木枯らし一号でしょう

ノダっち

12年10月23日(火) 17:18


ソウコウしているうちに
冬がやってくる、
そんな季節になりました。
   
   
昼前まで
前線の通過による雨が
所々に残ったものの、
最後の雨雲が通過し終えると共に
一気に晴れてきています。
   
雨上がりと共に
一気に晴れてきた時
は、
前線の後ろ側の空気が強い時です。
   
前線の後ろ側には、
冷たく乾いた空気があって
強い風にのって
県内に流れ込んで来ています。
   
一時的に
西高東低の冬型の気圧配置になっていて
この冷たく強い風は、
いわゆる木枯らしです。
   
気象庁は東京と大阪でしか
木枯らし一号の発表をしていませんので、
九州南部では定義がないのですが、
   
・九州付近が一時的にとはいえ
西高東低の
冬型の気圧配置になっていること、
   
・風速8m位の風が吹いていること
   
・前日よりも気温が下がっていること
   
など、その基準をほぼ満たす
風になっていると思います。
   
ということで、ノダ的に
きょうの午後の風を
県内での木枯らし一号と認定しました。
   
ということは、
冷たい空気が流れ込んでいることになります。
   
きょうは
ちょうど二十四節気の一つ
霜降(そうこう)です。
霜が降りるようになってくるころ、
という意味の暦ですが、
暦通りに寒気が流れ込んで来ていて、
あすの朝には
山沿いで霜が降りる所もあるかも
しれません。
   
山沿いには霜注意報が出ていて、
南部山沿いに出るのは今季初です。
   
この暦、
以前も紹介したことがありますが、
ソウコウしているうちに冬が来る、
と覚えておいて下さい。
   
霜降の次の二十四節気は
もう来月上旬の立冬なんです。
   
だんだんと冷え込みも
本格的になってくる季節になり、
雨を挟んでの
寒暖差も大きくなりますので、
体調管理にもご注意下さい。

   
   
冬型の気圧配置は
一時的と書いたように、
あすには緩みます。
   
高気圧に覆われてきて、
強い風も収まり、
穏やかに晴れるでしょう。
   
その分、深夜から朝にかけては
放射冷却による
冷え込み効果も強まります。
広い範囲で11月中旬並になり、
今シーズン一番の肌寒さを
更新するでしょう。
平野部でも所々で10度を下回って
朝寒日になりそうです。
   
一方、昼間は穏やかに晴れて
過ごしやすい陽気になるでしょう。
   
夜から明後日の朝にかけては
また冷えてくると思います。
   
   
金曜日まで晴れて、
週末に次の前線が通過しそうな流れは、
昨日の見解から変化無しです。
   
気象台の予報でも
雨マークがついたように
どちらかで雨が降る可能性は
高くなってきた
かなとは思います。
   
雨の降り方が
今回の様に寒冷前線による
一過性だけで終わるのか、
その前の温暖前線によるものも
影響するのかがわかりません。
温暖前線の影響もあれば、
ちょっと降り出しが早くなって
影響が長くなります。
   
この辺りは
今後の新しい予報でご確認ください。
   








121023

晴れてきた直後、
お昼前の
MRTから南西の空。

すでに
冷たい風が吹いていました。


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