熱戦沸騰!

ノダっち

12年7月25日(水) 17:20


夏空100点満点の決勝戦でした。
    
   
2回表のスクイズを防いだ裏の宮工は、
先頭を四球で出すと、
そこからつなぎのバッティングで満塁として
押し出しで先取点を奪い取ります。
休憩十分でマウンドに上がっている
ウルスラの山口投手でしたが、
自分たちに来た流れを確実に物にした
宮工の勢いが勝ったシーンでした。
しかし、なおも満塁の場面で
宮工のいいあたりがセンター正面をつきます。
   
これは、まだ勝負はわからないな、
という打球でした。
   
すると、3回表には
押し出しを与えた投手の山口君が
自らヒットで出塁します。
得点につながらなかったものの、
流れを与えない!
という気持ちの強さも感じました。
   
4回裏に宮工が1点を追加すると、
すぐに5回表でウルスラが1点を返し
追いすがります。
   
きのう休めたウルスラのエース山口君に対して
勢いのある宮工打線という構図を
きのう書きましたが、
宮工はランナーを貯める場面が多かったものの、
山口くんが要所で踏ん張って
大量点にはなりませんでした。
   
一方、ウルスラも
毎回のように0アウトからランナーを出すものの、
連投の宮工・長友投手が
後続をうまく打ちとる流れのまま、
2ー1で試合後半に進みます。
   
6回裏、
宮工は下位打線でチャンスを作って、
プッシュバント気味の強めのバントをし
打球が転がるのを観てから
3塁ランナーがスタートを切る
セーフティースクイズで追加点を奪いました。
   
ここもランナーがたまりながら
最小失点の1点に抑えると、
その直後の7回表、
ウルスラ
再び0アウトでランナーを出し流れを引き寄せ、
代打の和田くんが同点の2ランホームラン!
   
一気に試合が振り出しに戻りました。
さらに、長友投手が
今大会初の四球を出すと、
このランナーを
タイムリーで返し一気に逆転です。
   
連投の長友くんも
疲れが出てきたところでしたでしょうか。
リリーフしたキャプテンの関くんが
後続を抑えて
再逆転にのぞみをつなげました。
   
逆転された直後に、
宮工は2アウトから
ヒットと振り逃げで13塁とすると、
ベスト8でチーム唯一の得点になる
ツーランホームランを打つなど
今大会のラッキーボーイ的な存在になっていた
2年生の野村くんが三遊間タイムリーで、
あっという間に同点で再び振り出しになりました。
   
宮工はこのまま流れをウルスラに渡さず、
8回裏、準決勝でホームランを打っている
2年生堂免くんがタイムリーを放ち
宮工が再逆転!!!
   
ウルスラの山口投手は、
前の回に受けた死球や
暑さによる疲れの影響もあったかもしれません。
それでも、最後まで投げさせた監督には
感謝しているのではないでしょうか。
   
9回表のウルスラの攻撃は三者凡退でしたが、
いい当たりが正面を突くなどしまして、
最後の最後まで
どっちが勝ってもおかしくない試合
でした。
   
   
宮工はノーシードでしたが、
十分な強さを持っていたと思います。
決勝の実況をした村山アナも、
大会前から「どこが行ってもおかしくない大会」と
言っていましたし、
宮工の機動力を使った野球にも
注目していたようです。
   
そんな脚を中心とした小技に加え
大きなのも打てる攻撃は
なかなか良いバランスになってきました。
そして、ラッキーボーイの存在も
トーナメントを勝つには重要です。
打たせてとる投手陣を
守りがもり立てて行ければ、
甲子園でも暴れる力を十分に持っていると思います。
   
   
熱い熱い戦いでした。
   
   
そんな熱い試合とともに、
気温も上がっています。
   
予想通り、
一昨日より昨日、
昨日より今日と
だんだん青空が濃くなりました。
   
太平洋高気圧が
県内で強まってきた
のです。
   
その分、午後も日差しが衰えず、
えびの市加久藤では、
35.3度まで上がって
今年の県内で初めての猛暑日になっています。
   
気温が上がった分、
上昇気流が出来ないか?と
レーダーを注目していますが、
高気圧によって抑えられているのでしょう、
きょうは入道雲も控えめです。
   
夕立の範囲も徐々に狭くなりました。
   
   
一方、昨日の夕方、
ニュースが終わった後で、
ちょっと大きな入道雲が見えました。
   
おや?っと思って
レーダーを観ても
県内に雨雲は見当たりません。
   
よく見ると、
桜島にエコーがありました。
   
その後、気象庁が
桜島南岳山頂火口からの噴火を発表したので、
どうやらあれは雲ではなくて、
噴煙柱だったようです。
   
そういえば、見覚えがある形でした。
   
大きく見えたのは、
夕日や昇ったばかりの月が大きく見えるのと同じ
錯覚が働いていたかもしれませんが、
宮崎市からアレだけ
はっきりと見えたくらいなので、
かなりの量の灰が
鹿児島市内には降ったでしょう。
   
南岳山頂火口の方が
普段、よく爆発的噴火をしている昭和火口よりも
火口が大きくて、
過去の噴火でも
大きな噴火になったことがあるようです。
   
風向きが変われば県内も他人事ではありません。
山頂火口から今後も続くのかどうか、
注意深く見守る必要があります。
   
   
あすも、引き続き、
高気圧に覆われて晴れそうです。
   
ただ、きょうよりも空気中の水蒸気が増えて
少し夕立が起きやすくなるかもしれません。
山沿いを中心に
午後は天気の急変に注意
です。
   
来週にかけても晴れる日が多いものの、
日によっては湿った空気の影響を受けるでしょう。
   
なお、今日発表された3ヶ月予報では、
九州南部を含めた西日本各地とも
来月は平年並みに晴れる予想になりました。
   
エルニーニョ現象の可能性もあるものの、
海洋の影響が大気に伝播するには
もう少し時間がかかるだろうということ、
それに、少し前に書いた
エルニーニョ時に
弱まるとされるフィリピン東で
活発な対流活動が予想されて
太平洋高気圧を強める効果があるかもと、
予想しているようです。
(エルニーニョの夏に関しては、
ココに書いています。)
   
   
予想通りに晴れる日が多くなって、
甲子園では雨にあまり邪魔されず
思いっきり戦って来て欲しいですね!








120725_1

お昼前の
MRTから西の空。

夏満点です!












120725_2

きのうの宮崎市から見えた
噴煙中。

宮崎市役所にある
MRTのお天気カメラより











120725_3

きょう午後4時までの
最高気温
(気象庁HPより)



投稿月