ノダっち

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秋雨前線の夏側

ノダっち

12年9月5日(水) 17:11

天気の話なノダ


9月に入ったら、
もう少し安定するかもという
8月に出た3ヶ月予報で書いた予想は
今のところ、ビミョウですね^o^;
いや、当たっていませんかねm( _ _ )m
   
太平洋高気圧は弱くなく、
夏の空気には包まれていますが、
秋の空気も北から強まっていて、
きょうは
秋雨前線が南下して近づいてきました。
   
前にも書きましたが、
夏の空気はきっかけがあれば
雨雲が発達しやすい
空気です。
   
このため、前線の南側にある
夏の空気の中で
雨雲が発達しやすくなっていて、
帯状の発達の雨雲が出来ました。
   
これが午後にかけて徐々に南下しながら
県内を通過したため
午後はきのうの予想通りに
昨日より雨の所が増えています。
   
しかも、活発な雨雲がかかって、
県の雨量計では
1時間60ミリを超える非常に激しい雨を
観測した所もありました。
   
各地で活発な落雷も起きましたが、
被害はありませんでしたでしょうか?
   
繰り返し書いていますが、
雷の音が聞こえ、
しかも近づいて来るようなら、
安全な建物などに避難が必要です。
また、同時に
激しい突風を伴うこともありますので
ご注意下さい。
   
   
この前線が一気に九州の南まで南下して、
県内が前線の北側に入れば、
もっと秋めいて
爽やかな空気に変わるんでしょうが・・・
   
週末までは、
この秋雨前線が
九州付近をウロウロしそうです。
   
あすは、前線が弱まりながら
さらに南下傾向
となってきます。
   
前線南側は
ずっと雲って雨がシトシト降らず、
晴れ間もあるけど
雨が降り出すと雨が強まりやすい場所ですが、
あすは弱まりながらも前線本体が近づくため
きょうより日差しが少なくなりそうです。
   
断続的に雨が降るイメージで、
前線が弱まるとはいえ、
前線の近くでは局地的に
雷を伴ったり
雨が強まったりする恐れもあります。
   
晴れ間があっても
油断しないようにしましょう。
   
日差しが少なくなる分、
暑さは落ち着きそうです。
   
   
なお、あさって以降の天気は、
前線の活動度によって
雨が多いか少ないか変わってくるでしょう。
   
週末まで雨マークが並んでいますが、
ずっと雨が降り続くワケではありません。
   
新しい予報をご確認下さい。
   
上空には夏の高気圧もまだ頑張りそうです。
来週の中頃には、
東シナ海側で高気圧が強まるような
週間予報の資料にもなっています。
これは、安定して晴れやすいパターンです。
   
さて、
このままの資料の傾向が続くでしょうか・・・
   








120905_1

午後3時前の
MRTから北西の空

上空は
活発な雲に覆われていて、
北側の雲の切れ間から
県北にあった
活発な雲も見えていました。












120905_2

きょう正午の衛星画像
(気象庁HPより)

秋雨前線を挟んで
秋の空気と
夏の空気があって、
夏の空気側に
白くモコモコした
活発な雲の列が見えます。
この雲の列は
午前中まで九州北部にあり、
徐々に県内に入ってきました。

