TSUYUは3rdステージへ

ノダっち

12年6月29日(金) 17:33


奄美地方梅雨明けが発表されました。
平年並みです。
つまり、太平洋高気圧は
順調に平年並みで太ってきています。
 
ということで、
現状の太平洋高気圧には
まだ九州南部を一気に覆ってくるほどの
本気さは無いようです。
 
それでも、順調な成長をしているため
この奄美の梅雨明けをきっかけに
この週末から
梅雨はまた次のステージ
に進みます。
 
梅雨入り後からの今月前半は、
主に梅雨前線の北側で雨が降って
弱い雨が中心にぐずつきました。
これが梅雨の最初の段階とすると、
15日以降は、
前線が九州南部の
すぐ近くにやってきて大雨が続いたのが
セカンドステージと言えるでしょう。
 
そして、週末からは
梅雨前線の南側に入る
第三ステージ
に突入です。
 
 
きょうは梅雨前線が弱まって
九州付近の天気図上から姿を消したものの、
弱い前線がやはりあって
それが北上しています。
(きのうOAで説明したとおり)
 
その影響で所々で雨が降りました。
昨日の予想よりも
南部では降り出しが早まっていて、
徐々に雨雲の帯が北上しています。
 
ただ、日差しもあって
昨日までよりも蒸し暑さが強まったように
感じませんでしょうか?
 
梅雨前線の南側に
入って来たようです。
 
 
週間予報で見ると、
土曜日に雨マークが付いて、
日曜日に
晴れマークがなくなってしまいましたが、
ノダの見解はこれまでと変わりません。
 
週末は
太平洋高気圧がこれまでより強まって
梅雨前線は九州の北に延びてきます。
 
前線の南側になる九州南部は
太平洋高気圧の周辺部です。
太平洋高気圧の周辺部という場所は
南海上からの
暖かく湿った空気
が吹いています。
 
第三ステージは、
これまでのように県内の広い範囲で
雨が続くというパターンではなく、
この暖かく湿った空気が
所々で雨雲を作って
その雨雲の通り道に当たった場所で
ザーッと土砂降り
になるものの、
その雨雲から離れた所では
晴れ間も出る
という不安定さが特徴です。
 
また、前線の南側では
西から湿った空気が流れ込みますので、
九州山地の西側で雨雲が出来やすく、
それが時おり県内にも
流れ込むと言うことも起きます。
 
そうなると、県内では
山沿いほど雲がかかりやすくなる
のです。
 
この週末、太平洋高気圧は
土曜日よりも日曜日の方が強い予想で、
日曜日の方が
平野部を中心に晴れ間が出やすいでしょう。
 
雲は確かに出やすく、
上記の通りににわか雨の可能性もありますが、
日曜日を中心に
晴れ間が広がっても不思議ではありません。
 
ただし、日曜日の方が
前線が南下傾向になるため
県北を中心に雨雲のかかりやすい所が
出る可能性も
あります。
新しい予報の確認もお願いします。
 
また、前線に近い九州北部は
雨量が多くなる可能性もありますので、
お出かけ予定の方もお気をつけ下さい。
 
 
来週も週間予報は
ズラリと曇りマークですが、
前線が下がってきたタイミングでは
雨が降りやすくなる
でしょう。
 
前線が動かず、
同じ場所に
暖かく湿った空気が供給され続けて
雨雲が沸き続けると、
同じ県内でも
晴れている所があっても
別の場所で
集中豪雨が起きることもあるのが
前線南側に入った
サードステージの怖い所です。
 
引き続き、梅雨が明けるまでは
油断できません。
 
 
その梅雨明けについて、
きょうの一ヶ月予報では、
太平洋高気圧は
このまま平年並みのペースで
張り出してくる予想になっています。
 
7月13日頃まで
梅雨前線の影響を受けやすく
来月後半には、平年並みに
太平洋高気圧に
覆われる予想になってきました。
 
この一ヶ月予報を参考にすると、
梅雨明けは平年並み(7月14日頃)
と言うことになりそうです。
 
ちなみに、先日話題にした2004年は
7月11日に梅雨明けが発表され
その後、猛暑が続きました。
今回の一ヶ月予報で
その雰囲気はハッキリとみえません。
 
 








120629

昼頃の
宮崎市上空

うっすら
太陽も見えました。

いったん雨が止んだ後
またパラパラしたり
しています。


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