気象予報士の日

ノダっち

12年8月28日(火) 17:00


って、知ってました?
 
ノダは、実は知りませんでした^o^;
って書いて、この日記を見直したら、
2009年の日記で書いてて、
この日、ムーキンに言われてはじめて知ったようです。
そして、また忘れてました^o^;アセ
 
第一回の気象予報士試験が行われた日で
気象予報士の日と言うことだそうです。
 
だからといって、
父の日のように
お祝いがあるわけでも無いですが^o^;
午前中のMRTラジオバリッと朝の中で、
アッパレ出演の合間に
スクーピーの川越チャンがノダを
インタビューしてくれました♪
 
予報士になるきっかけや
予報士としての目標の話などを
聞いていただきましたが、
初心を思い出す
きっかけにもなったかもしれません。
 
気象予報士として最大の目標は
予報をキッチリ当てるのももちろんですが、
その先にあるのは、
災害犠牲者ゼロの世の中です。
防災時にいかに被害が小さくできるか、
ということには
常に頭を悩ませています。
 

きのうからきょうにかけての
雨の降り方は、
昨日も書いたとおり、
局地的に危険な状態です。
 
きちんと、
危機感が伝えられていたでしょうか。
 
きょうは
昨日と違って
台風が北上したために
早い時間から
雲の流れる向きが
南→北向きになりました。
 
このため、昨日のように
沿岸から
少し内陸に入った地域だけではなく、
南北部連なる雨雲が流れ込んだ所で
強い雨が続きやすくなっています。
 
午後には、アメダスで
時間雨量30ミリを超える雨も
北部の所々で観測した他、
県の雨量計では、
時間60ミリ以上の雨も記録しました。
 
昨日までの雨にこの雨が加わったため
土壌雨量指数は高い状態で
局地的に
土砂災害の危険度が高くなっています。
延岡市には、
土砂災害警戒情報も出されました。
(最新の警報はここ(気象庁HP)で確認を!)
 
土曜日夜からきょう午後3時までの
総雨量は、神門で488ミリ、
日之影で310.5ミリに等に達し、
これに、
先週の断続的な雨も合わせて、
局地的には700ミリ以上の雨
降ったのと同じような
地盤の緩さになっています。
 
きのうの予想よりも
午後も雨雲がかかりやすくて、
影響が長引きました。
南西の風に変わってきて
雨雲が弱まるだろうという予想でしたが、
南西と言うよりはほぼ南風で
東シナ海から
朝鮮半島に進んだ台風の事例として
今後の知見に行かしたいと思います。
 
 
あすには、九州上空の上層で
太平洋高気圧が強まって来ますが、
下層ではまだ高気圧の縁という状態で、
南から
湿った空気が流れ込みやすくなりそう
です。
 
きのうの予想では、
もう少し回復するイメージでしたが、
下方修正します。
 
上空で高気圧が強まる分、
きょうほど発達しにくいかもしれませんが、
雲はかかりやすく
日差しは覗く程度で
所どこに雨雲がかかって
不安定な状況は続くでしょう。
 
北部を中心に雲の間から日が差しても、
油断出来ない空で
急な強い雨にはお気をつけ下さい。
 
南からの風で
南部の山でまず雨雲が出来るため、
どちらかというと
あすは南部の方が
分厚い雲が多いかもしれません。
  
 
一方、台湾付近でウロウロしていた
台風14号は、
きょう先島諸島を通過して、
東シナ海を北上する予想になりました。
 
しかも、15号の後を追うように
あさってにかけて
朝鮮半島付近に進みそうです。
 
14号は
15号に比べるとコンパクトなので、
同じ辺りを北上しても
15号ほどの影響はありません。
ただ、太平洋高気圧が弱いと、
若干、周辺の
湿った空気の影響を受けるかもしれません。
 
今のところ、あさってには
下層でも県内が高気圧の影響下に入り、
雨雲は
あすよりさらに発達しにくくなりそうです。
晴れ間も多くなるでしょう。
 
また、あすの資料で
最新情報をお伝えしますので、
ご確認下さい。
 
 
なお、週末から来週にかけては、
日本の南海上を
また寒冷渦が東から西に進んで来そうです。
 
この影響が出ると
またまた不安定になるかもしれません。
 
金曜日にお伝えした
「高温に関する早期警戒情報」も、
きょう「なし」と発表
され、
解除されました。
 
ただ、寒冷渦の動きは
ハッキリしな予想もありますので、
このあたりも、
今後の資料で検討していきます。
 
きょうの段階では、
晴れマークが並んでいる週間予報の
日曜日以降の部分に関して
信じ込みすぎないように
してください、
気をつけておきましょう、
とお伝えしておきます。
 
 
おそらく、予報が変わる可能性が高い時に
変わるかもしれないとお伝えしている
希な気象予報士と自負している
ノダでした^o^;
 
 








120828_1

午後2時10分の
レーダー画像。
(気象庁HPより)

太平洋高気圧の縁辺流と
台風に向かう
湿った空気が合流して
ライン上の雨雲が
発達しました。

ライン自体は
徐々に東に移動しています。










120828_2

午後4時の
土壌雨量指数

かなり地盤が緩んでいる
ピンク色の所が出ています。










120828_3

スク-ピーリポートの
本番直前、
インタビューを
受けている風な一枚。


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