一方、前線の北側にある雲は、
高い所にある
薄い雲が中心です。



朝は秋、昼は夏、まだまだ夏

ノダっち

12年9月4日(火) 17:23

天気の話なノダ


多雨で日照時間の少ない夏でした、
と、きのう、
気象庁からこの夏の統計結果が
発表されました。
     
みなさんも感じられているとおりでしょう。
    
何度も書いているとおり、
県内の場合は、
梅雨が梅雨らしい梅雨になりすぎたこと、
そして、梅雨明け後も、
夏の太平洋高気圧が
北や東に偏って張り出したこと

原因だと思います。
    
九州南部付近は高気圧の南側になったため
県内に東から湿った空気が入りやすく、
亜熱帯のような天気が続きました。
    
これもこの夏、何度か書いたように
この高気圧の北偏によって
県内でスコールのように
にわか雨が起きやすい天候は
ここ数年続いている傾向です。
    
単に日照時間や雨量を
平年値と比べるのではなくて、
ちょっと違った確度から
宮崎市の8月の気象統計データで
この傾向を以下に示してみたいと思います。
    
まず、
0.5ミリ以上の雨が降った日数は
12年が19日
11年が17日
10年が20日
09年が10日でした。
    
また、パラッとも雨がしない
0.5ミリ未満の雨も観測しなかった日数は
12年が5日
11年が5日
10年が7日
09年が12日となっています。
    
09年を最後に、
雨の降る日数が増えているのが
分かるデータでしょうか。
それだけ、洗濯日和が少ないと言うことです。
    
一方、日照時間は、
12年が159.6時間
11年が191.0時間
10年が224.6時間
09年が208.1時間で、
10年は日照時間が多かったのに、
雨の降った日も多かった年で、
今年よりもより南国の島の雰囲気が
強かったかもしれません。
    
これは、太平洋高気圧自体は
西までしっかり張り出していたものの、
北に偏っていたためです。
一方、去年や今年は、
太平洋高気圧が北に偏っていて、
さらに西への張り出しが弱い8月でした。
    
ここ数年では、2009年
最後の安定した夏晴れの多い夏だったのです。
平均した太平洋高気圧の比較を
画像欄に載せましたので、
参考までに比べてみて下さい。
    
2010年代に入って続いているこの傾向が
一過性のものならば良いのですが、
今後も頻繁に現れるようだと
温暖化の影響をより疑いたくなると思います。
    
    
さて、きょうは
安定した夏モードになりやすい
2009年のような
太平洋高気圧が南に張り出した形です。
    
上空の気圧の谷で
雲がかかった時間もありますが、
夕立雲も含めて
雨雲がかかったのはごく一部に留まっています。
    
地上の高気圧中心も、
きのうのOAで解説したように
本州の南に出来ていて、
高気圧の影響が強まりました。
    
朝は秋が感じられるくらいに
涼しくなったものの、
夏側の高気圧に覆われていますので、
昼間は蒸し暑くなっています。
    
あすの午前中までは、
この高気圧中心が近くて
影響の強い状態が続きそうです。
    
ただ、大陸にある秋側の空気が
秋雨前線を押して
徐々に前線が南下して来るため
あすの午後は
きょうより湿った空気の影響を受けやすく、
午後はきょうよりも
雨雲が発生、発達しやすい環境
になります。
    
午前を中心に晴れる所も多そうですが、
午後は山沿いを中心に
平野分も含めて
急な雨や雷雨にご注意下さい。
    
この前線が近い状態が
週末にかけても続く予想になってきました。
このため、
週間予報で雨マークが増えています。
    
九州付近は、週末に駆けて
秋の空気と夏の空気が
せめぎ合う場になってきそうです。
    
前線が完全に九州より南に下がれば
秋の空気になって安定しますが、
今のところ、
週末まではその気配がありません。
    
きょうは朝と昼の
体感的な秋と夏のせめぎ合いでしたが、
これからはだんだん
空気自体のせめぎ合いが多くなってきます。
    
    
秋と夏の
小さいせめぎ合いがあったこの前の週末、
佐土原では
キレイな虹色の雲が見えたようです。
    
視聴者の方が
「水平の虹が見えた」と
MRTに写真をメールして下さっていました。
ありがとうございます!
    
画像欄に載せましたが、
これは虹では無く
環水平アークと呼ばれるものでしょう。
    
日暈と同じで太陽の光が
雲の中で屈折する際に分光して見えます。
    
太陽とのなす角が46度の位置で
太陽の真下に出来ると決まっているため、
昼など太陽が高い所にないと出ません。
また、太陽が低い冬の間は
観ることが出来ない現象です。
    
日暈よりは見える頻度が少ないため
貴重なものをご覧になったと思います!
    
なお、虹の場合は、
必ず太陽と反対方向の空
に出来ます。
太陽と反対方向の雨のカーテンなどで
光が反射する際に分光して
虹色になって見えるのが虹です。
    
太陽と同じ方向に見える虹色の光は
虹ではありませんので、
虹かそうでないかの見分け方は
これだけ覚えておけば大丈夫です。
    
    
また、みなさまも、
珍しいものが見えましたら、
ぜひ写真を見せて下さい!
    
