台風16号発生!

ノダっち

12年9月11日(火) 17:07


朝から、ゴロゴロゴロゴロ
賑やかな空でしたね。
    
宮崎沖で
明け方から積乱雲がわき上がって、
発雷していたのです。
    
秋雨前線の通過で
大気の状態が不安定になったのでしょう。
風の動きが弱かったため
ほとんど停滞して、
同じ場所で沸いていましたが、
2000mより上の西風によって
上空の風は東にながされながら、
やがて下層が東風になると、
下層の雲だけ少し陸地にかかりました。
    
日中は広い範囲で日差しが出たものの、
今度は温められた空気が上昇して
午後になって
所々で雨雲が発達しています。
    
    
発達したのは、
南海上の雲の渦巻きもでした。
    
フィリピン東の雲の渦巻きは
けさで熱低の予想でしたが、
午前3時に熱帯低気圧と解析されると、
午前9時には一気に台風にまで発達して
16号になっています。
    
昨日の段階では、
ここまで一気にまとまるとは
思っていませんでした。
    
今後、北上する予想になっていて、
週末から連休中には
沖縄に近づく予想です。
ご旅行予定の方はご注意下さい。
    
また、その後は
東シナ海に進むという
週間予報や海外の資料もあり、
来週にかけて
台風による影響に
注意が必要
になりそうです。
    
秋雨前線が九州の近くを
ウロウロしている時期ですので、
台風+秋雨前線の嫌な組み合わせになります。
台風が離れていても
台風の湿った空気が秋雨前線を刺激して
大雨になる可能性
があり、
東シナ海にまで北上した場合には
大なり小なりの影響は避けられないでしょう。
    
もちろん、近づく可能性が出た場合は
風に対する注意警戒も必要になります。
    
今後の台風の予想を
連日、確実に確認するように
して下さい。
    
この影響もあって、
日曜日から月曜日の、
きのう様子見だった曇りマークに
雨マークが加わってきています。
    
今の段階では、日曜日の段階で
広い範囲でのまとまった雨の可能性は低い
とみていますが、
雨の降り方については、
台風の位置と秋雨前線次第ということもあり、
不確定要素が大きくなっています。
連休中の雨についても
今後お伝えする見解を参考にして下さい。
    
    
その不安定天気を前に、
明日からあさってにかけては
比較的青空が多くなりそう
です。
    
ただし、日本海の高気圧と
南海上の高気圧に挟まれていて、
九州はいわゆる気圧の谷に入っています。
つまり、
風のぶつかり合いはなく
弱まった秋雨前線のなれの果てが
横たわっている状態です。
    
このため、あすは、
まだ雨雲に変わりやすい
空気が県内に残ります。
上空が気圧の尾根になってくるため
きょうよりは安定度が良くなりますが、
午後は、山沿い中心に
局地的ににわか雨
がありそうです。
    
あさっては
明日よりさらに安定してきますが、
九州南岸に
秋雨前線のなれの果てが計算されているため
県南のごく一部が不安定かもしれません。
こちらはちょっとした誤差で変わりますので、
あすの見解の確認もお願いします。
    
    
なお、もう一つの渦巻き、
関東南東海上の熱低は
台風にならないまま
日本の東海上を北上する予想です。
    








120911_1

けさ7時過ぎの
宮崎市から東に見えた
入道雲

雲の向こうにある
朝日に頂が照らされて
キレイでした











120911_2

正午の衛星画像
(気象庁HPより)

日本の南には
太平洋高気圧の
晴れ域が見えます。

この高気圧が
強いままなら
西に進むのですが・・・


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