次は台風5号+梅雨前線

ノダっち

12年6月19日(火) 16:50


きのう夕方の予想よりも
台風4号の北上速度が上がり、
中心が北緯30度を超えた昼頃から
ほぼ雨の峠を越えました。
 
台風は県内に最接近した昼過ぎにかけても
中心気圧は965hPaと
強い勢力を保っていたため
沿岸部では
昼前後を中心に風や波が強まりましたが、
内陸ではそれほど強い風が
感じられなかったかもしれません。
 
きのう昼過ぎの降り始めから
きょう午後2時までの雨は、
延岡で184.5ミリ、
延岡市北方で169.0ミリ、
日向で167.0ミリ、
都農で138.0ミリ、
神門で102.5ミリ、
西都で102.0ミリなどとなっています。
特に北部平野部は
昨夜遅くに東から流れ込んだ雨雲が
尾鈴山系で発達して流されて、
活溌な雨雲がかかりやすくなって

雨量が増えました。
JR日豊線の線路内に
土砂が流入する災害が発生しています。
去年も、県北では
このタイプでの集中豪雨があったため、
ここで雨雲が沸き始めて
しばらく続いたため緊張しました。
 
さらに、今日に入ってからは
台風本体の雨雲がかかってきての
雨が増えています。
 
それでも、やはり東側を北上し、
しかも最接近したときでも
190キロ以上離れていたと思われるため、
県内にとっては
西側を北上するよりも
影響が小さくなってくれました。
 
昼過ぎには日差しも戻ってきていて、
県内は
ひとまず台風4号の警戒態勢を解除です。
 
 
ただ、お伝えしていますとおり、
まったく気が抜けません。
 
この短い台風一過の後、
あすは弱い梅雨前線や湿った空気の影響で
雲が広がりやすく、
にわか雨の可能性もあります。
 
あさってには
梅雨前線の活動が強まって、
再び本格的な雨雲がかかりそう
です。
 
そして、台風5号
気になってらっしゃる方も多いでしょう。
 
ただ、台風5号は、
今のところ、あまり発達はしない見込みです。
気象庁の予想では、
東シナ海に移動してくる21日の
中心気圧が990hPaで、
最大風速が23mの勢力で、
その後22日には
温帯低気圧に変わる予想になっています。
 
台風のままで九州に近づいて、
近づいた後で温帯低気圧に変わるのか、
それとも近づく前に
温帯低気圧に変わるのか、
今の段階ではわかりません。
 
ただ、台風5号に関しては、
台風そのものによる影響を心配するよりも
やはり梅雨前線との合わせ技による
大雨を心配
しています。
 
つまり、台風か熱帯低気圧が運び込む
暖かく湿った空気によって
梅雨前線が活発化する恐れがあるのです。
あるいは、台風が崩れて温帯低気圧になり
梅雨前線に取り込まれると、
台風が連れてきた大量の暖かく湿った空気も
取り込まれることによって
前線で雨雲が発達しやすくなります。
 
このときの前線が
九州付近に伸びていれば、
県内でも所によって
雨量が多くなるかもしれません。
 
県内から離れた所に前線があれば、
影響は小さくなるのですが・・・
今の資料では
影響がありそうです。
 
すでに先週末からの雨、
さらに昨日から今日の雨と
地面にたっぷりと水が染みこんでいるので、
この状態でまた大雨があるとすると、
とても心配
になります。
 
あすには
もっと状況が見えてくるでしょう。
また新しい情報の確認をお願いします。
 
 
なお、あすは、
なんとか台風の狭間になるため、
先日、爽やか廣末アナと
山登りのロケをしたものが
あすのアッパレMiyazakiでOAされそうです。
 
ぜひご覧下さい♪
 








120619_1

午後3時の衛星可視画像
(気象庁HPより)

台風4号は
午後3時現在、
時速60キロまで
速度が上がっています。

台風5号は
まだ中心気圧が992hPaです。










120619_2

晴れ間が見えた
午後2時頃の
宮崎市の南西の空


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