ヨロシクお願いします♪








120904_1

夏の天候
(気象庁HPより)











120904_2

09年と12年、
太平洋高気圧の比較
(気象庁発表資料より作成)

高気圧の軸が
県内の南にある場合は、
東からの
湿った空気の流れ込みが
弱くなります。











120904_3

環水平アーク

視聴者提供
日曜日のお昼頃に
佐土原で西の空に
見えたと言うことです。

ラッキーなものを
観られたので、
良いことがあると
良いですね♪

このお天気日記には
2年ぶり3度目の登場です。


夏側です

ノダっち

12年9月3日(月) 17:04

天気の話なノダ


金曜日の夜の津波注意報に、
防災の日の前だったり、
大きな被害想定が出た直後だったりと、
またまた
驚かれた方も多かったでしょうか。
    
結局、当初発表よりも
地震の規模が小さかったこともあり、
震源周辺でも大きな津波が観測されず、
宮崎への到着予想前に
注意報が解除されました。
   
   
そもそも、
津波注意報の最大50センチの津波って、
ど~なの?どのくらい注意したらいいの?
って方も多いでしょう。
   
津波注意報が出される
50センチの津波の場合は、
基本的に、
海に入らなければ大きな影響はありません。

   
ただ、
普段の波の50センチとは意味が違い、
津波の場合は潮の流れのようなもので
海の底から全体が動いていますし、
数秒に一度の風波と違って
波長が長いために
ドンドン海水が押しよしてきます。
   
ですから、たとえ50センチでも
海の中は、浅瀬でも立っていられないくらい
大きな流れが発生している可能性があって
流されやすくなってしまいますので、
絶対に海に入ってはいけません。
   
気象庁によりますと、
津波の高さが20センチを超えると、
海水の速さが毎秒30センチより
速くなるといういくつかの調査結果があり、
これは、一般的に
海水浴場で安全とされる基準よりも速いため
20センチを超える津波が予想される場合に、
津波注意報を発表していると言うことです。
   
また、その時に海に入っていなくても
津波の襲来によって
海に入ってしまうような状況になる場合には
注意が必要
です。
   
たとえば、波打ち際にいることも
絶対にしてはいけません。

津波によって、波が押し寄せると
砂浜でもいつもより高い所まで波が来て
そのまま海に引き込まれる可能性があります。
   
ですから、
河口や海岸から離れるように、
という呼びかけが
一般的に行われているはずです。
   
また、春秋の大潮の満潮時に
浸水が発生するような岸壁では
50センチの津波で
満潮時に浸水が起きるかも
しれません。
その場合は、波が引く時に
海に引き込まれる可能性がありますので、
その様な場所にいるのは危険です。
   
逆に干潮時の岸壁でしたら、
注意報レベルの津波で岸壁を越えて
浸水が発生することは
ほとんどないでしょう。
(その様な岸壁は
普段から浸水しているはずです。)
   
今回は、第一波の到達予想時間帯は
干潮時間帯でした。
もし、
津波注意報が朝まで解除されなかったら、
秋の大潮での満潮になりましたので、
岸壁の低い所で要注意だったでしょう。
   
注意報が出ている場合、
その情報が今後どのように推移するかも、
注意深く情報を集める必要があり
ます。
今回の様に観測されずに解除される場合と、
逆に警報に格上げされる可能性がある場合も
無いとは限らないからです。
   
   
ノダは、津波注意報が出た時、
津波には絶対安全な市内の屋上ビアガーデンで、
ブルームーンを見ながら
100キロリレーマラソンの
打ち上げをしていました。
   
ただ、このブルームーンも
だんだん雲に隠れていって
遅い時間に夜空を見上げた方は
観られなかったかもしれませんね。
   
それでも、
土曜日こそ不安定に・・・といいつつ、
土曜日も昼間までは
ほとんど秋側の空気
でした。
ですから昼間ににわか雨が起きたのは
ごく一部で、
午前を中心に広い範囲で
晴れ間があったと思います。
   
ただ、土曜日の夜以降は
徐々に夏側の空気
が入ってきて、
北部平野部を中心に雨雲がかかった他、
日曜日は、平野部を中心に
所々に雨雲が流れ込んで
この夏何度もあった
晴れたり所々で通り雨が来たりする
不安定な天気になってきました。
   
きょうもそのまま夏側の空気の中です。
雲の間で晴れ間が覗きながら、
昼前から所々に雨雲が出来てきて、
地面付近の気温が上がった午後になって
上空にある寒気の影響も手伝って
局地的にかなり雨雲が発達しています。
   
