大雨と台風4号の動きに注意

ノダっち

12年6月15日(金) 17:20


まとまった雨になってきました。
梅雨前線が九州を北上しています。
 
きょう朝からの雨は、午後4時現在、
多い所(都農)で
100ミリを超えてきました。
 
朝から雨ですが、
これまでのように
肌寒さは感じられていないと思います。
梅雨前線が北上して、
南から
暖かく湿った空気が流れ込んでいるためです。
 
梅雨前線は、今夜からあす朝にかけて
昨日までの予想通りに
いったん
九州の北まで北上する予想になっています。
 
おそらく、このタイミングでは
平野部を中心に雨が弱まるでしょう。
止む所があったり、
晴れ間が覗く所もあるかもしれません。
 
(梅雨前線の北上で、
 大雨の中心が九州北部に移動します。
 熊本、佐賀、長崎、福岡などへ
 お出かけ予定の方は警戒
が必要です。
 交通機関の乱れにもお気をつけ下さい。)
 
ただ、
南からの暖かく湿った空気が流れ込むため
大気の状態が不安定です。
山沿いを中心に
局地的に雨雲が発達する可能性もあります。
 
河川の急な増水や低い土地の浸水、冠水のほか、
落雷や竜巻などの激しい突風の発生にも
十分に注意を
払っておきましょう。
明るい昼間に空が暗くなったら、
頑丈な建物へ避難することも
頭に入れておいて下さい。
 
また、この暖かく湿った空気の影響で
雨が止みがちになりそうな
平野部を中心に気温が上がりそうです。
30度近くまで上がって
かなり蒸し暑い所もあるでしょう。
湿度が高い時は、
30度程度でも熱中症に要注意
です。
締め切った室内での運動なども
お気をつけ下さい。
 
あす土曜日のどのタイミングで
前線が南下して来るかがビミョウですが、
南下して来る時は
再び広い範囲での
なるでしょう。
その時間帯を中心に
山沿いは雨の強まる所がありそうです。
(きょうの資料では夕方頃から南下か・・・)
 
いったん雨が弱まったり、
もしかしたら
晴れ間が覗く所もあるかもしれませんが、
それでも油断は出来ません。
 
きょうの資料だと
少なくとも日曜日には
前線が南下傾向で
九州南部の近い所に伸びてきそうです。
県内でも山沿いを中心に
広い範囲で雨が降りやすい
でしょう。
とくに山沿いでは雨の強まりに要注意です。
 
月曜日は、いったん
前線の活動が弱まりそうな
資料になっています。
 
果たして、この予想の通りに動くのか?
 
気まぐれな梅雨前線の動きは
コンピューターの予想を
そのまま信じられません。
現在の技術の限界です。
 
いずれにしても、
これから週明けにかけて
断続的に雨が降って、
山沿いを中心に局地的に
総雨量が多くなる可能性があり
ます。
 
そこに、さらに
台風4号の影響が加わるかもしれません。
 
きょう気象台発表の週間予報にも
「九州南部は20日頃に
 台風4号の影響を受ける恐れがある」
と書かれてきました。
 
「20日頃」というのは、
前後1日の幅を見ておいてもいいでしょう。
つまり、
台風の動くスピードによって
19日(火)から
21日(木)頃
と解釈します。
 
また、東西のブレの幅もまだあるでしょう。
太平洋高気圧は
来週の後半にかけて
強まる予想が続いているため、
台風の北上が
早ければ東側
に、
遅くなればなるほど西にずれる
可能性があると思います。
 
現状では、早ければ19日頃から
大きな影響もあるかもしれないと心に留めて
新しい情報を確認するようにして下さい。
 
週末に降る雨に加えて、
台風が近づいた場合には
さらに雨の量が大幅に増えます
ので、
大雨災害に対して十分な注意が必要です。
 
また、近づく可能性が強まった場合は
当然、風への備えも必要
になります。
 
念のため、
週末の雨が弱まったタイミングで
風対策をしておくか、
もう少し様子を見たい場合は
月曜日の雨が弱まったタイミングで
風対策の必要があるかもしれない、
と考えておいて下さい。
 
とくに、台風が九州の西側にまわって
近づいたり、
あるいは最悪九州に上陸したりする
コースをとる場合には、
県内への影響は
かなり大きくなってしまいます。
 
どちらのコースになりそうか、
週末もぜひ新しい情報をご確認下さい!
 
気象庁台風情報
 
気象庁台風5日予報
 
気象台発表の宮崎県の気象情報








120615_1

午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)


 

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