き熱中症に要注意です。
   
   
週末も晴れますが、
高気圧の状況などを見ると、
きょう、明日より
夕立の範囲が増えるかもしれません。
   
あすから週末にかけても、
川遊びなどする場合は、
上流で降った雨での
急な増水などにも気をつけておきましょう。
また、各地ともゴロゴロが聞こえたら
安全な場所への早めの避難も必要
です。
   
   
来週の中頃からは、
湿った空気が東から流れ込むパターンで
にわか雨が起きやすくなる予報もあります。
   
南から北上する雲の渦巻きの進路によっては
この湿った空気を
強化するかもしれませんが、
今のところ、
まだ南の雲にまとまりはありません。
   
   
なお、きょうは
東北地方の梅雨明けも発表されました。
   
全国各地で、
「暑い」の大合唱の季節です♪
   









120726_1

午後3時頃の
宮崎市から南西の空

上空には、朝から
飛行機雲がたくさんで、
その下から
モクモクと
入道雲が発達しました。












120726_2

宮崎市周辺に観られた
エンゼルエコー
(気象庁HPより)











120726_3

午後4時までの最高気温
(気象庁HPより)



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