ノダっち

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不安定な空の光

ノダっち

23年8月28日(月) 18:00

天気の話なノダ

週末から、
晴れ間が増えてきた一方で、
にわか雨もあって、
不安定な天気が続いていますが、
この不安定な天気だからこその
光の芸術も見られましたね。
 
土曜日は、
午後に一ッ葉に出かけたら、
午後3時半ごろ、
海の方に、かなり低くて
平べったい虹が見られました。
 
虹は、観測者と太陽との
角度が約40度と決まっていますので、
太陽が高い所にあると
低くて平べったい虹になり、
太陽が低くなると
大きな輪っかの虹になります。
 
一方、
午後6時半から7時ごろには
西の空に
くっきりとした
入道雲の影が見えたようです。
薄明光線ですね。
 
こんな空が
今週は見えやすいでしょう。
 
 
きょうも、朝から広く晴れていますが、
にわか雨もありました。
 
良く晴れていたので、
H2Aロケットの打ち上げも見えるかな、
と期待していたのですが、
60分前のカウントダウンが始まった後で、
上空の風がつよいとのことで、
延期が発表されています。
 
また、時期が決まり次第お伝えしますが、
今週の中では、きょうが
天候的に一番安定してそうだったので
この先、いつになるのか注目です。
 
昼のロケット打ち上げは残念でしたが、
今夜、宮崎市上空、
スターリンクトレイン
見える可能性があるようです。
 
まだ明るさが少し残る空なので、
見えにくいかもしれませんが、
頭の真上辺りの
けっこう高い所で2.5等くらいの予報なので
宮崎市街地でも
見える可能性は十分にあると思います。
 
低い空では暗いので、
19時10分前後に
頭の真上を見上げて
探してみるとよいかもしれません。
 
 
あすも、引き続き
高気圧の周辺部で広く晴れやすいですが、
きょうよりも
湿った空気や雲が増えそうな予想で、
にわか雨がもう少し起きやすいでしょう。
 
急な強い雨や
落雷、突風の発生にご注意ください。
 
晴れ間があっても油断できない空です。
 
 
あさってから金曜日あたりは、
木曜日を中心に
さらに湿った空気の流れ込みが強まって、
さらに雨が増えるでしょう。
 
ただ、やはり、このパターンは
晴れ間もあるだろうとも思います。
 
この雨雲が増える要因の一つは、
きょう発生した台風11号です。
 
台風の北をまわって
熱帯から北上する空気が
あさって以降、入ってきます。
 
台風の直接の影響ではなく、
太平洋高気圧の周辺部を流れる空気、
という風にも考えられるので微妙です。
 
ただ、海にはウネリも出るでしょう。
 
海のレジャーは要注意です。
 
 
なお、11号は、
先週から注目していた
9号と10号の間にあった雲で、
週末の間に熱低になり、
きょう台風に格上げとなりました。
 
上空の太平洋高気圧が
張り出してくる予想になりましたので
その南を
西寄りに進む予想になっています。
 
この先も、
この高気圧の予想が変わったりしないか、
念のため、最新の予報も
今後も確認しましょう。
(6号のようなことは
 なかなかないとは思いますが、
 まだ秋台風というよりは
 夏台風の様相の方が強いですので)
 
 
土日になると、
いったん、台風の影響も
湿った空気の影響も
弱まるタイミングになる予想で、
(ちょうど高気圧部分になるか?)
晴れそうな予想になりました。
 
ただし、台風の進路や
湿った空気の状況、
高気圧の張り出し具合によっては
まだ変わるかもしれません。
 
さらに、
台風11号になりきらなかった雲
(先週も書いたモンスーントラフの雲)が
南海上にまだたくさんありますので
今後も
それらの雲の動向にも注目しておきましょう。
230828_1
土曜日の午後3時半ごろ
サンビーチ一ッ葉で見えた
低い虹

下は約10分後

上よりも少し
太陽が下がったため
虹が
丸くなっています。

(色調補正をしましたが、
写真が見えにくかったです)
230828_2
宮崎市の「りさママ」さんが
投稿してくださった
土曜日の午後7時ごろに見えた
薄明光線

薄い雲に
影がきれいに投影されて
くっきりとした影が
見えています
230828_3
けさの青空

この空なら、
H2Aの打ち上げも
見えた可能性が
十分にありました

南のあの雲はまだまとまり無し

ノダっち

23年8月25日(金) 17:10

天気の話なノダ

台風9号につづいて、
予想通りに
グアムの東の雲が
台風10号になっています。
 
一方、その間の雲は
今日時点でもまだ
熱低としての解析がされていません。
 
きのうよりはそれっぽい形が
少し崩れていますが、
相変わらずしっかりと
雲が存在していて、
各国の資料がこの雲のあたりから
熱低が出来てきそうな予想をしています。
 