今夜、気温が下がってくると
雨雲は発達しにくくなるでしょう。
   
あすは、
太平洋高気圧の影響が強まりそうです。
特に、大気の下層では
弱いながらも高気圧の中心が
四国沖に出来る予想になっているため
県内で雨雲が発達しにくくなるでしょう。
   
朝は
しっかりと25度を下回るようになり、
だいぶ
秋が感じられるようになったものの、
あす日中は日差しが多く、
残暑が厳しく
なります。
夏側の空気で湿度も高いため
しっかりと熱中症対策が必要です。
   
気温が上がるため、
山沿いを中心に、一部での
夕立の可能性は出てきます。
   
洗濯物は昼頃までの日差しで
早く乾く所も多いでしょう。
乾いたものから早めに取り込むようにして、
念のため、
急激な夕立雲の発生にはお気をつけ下さい。
   
あさっても、所々での夕立程度で
比較的日差しの多い一日になりそうですが、
木曜日以降は
また不安定さが強まってくる予想です。
   
週末は雨マークが付いています。
今後の新しい予報もご確認下さい。








120903_1

きょう午後3時雨の
MRTから南西の空

真っ黒い雲があり、
ゴロゴロと
雷鳴も聞こえていました











120903_2

土曜日は、
仕事の仲間達で
ワイワイ
この夏最後のBBQ

そして、
この夏最後の線香花火。

満月を少し過ぎた
十五夜お月さんも
見えていました。

なお、次の十五夜は
今月末で、
旧暦8月15日、
中秋の名月になります。











120903_3

金曜日のブルームーン

OA中には
お天気カメラでの
満月の映像を
見ていただけたと思いますが、
ギリギリ中継場所から
見えませんでした。

OA後に
歩道に出てみたら、
交番の向こうの
木の上に
顔を出してきていました。


オレを忘れるな!

ノダっち

12年8月31日(金) 17:16

天気の話なノダ


忘れない事が大切、
なんて書きながら、
一言も触れなかったことが
気に障ったでしょうか?
     
きのうの日記を送信して、
夕方のニュースの準備をしていると
17時半に
気象台から新燃岳の火山情報が
突然発表されました。
    
オレを忘れるな!
とでも言わんばかりのタイミングで^o^;
    
内容は、午後2時過ぎから
振幅の大きな火山性地震が増えた、
特に16時台には
1時間で7回も発生
したというものでした。
    
結局昨日一日で17回発生していて、
一日で10回を超えたのは
5月12日の16回以来
です。
    
ここのところ、
1日0回か1回、
多くても2回だったので、
急激な増加で
少し緊張感が高まりました。
    
ただ、傾斜計に変化もなく、
火山性微動も発生していなくて、
午後5時以降は
火山性地震も少なくなって、
落ち着いています。

    
きょうの火山性地震は、
午後3時までで1回でした。
    
ただ、この山も
まだ終わっていないのは確かです。
    
こうして時々、
地下で何かが動くというのは
まだまだ続くのでしょう。
マグマが地下に戻っていくことによる
火山性地震だと良いなぁと思いつつ、
情報には引き続き注目です。
    
MRTニュースNextの天気コーナーでは、
新燃岳の風を毎日お伝えしていますし、
その際に、火山性地震の状態についても
毎日、付け加えています。

ぜひ、ご確認下さい。
    
    
そんな、新燃岳のライブカメラは
きのうは雲がかかって見えなかったのですが、
きょうは朝からよく見えました。
    
水蒸気の噴気も
火口縁を越えないレベルの弱さで、
とっても静かな様子を
午後にかけてもずっと見せてくれています。
    
それはいいのですが・・・・
    
おや!?
    
^o^;
    
きのうの予想だと、
こんなに山が
キレイに見えるはずがなかったのです。
    
朝の段階で、
天気は上方修正して
お伝えすることになりました。
    
台風14号から南にぶら下がっていた
湿った空気の帯が
予想よりも早く朝の内には
東に抜けていた
ものと思われます。
つまり、きょうは、
台風からぶら下がっていた
湿った空気の西にあった
どちらかというと乾燥した
秋側の空気に包まれて
いました。
    
