太平洋高気圧成長中

ノダっち

12年6月13日(水) 16:59


この日差しを使うことは出来ましたか?
 
 
山沿いは朝から晴れ間も多く、
平野部も
昼前から徐々に青空が出てきました。
 
ただ、日南海岸の南部は
北東風によって日向灘から流れ込む
雨雲の通り道になった所があって、
しつこく雨雲がかかった所もあるようです。
 
一方、日差しで暖められた空気で
山沿いで上昇気流ができて沸くかも
と思っていた雨雲は
午後3時現在、
熊本県内や鹿児島県内に限られています。
ただ、この後は
県内の山沿いでも発生するかもしれません。
 
 
これだけの昼間の日差しは
今日までになりそうです。
 
きのう発表の予報では
あす木曜日も晴れマークが目立ちましたが、
きょうの資料を見ると、
東風による影響が強まる予想に
なって来ました。
 
あすも所々で晴れ間があって
晴れている時間が
多い所もあるかもしれませんが、
平野部を中心に低い雨雲が出来やすくなって、
所々でにわかがあるでしょう。
 
平野部を中心に
きょうよりももっと
洗濯物を干すには
気を遣う状況
になります。
雨宿りでしのぐ余裕のない方は、
傘も持って出かけた方がいいでしょう。
 
あさってになると、
梅雨前線が北上してくる流れは
昨日までの予想と変わりません。
しかも
前線の活動が活溌になって
前線上に低気圧が発生する可能性もあります。
雨の降り方に要注意です。
 
この低気圧が東へ移動した後は、
いったん雨が弱まるでしょう。
 
土曜日には太平洋高気圧が強まって
梅雨前線が九州北部付近まで
北上する資料になってきました。
南西風になってくると
県内の雨雲は少なくなるパターンですが・・・
ここ以降の予報は
もう少し様子を見ることにします。
今の段階では雨が降る可能性は高いけど、
平野部は止み間が多くなるかも・・・
という見解です。
 
日曜日以降の予報も
梅雨前線の位置次第になります。
 
北にあるのか?
九州南部付近にあるのか?
九州の南にあるのか・・・?
 
この3パターンのどれになるかで
県内での
雨の降り方は大きく変わってきます。
 
けさの資料だと、
九州北部パターンが予想されていました。
しかも前線に向かって
暖かく湿った空気が南西から流れ込み
九州の西側を中心に
雨の量が多くなるパターンで、
局地的に集中豪雨が
起きるパターンにも似ています。
この予想のままだと
県内でも山沿いを中心に
注意が必要になりますので、
今後の情報に注目して下さい。
 
もちろん、まだ変わる可能性も十分で、
南パターンならシトシト雨系、
九州南部パターンなら大雨注意です。
 
梅雨前線の位置を左右するのは、
南から張り出す太平洋高気圧
強まり具合になります。
 
もうひとつ、この太平洋高気圧の
張り出し具合がカギを握っているのは
昨日もお伝えした台風4号の動きです。
 
あさってには暴風域を伴うまで発達し、
フィリピンの東に進む予想になっています。
太平洋高気圧の縁を北上する可能性もあり、
今後の台風の動きも
新しい情報で確認するようにしておいて下さい。
 
なお、ここまで、
今年の太平洋高気圧は、
順調に太ってきている印象です。
 
5月頃から急に大きく張り出したり
急に引っ込んだりする年もあるのですが、
今年はあまり大きく脈動していません。
 
少なくともここの所は
徐々に大きくなってきていて、
土曜日にかけても
徐々に北への張り出しを強めそう
です。
 
この先、様々な天気の行方に影響を持つ
この太平洋高気圧の成長具合に
注目していきましょう。








120613_1

お昼頃の宮崎市
南東の空










120613_2

お昼頃の宮崎市
南西の空

南の空ほど雲が多く、
日南海岸にも
低い雲が
かかりやすくなりました。










120613_3

午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)


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