そもそも、
フィリピンの東から
マリアナ諸島付近にかけては
北東からの貿易風と
南シナ海方向からの
南西モンスーンがぶつかって
モンスーントラフと呼ばれる
(トラフは日本語では気圧の谷)
雲の出来やすい場所が形成されやすく、
今年の夏は
この傾向が強まっている影響で
先月から
ポコポコと熱低が出来ているようです。
 
さらに6号が変な動きをしたのも
このモンスーントラフの仕業もありました。
 
さて、そんな
トラフによってできている
この中間の雲ですが、
10号を追いかけれる形で
早めに北上してくれれば
太平洋高気圧が強まる前で
日本の東に行ってくれたんでしょうが、
来週になってくると
太平洋高気圧が本州付近に
再び張り出してきそうな予想です。
 
その後、来週の後半は
再び高気圧が弱まりそうな予想ですが、
台風が高気圧を強めることもありますので、
渦がまとまって北上する
タイミングが悪いと
高気圧の南を西に動いてしまいます。
 
一方、9月になってくるので
夏の太平洋高気圧の息切れが早ければ、
東に行ってくれるかもしれません。
 
現状では、
まだ熱低にもなっていませんので
どちらになるか、考えるのは難しいです。
 
来週月曜日くらいには
熱低の姿もしっかりと
見えてくるでしょうから、
是非ともご確認下さい。
 
 
一方、きょうの県内付近も
午前中、なかなかに
緊張感が走るような雲が
日向灘に出来ていました。
 
ただ、
特に大きな動きが無く、
その場で発達して衰弱していったので
沿岸の一部にはかかったくらいで
大雨にはならずに済んでいます。
 
また、
午後は山沿いの県境付近を中心に
発達した雨雲が出来ました。
 
いずれも、予想したほどに
広範囲には広がらなかった印象です。
 
 
あすも安定しきらないでしょう。
 
湿った空気が残って
午前は平野部を中心に、
午後は山沿いを中心に、
所々で雨が降りそうです。
 
急な強い雨や落雷の発生にご注意ください。
 
激しく降ってきたときは
キキクルの確認もお願いします。
 
晴れ間が見えても、
油断できない状態が続くでしょう。
 
さらに、日曜日も、
今日の資料だと
安定しきらないように見えます。
 
あすよりもさらに雨雲は減ってきて
晴れ間も出る可能性が十分ですが、
にわか雨も所々であるでしょう。
 
晴れ間もありそうなので、
熱中症にも注意が必要です。
とくに、
レジャーをされる際は、
忘れずにこまめに水分補給をするように
声を掛け合いましょう。
 
きのう27日(日)に延期された
H2Aロケット打ち上げは、
28日に再延期だそうです。
 
休みなので
串間辺りまで観に行こうかな
なんて思っていたので残念・・・

今日現在の打ち上げ予定日時は
8月28日(月)の午前9時26分22秒
となっています。
 
月曜日はしっかり晴れそうですが、
なかなか
安定しきるまで行くかどうか・・・
 
打ち上げ予定については
JAXAのホームページやSNSなどで
最新情報をご確認下さい。
 
 
水曜日くらいからは
湿った空気と高気圧のせめぎあいです。
 
さらに週の後半になると、
南の熱帯低気圧の動き次第
また変わってくるでしょう。
 
月曜日にお伝えする予報の確認を
ぜひともお願いします。
230825_1
朝の宮崎市
230825_2
15時の衛星画像

安定しない夏がゆく

ノダっち

23年8月24日(木) 16:44

天気の話なノダ

おととい、きのうと少し書いた
南海上の熱低は、
あすにかけて2つほど
台風になりそう、
と気象庁から発表が出てきました。

さらに、この二つの間の雲についても
気になる動きを予想している資料もあり、
今後の注目点です。

※と書いていたら、
 午後3時でフィリピンの東の雲が
 台風9号になりました。

本州付近に
張り出してくる太平洋高気圧の強弱などで
動きが変わってくるでしょう。


一方、きょうの県内は
上空の気圧の谷や
下層の高気圧周辺の
暖かく湿った空気の流れ込み、
さらに、九州南東海上を中心とする
高層の寒冷渦の影響で
大気の状態が不安定でした。