しかも、上空の風も弱くて
南にある湿った空気を
県内に流れ込ませるのも
弱くなったのでしょう。
    
晴れ間はあるとお伝えしていましたが、
まったく雨雲が出来ないほど
しっかり晴れるとは予想外でした。
    
きのうの情報で、
心配しながら
洗濯を干された方や、
干すのを我慢された方には
申し訳なかったですm( _ _ )m
    
なお、今夜は今月2回目の満月も
キレイに見えて
月夜になる所が多いでしょう。
    
普通、満月は一ヶ月に一回ですが、
おおむね数年に一度の割合で
一月に2度の満月になることがあり、
特別にブルームーン
呼ばれることもあります。
(once in a blue moonという
「珍しい」という意味の英熟語もありますが、
国立天文台によると、一昔前に、
とある海外の雑誌での誤解から
この言い方が広まったとの説もあるようです。
天文学で定義された言葉ではありません。)
    
別にいつもと見かけが変わるわけでもなく、
青い月になるわけでもなく、
見た目はなんてことはない普通の満月です。
    
ただ、中秋の名月のように、
ブルームーンだ!と
ちょっと特別な気分で見てみると、
少し違った満月にも
見えるかもしれませんね^o^
    
    
あすには
不安定な天気が戻ってきそう
です。
    
地上付近が
夏側の湿った空気に戻るとの
関東の南に進んでくる上層寒冷渦による
寒気が九州上空にも
流れ込む予想になっています。
    
午前を中心に晴れ間もあるでしょうが、
午後は所々で
にわか雨や雷雨となりそうです。
    
あすこそは、晴れていても
急な天気の変化に注意が必要
になります。
    
この傾向は、日曜日も続きそうです。
予報に晴れマークが無くても
山沿いを中心に、雨と雨の間で
晴れ間が出る傾向もある資料になっています。
    
週末、レジャーをされる方は、
晴れていても、
念のための雨対策をしておきましょう。
    
また、
中小河川の急な増水などにもご注意下さい。
もちろん、急激に雨雲が発達すると
雷や突風を伴うこともありますので、
事前に安全な場所を確認しておくことも大切です。
    
    
週間予報を見ると、
来週も
どうも安定しない天気が見えるのですが、
上空は太平洋高気圧が覆ってきそうです。
    
来週前半を中心に
比較的夏っぽい空になるのではないかな、
とも思っています。
その分、残暑も続くでしょう。
9月になりますが、
引き続き、熱中症、夏バテなど体調管理や
食中毒予防にもお気をつけ下さい。








120831_1

けさの新燃岳
(気象庁HPの火山カメラより)

静かです。











120831_2

午後3時頃の
MRTから北西の空

晴れていますが、
夏の空ではないですね。
一時的に
秋の空気が入ったと
思われます。












120831_3

きのうの夕方OA直前の
夕焼け

9月を前に、
少しずつ
日暮れが早くなってきています。


”忘れない”ということ

ノダっち

12年8月30日(木) 17:17

天気の話なノダ


南海トラフによる
巨大地震の被害想定、
きのう発表された数字に
驚きや戸惑いを感じている方も
いらっしゃるでしょうか。
     
行政にしか出来ないことと別に、
私たち個人個人がすぐに出来るのは、
もしもの時に、
自分たちの身を守るためにはどうすればいいか、
をしっかりと考えること、
家族や周りの人と意識を共有して
シミュレーションをしておくこと
で、
それはとても単純ですが、
大切なことです。
    
そして、
「忘れない」と言うことでしょう。
    
今回想定された
南海トラフ巨大地震とは、
以前の言い方では
東海・東南海・南海連動型+日向灘
ということになると思います。
このタイプの巨大地震の発生は、
おそらく何千年に一度とか
何万年に一度という頻度でしょう。
    
もちろん、
東日本大震災を引き起こした
東北地方太平洋沖地震が突然だったように、
それが明日かもしれないし、
何万年後かもしれないし、
それはわかりません。
    
私たちが生きている内には
起きない可能性も高いのでしょう。
    
それでも、今、
東日本大震災よいう災厄をきっかけに
こうした想定が考え出されたということは
大変意味が大きいことだと思います。
    
起きるか起きないか分からなくても、
起きる可能性がある以上、
想定しておかないといけないですね。
    
せっかく想定されたこのことを
忘れないのはもちろんですが、
この最大クラスの前には
何度もそれを下回るものがある
だろうことも
忘れてはいけないでしょう。
    
何度、
想定を下回る地震や津波しかなくても、
最悪の地震が起きた場合には
今回想定された事態があるということを
肝に銘じて、
油断しないようにしないといけません。
    
