記録的な猛烈な残暑

ノダっち

25年9月5日(金) 16:37

昨夕は、
オンエア直後に、
気象庁から
線状降水帯が出来た
と発表がありました。
 
OAでもお伝えした通り、
北部平野部には嫌な雨雲のかかり方で
災害発生がとても心配な状況で、
線状降水帯と発表されても
おかしく無い状況だったので、
全く驚かなかったです。
 
ただ、この線状降水帯が出来た、
という発表は、
もうその時には結構な雨の
降り方になった後に出ますので、
この発表があったからと言って
そこで慌てて行動しなくて良いように
その前に安全を確保しておくのが
望ましい情報であることを
頭に置いておいていただければと思います。
 
また、台風の時には、
典型的な線状降水帯とは
違う形での発達した雨雲の
かかりやすい状況にもなって、
線状ではなくても
危険な雨の状況になっていることも
よくあるので、
「線状」という形状に拘らずに
情報の本来のワードである
「顕著な大雨」
というくくりでの情報の発表が
合っても良いのではないか、
と思っています。
 
いずれにしても
それらはキキクルを見たり、
気象庁のホームページを見ていると
危険になってきた状況は
ビジュアル的に知ることもできるので
そういう情報の見方も
ぜひ目をならしてみてください。
 
何ミリくらいの雨が降っているかは、
今後の雨」というページで
パソコンだと
右上にある格子状のアイコンを押して
地図を拡大していくと、
解析雨量を見ることが出来ます。
 
また、右上のアイコンで
1時間、3時間、24時間の
雨量を切り替えて
それぞれの雨量を知ることが出来ます。
 
基本的に、
3時間雨量で150ミリが出てきたら、
冠水などが出やすい数字です。
 
また、24時間で200ミリが
県内では昔の警報基準で
災害発生のリスクが上がる目安で、
とくに、300ミリ以上の数字が
増えてきたら危険な兆候で、
きのうは500ミリも出ていたので
とっても嫌な状況でした。
(スマホだと
 下にアイコンが並んでいるカモしれません)
 
 
台風が離れ始めるとともに
県内の雨は
午後8時を過ぎると
だんだんと峠を越えていき、
午後9時以降は新たな大雨は
無さそうな状況でした。
 
今回の台風において
想定された中では
コースとしては
沿岸を北上する良く無い
パターンでしたが、
その中でも、
早めに過ぎて行ってくれたのは
助かったパターンだったと思います。
 
メモのために書いておくと、
全球系のモデルが
遅めの予想だったのに対して
日本の領域モデル(MSM)が
早めの予想で
その折衷くらいか、
やや領域モデルよりの早さで
雨雲は抜けたように見えました。
 
 
きょうは東日本で
大雨になっている所gあありますが、
県内は朝から晴れて
気温が上がっています。
 
宮崎で36.4度と
9月の県内の最高記録に
あと0.5℃まで迫りました。
 
宮崎(気象台)で
9月に36℃台まで上がったのは
1995年の9月8日36.6℃以来、
30年ぶりです。
 
また宮崎空港は
2003年の統計開始以来で
過去最高の35.8℃、
神門も過去最高タイの35.4℃
になっています。
 
その他、
西都や油津、延岡、日向で
猛暑日になりました。
 
きのうからの気温上昇が大きすぎて
熱中症になった方が
いらっしゃらないか心配しています。
 
朝は風もあって涼しかったので
油断しがちになりそうなのも
心配な天気でした。
 
 
このまま週末も良く晴れて
厳しい暑さになります。
 
土日ともに
最高気温が季節はずれの
35度前後まで上がりそうです。
 
十分に熱中症予防を心がけて
お過ごし下さい。
 
そのぶん、洗濯物はよく乾くでしょう。
 
ただ、あすの午後は
山沿いの一部で
夕立的ににわか雨の可能性もある
予想も出ていますので、
念のためお気を付けください。
 
 
なお、日曜日の深夜、
日付が変わった月曜日の未明に、
月食があります。
 
3年ぶりの皆既月食です。
 
8日の午前1時27分ごろ
(7日の25時半ごろ)に
満月の上の方から
地球の影に入って欠け始めて、
約1時間後、2時半ごろ
(7日の26時半ごろ)に、
地球の影にすっぽり入る
皆既月食が始まります。
 
赤黒い独特の色の月を
観ることが出来るでしょう。
 
今回しっかり皆既状態で、
皆既月食は
午前3時50分過ぎまで続きます。
 
午前3時35分ごろから
地球の影から出始めて、
午前4時57分頃、
西の空の低い所で
部分月食が終わる予定です。
 
次は、来年尾3月3日に
見やすい時間帯の
皆既月食がありますが、
その日に晴れるとも限らないので
もし、翌日の学校や仕事に響かない
体力に自信のあるかたは、
3時ごろに少し起きて南西の空に
独特の赤黒い月を見てみてください。
 
 
月曜日から火曜日も広く晴れますが、
水曜日以降は、
太平洋高気圧がだんだん弱まって
秋雨前線が南下して
雲が多くなってきそうです。
 
ただ、これは
高気圧の強さによってや、
前線の状況次第ですので、
月曜日にお伝えする
新しい予報でもご確認ください。
250905_1
きのうの
線状降水帯判定が出たときの
3時間解析雨量
250905_2
上と同じ時間の
24時間解析雨量

一か月分を上回る
500ミリの表示も見えます
250905_3
けさの青空

空気中の誇りも
洗い流されて
南の山が
くっきり見えました

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