午前を中心に晴れましたが、
午後は、山沿いを中心に
発達した雨雲がかかった所もあります。


あすは、
きょう九州の西に発達した
雨雲の列を作っていた気圧の谷が
あすの午後にかけて
九州付近に進んできそうです。

それに伴って
下層での暖かく湿った空気が
東からも流れ込んできそうで、
あすは、県内でも
午後の山沿いを中心に
発達した雨雲が出来る恐れあります。

あす午後にかけての
雨の降り方にご注意ください。

地面の雨が
抜けきらない状態も続いていますので、
激しく降ってきた時には
キキクルの確認もお願いします。

また、道路の冠水や
落雷、突風の発生にもご注意ください。

朝、晴れ間が見えても
忘れずに傘を準備して出かけましょう。


あさってから日曜日も不安定ですが、
晴れ間も増えてきそうです。

週末の屋外レジャーは
急な天気変化への備えをしましょう。

なお、
26日(土)に予定されていた
月着陸実証機を搭載した
H2Aロケットの打ち上げは、
天候の影響で
27日(日)午前9時30分15秒
延期と発表されています。

月曜日は広く晴れそうです。
一旦高気圧が張り出して
覆ってくる見込みになっています。

来週後半の天気は、
この高気圧の弱まり具合と
熱帯低気圧の動きで変わりそうです。

今後の予想に注目していきましょう。

なお、きょう発表された一か月予報は
2日以降の一週間が
平年より晴れる日が少ない予想になりました。

高校の体育祭などもある時期ですし、
南からの雲の動向とともに
気をもむ来週の予報になってきそうです。

230824_1
朝の宮崎市の南の空
230824_2
昼の衛星可視画像

画像の正午現在では
熱低だったフィリピン北東の雲は
午後3時で台風になりました。

 

確かに熱帯からの空気が入ってます

ノダっち

23年8月23日(水) 17:20

天気の話なノダ

それにしても、
昨夜は蒸し暑かったです。
 
一昨日の夜よりも蒸し暑さが強く、
やはり、熱低崩れの低圧部が
熱帯から持ち込んできた
雨雲の素の存在を感じました。


昨夜遅くからは

東から発達した雨雲が流れ込んで
今日の明け方にかけて
各地で
激しい雨や非常に激しい雨が降って
警報級になった所もあります。
 
ただ、雨雲が動いていたので
一過性で過ぎていて、
朝には雨雲が県内をほぼ抜けて
晴れ間も出ていた宮崎市です。
 
深夜からけさにかけての
雨雲の傾向は
きのうの夕方の時点で
おおむね予想出来ていて、
予想の範囲内でした。
 
ただ、朝からの雨雲の抜け具合は
予想以上だったかと思います。
 
このあたりは、
熱低が不明瞭になっていったことで
予想が難しい点でした。
 
ただ、
熱低から変わった低気圧は
きょう正午の時点では
日向灘北部辺りに
気象庁は解析していました。
 
きのうの午後の気象庁の予想では
朝までに不明瞭になるとして、
予想天気図から消えていたのですが、
解説でお伝えしたくらいの位置に
隠れずに生き残ったようです。
 
一方、衛星画像で見ると
四国の南を中心に
大きな雲の循環も見られて、
そもそもの熱低的なものも
まだ残っているのかもしれません。
 
いずれにしても、
これらの空気の北上によって
県内は昨夜から今日にかけて
雨が降っていることは確かです。
 
日中は
風向きが変わって
南から北上してきた雨雲が
再び流れ込んできています。
 
午後も
発達した雨雲がかかった所もありました。
 
 
一方、
きょうは札幌で36度台まで気温が上がるなど
宮崎よりも北日本の方が暑くなっています。
 
二十四節気のひとつで
暑さが収まってくるころとされる
処暑を迎えたのですが、
北日本は暦とは裏腹です。
 
一方、甲子園が
慶応高校の107年ぶりの優勝で
今年も終わりました。
 
すごい歴史ですね。
 
そして、
毎年、甲子園が終わると
夏が終わりそうな気配もしています。
 
ただ、この蒸し暑さは
まだ終わりそうにありません。
 
 
あすも
暖かく湿った空気が残るため不安定で、
午後を中心に
各地でにわか雨がありそうですが、
日中は晴れ間も広がるでしょう。
 
洗濯物を
日差しに当てるチャンスもありそうです。
 
ただ、やはり
干したままのお出かけは
お勧めできません。
 
不安定ですので、
にわか雨には
備えておいた方が良いでしょう。
 
いったん降ってくると
土砂降りになる可能性もありますし、
雷を伴う恐れもあります。
 
一方、
日差しもあって
厳しい蒸し暑くなりますので
熱中症にならないように
十分に警戒が必要です。
 
 
あさっては、
九州の北に前線的なものが
伸びてくるように見えます。
 
的と書いたのは
気象庁が予想天気図に
前線を書いていないためなのですが、
この前線的なものの南は
夏の暖かく湿った空気があるため、
やはり、あさってから週末も
大気の不安定な状態は
解消しそうにありません。