たとえ
私たちが生きている間に発生しなくても、
将来的に、私たちが住んでいる場所では
こういうことが起きる可能性もあることを
東日本大震災の事例と共に
しっかりと
後生に語り継ぐと言うことも大切ではないかな、
と思っています。
    
それで、何万年経っても起きなければ、
その時は未来の人に笑ってもらいましょう。
起きないに越したことはないのですから。
    
    
ちなみに、
津波の高さ10何mという報道を見ると、
映画インディペンデンスデイのような
ビルのような波の壁が迫ってくると思われる方も
もしかするといらっしゃるかもしれませんが、
陸地に上がって
遡っていく高さを言っている場合が多いです。
    
東日本大震災を教訓に勉強された方は
勘違いがないと思いますが、
念のため書いておきます。
    
また、津波による浸水は、
満潮時なのか干潮時なのかで大きく違いますし、
大雨で河川が増水してるところを
津波が遡上すれば、
浸水も広がりやすくなったりします。
    
また、今後、
もし温暖化が進んで海面上昇が続けば、
それだけ、将来的に
より浸水しやすい状況もうまれる
でしょう。
    
今後の科学技術の進歩や
温暖化の状況によって
予測も変わってくる可能性がありますし、
もうひとつ、大事なのは、
自然は人間の想像を
簡単に上回る
と言うことも忘れてはいけません。

    
    
なお、発表された詳しい資料は、
「内閣府防災情報のページ」で
公表されていて誰でも見ることができます。
ただ、この関連資料を置いてあるページが
昨夜から断続的に繋がりにくです。
    
日本の中枢のホームページのサーバーが
簡単にダウンしているようでは、
日本の危機管理能力は大丈夫なの?
と改めて不安になります。。。。
    
    
災害に関しては、
「忘れない」ということが
こんな大地震の災害に関わらず、
より日常的な気象災害でも大切です。
    
自分の住んでいる所では、
どんな雨の降り方をしたら、
崖、川、道などなど
どこが危なくなのかは
把握しておきましょう。
    
そして、その時にどうすればいいのか、
考えて想定しておいて、
頭に入れておくだけでも、
いざという時にずいぶんと違うはずです。
    
ちょうど明日は、
二百十日という暦にあたります。
立春から数えて二百十日目で、
日本の多くの地域で稲の開花時期と
台風などの災害が起きやすくなってくる時期が
重なるために、
注意喚起の意味で暦に記されたようです。
これらの暦というもは、
昔の人たちの
「忘れない」ための知恵
ではないかな、
と思っています。
    
また、あさっては
関東大震災が起きたことから制定された
防災の日ですね。
    
本格的な台風シーズンを前に、
これを機会に
今一度身の回りの防災点検を
してみて下さい。
    
    
さて、きょうの県内は、
ここ数日の防災モードから
一息つけた状態になっています。
    
予想通りに洗濯物がよく乾いた所が
多かったでしょう。
    
平野部にはほんの一部を除いて
ほとんど雨雲も流れ込んでいません。
このため、宮崎市は
最高気温が33.7度まで上がって
厳しい残暑がぶり返しています。
    
一方、南部山沿いでは
他の地域に比べると雲が多めでした。
    
    
あすは、
東から張り出していた高気圧が弱まって
きょうは西にずれていた湿った空気の通り道が
再び東にズレて県内が通り道になりそうです。
    
午前を中心に所々で晴れ間もありそうですが、
雲の出やすい状況になって、
午後はきょうよりも
雨雲が広範囲に発生しやすくなりそう
です。
県南では
朝から雨雲のかかる所もあるかもしれません。
    
午前中に晴れ間が出た所も、
午後は急な天気変化に要注意になってきます。
落雷や急な増水などにも気をつけましょう。
    
    
あさっては、県内に
東風が吹き込みやすい状態になります。
ということで、不安定です。
    
ただ、日本の東から
日本の南に進んで来そうな
上空の寒冷渦は、
九州までは近づかない予想になってきました。
    
いずれにしても、
ここ数日、OAでも言っていますように、
週末以降の予報は、
今の予報を信じすぎないようにして、
新しい予報や見解の確認を
お願いしますm( _ _ )m








120830

きょうお昼前の
MRT屋上から
鰐塚山方面の眺め。

久しぶりに、
屋上に上がって
写真を撮りたくなる
そんな青空でした♪


 

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