ただ、
東からの高気圧の張り出すし具合と
湿った空気の影響のどちらが勝つか
まだ読み切れないです。
 
予報のように所々で雨が降るものの、
晴れ間もあるパターンではないかな、
と思っています。

今日の資料だと
この前線の影響が月曜日から弱まって
一旦しっかり晴れそうです。
 
来週の後半に関しては、
いま、グアムの東のあたりに出来ている
熱低の動き次第で変わるでしょう。
 
気が抜けません。
230823
けさの宮崎市の青空

熱低ではなくなった!?

ノダっち

23年8月22日(火) 17:15

天気の話なノダ

緩やかな渦巻きで北上していた

熱帯低気圧ですが、
今日の日中になって、
その大きな渦が不明瞭になりました。
 
一方で、熱低と解析されていた
北側の雲の中に、
衛星可視画像で見ると
小さな渦巻きも確認できて、
よく分からない状況になっていた中、
気象庁は、きょう午前の実況天気図で
熱低ではなく
温帯低気圧に変化させています。
 
ただし、この低気圧は
熱帯性の性質をもった低気圧です。
 
とくに冷たい空気とのぶつかり合いもなく、
熱帯低気圧的な温帯低気圧でしょう。
 
何だかややこしいですね。
 
気象庁は、正式に採用していないのですが、
亜熱帯低気圧、というものも、
海外の気象機関では使われたりもしていて、
そういった類のものになるでしょうか。
 
先週金曜日に、東シナ海を北上して、
県内に、線状降水帯的な大雨をもたらした
あの低気圧も、その類のものです。
 
今回も、
特にこの低気圧の東側の地域ほど
雨が強まる恐れもあるでしょう。
 
※低気圧マークですが
 気象庁は温帯低気圧ではなくて、
 解説資料の中で「低圧部」
 という言い方をしています。
 つまり、温低ではなくて
 上記記載のような特殊な低気圧、
 ということでしょう。
 この種の低圧部は
 熱低が発生する前の段階で
 南海上にはよく存在していますので
 それと同類ということだと思われます。
 
一方、小さな渦巻きが
大隅半島付近を目指している
ようにも見えますので、
この渦巻きの北側になるとすると、
渦巻きの近くでは
県内に東からの風が吹き付ける所があって
局地的に雨雲が発達する恐れもあります。
 
暖かく湿った空気を持ち込む状況は、
熱低から温低マークになっても
変化はありませんので、
局地的な雨の強まりには
注意しておきたい状況が続きます。
 
雨が強まってきたときは、
直接的には道路の冠水や
落雷、突風の発生にご注意ください。
 
また、しばらく続くようなときは
土砂災害にも注意警戒が必要になる
可能性もありますので、
キキクルの確認を心がけましょう。
 
雨はあすの日中にかけてが
いったんのピークになって、
あすの夜には、止んできそうです。
 
 
あさっては
晴れ間が出る可能性も出てきましたが、
雨の予想もあり、
午後を中心に夕立的な雨のようにも見えます。
 
金曜日から土曜日は、
太平洋高気圧の強さと
湿った空気の影響次第で
また変わってくるでしょう。
 
あすの雨をやり過ごしてから
予想資料が
おそらく少し落ち着くと思いますので、
あすの資料でお伝えする予想を
またご確認下さい。
 
南海上には、熱低が
ポコポコと予想されていますので、
来週以降の予想は
その動きによってもまた変わりそうです。
 
全体的にはなかなか落ち着きません・・・
 

なお、あすは、
Checkが世界陸上中継のため
お休みとなりますが、
ノダは通常勤務予定ですので、
ラジオにて、最新の気象情報を
午前8時45分ごろと
午後4時ごろにお伝えします。
 
また、
ココの日記も更新して
最新情報をお伝えしますので、
またご確認下さい。
230822_1
昼過ぎの
MRTから西の空

意外と
午後にかけても
晴が残りました。

今夜の
伝統的七夕の夜空を見るのは
厳しいかもしれないと
思って前撮りしましたが、
このくらいの空でしたら
雲の隙間から
星空が楽しめる所も
あるかもしれないとも思っています
230822_2
正午の衛星画像
(Weather Modelsから
商用利用の同意を得て転載)

熱低だった雲の渦巻きは
だいぶばらけた感じに
なっていますが、
周辺に発達した雲が
たくさんできていて、
その熱低があった大きな
循環の北、
四国の南に、けさから
小さな渦巻きが出来ていました。

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