ノダっち

夏側です
12年9月3日(月) 17:04
天気の話なノダ
金曜日の夜の津波注意報に、
防災の日の前だったり、
大きな被害想定が出た直後だったりと、
またまた
驚かれた方も多かったでしょうか。
結局、当初発表よりも
地震の規模が小さかったこともあり、
震源周辺でも大きな津波が観測されず、
宮崎への到着予想前に
注意報が解除されました。
そもそも、
津波注意報の最大50センチの津波って、
ど~なの?どのくらい注意したらいいの?
って方も多いでしょう。
津波注意報が出される
50センチの津波の場合は、
基本的に、
海に入らなければ大きな影響はありません。
ただ、
普段の波の50センチとは意味が違い、
津波の場合は潮の流れのようなもので
海の底から全体が動いていますし、
数秒に一度の風波と違って
波長が長いために
ドンドン海水が押しよしてきます。
ですから、たとえ50センチでも
海の中は、浅瀬でも立っていられないくらい
大きな流れが発生している可能性があって
流されやすくなってしまいますので、
絶対に海に入ってはいけません。
気象庁によりますと、
津波の高さが20センチを超えると、
海水の速さが毎秒30センチより
速くなるといういくつかの調査結果があり、
これは、一般的に
海水浴場で安全とされる基準よりも速いため
20センチを超える津波が予想される場合に、
津波注意報を発表していると言うことです。
また、その時に海に入っていなくても
津波の襲来によって
海に入ってしまうような状況になる場合には
注意が必要です。
たとえば、波打ち際にいることも
絶対にしてはいけません。
津波によって、波が押し寄せると
砂浜でもいつもより高い所まで波が来て
そのまま海に引き込まれる可能性があります。
ですから、
河口や海岸から離れるように、
という呼びかけが
一般的に行われているはずです。
また、春秋の大潮の満潮時に
浸水が発生するような岸壁では
50センチの津波で
満潮時に浸水が起きるかもしれません。
その場合は、波が引く時に
海に引き込まれる可能性がありますので、
その様な場所にいるのは危険です。
逆に干潮時の岸壁でしたら、
注意報レベルの津波で岸壁を越えて
浸水が発生することは
ほとんどないでしょう。
(その様な岸壁は
普段から浸水しているはずです。)
今回は、第一波の到達予想時間帯は
干潮時間帯でした。
もし、
津波注意報が朝まで解除されなかったら、
秋の大潮での満潮になりましたので、
岸壁の低い所で要注意だったでしょう。
注意報が出ている場合、
その情報が今後どのように推移するかも、
注意深く情報を集める必要があります。
今回の様に観測されずに解除される場合と、
逆に警報に格上げされる可能性がある場合も
無いとは限らないからです。
ノダは、津波注意報が出た時、
津波には絶対安全な市内の屋上ビアガーデンで、
ブルームーンを見ながら
100キロリレーマラソンの
打ち上げをしていました。
ただ、このブルームーンも
だんだん雲に隠れていって
遅い時間に夜空を見上げた方は
観られなかったかもしれませんね。
それでも、
土曜日こそ不安定に・・・といいつつ、
土曜日も昼間までは
ほとんど秋側の空気でした。
ですから昼間ににわか雨が起きたのは
ごく一部で、
午前を中心に広い範囲で
晴れ間があったと思います。
ただ、土曜日の夜以降は
徐々に夏側の空気が入ってきて、
北部平野部を中心に雨雲がかかった他、
日曜日は、平野部を中心に
所々に雨雲が流れ込んで
この夏何度もあった
晴れたり所々で通り雨が来たりする
不安定な天気になってきました。
きょうもそのまま夏側の空気の中です。
雲の間で晴れ間が覗きながら、
昼前から所々に雨雲が出来てきて、
地面付近の気温が上がった午後になって
上空にある寒気の影響も手伝って
局地的にかなり雨雲が発達しています。
今夜、気温が下がってくると
雨雲は発達しにくくなるでしょう。
あすは、
太平洋高気圧の影響が強まりそうです。
特に、大気の下層では
弱いながらも高気圧の中心が
四国沖に出来る予想になっているため
県内で雨雲が発達しにくくなるでしょう。
朝は
しっかりと25度を下回るようになり、
だいぶ
秋が感じられるようになったものの、
あす日中は日差しが多く、
残暑が厳しくなります。
夏側の空気で湿度も高いため
しっかりと熱中症対策が必要です。
気温が上がるため、
山沿いを中心に、一部での
夕立の可能性は出てきます。
洗濯物は昼頃までの日差しで
早く乾く所も多いでしょう。
乾いたものから早めに取り込むようにして、
念のため、
急激な夕立雲の発生にはお気をつけ下さい。
あさっても、所々での夕立程度で
比較的日差しの多い一日になりそうですが、
木曜日以降は
また不安定さが強まってくる予想です。
週末は雨マークが付いています。
今後の新しい予報もご確認下さい。
![]() 土曜日は、 仕事の仲間達で ワイワイ この夏最後のBBQ そして、 この夏最後の線香花火。 満月を少し過ぎた 十五夜お月さんも 見えていました。 なお、次の十五夜は 今月末で、 旧暦8月15日、 中秋の名月になります。 |
![]() 金曜日のブルームーン OA中には お天気カメラでの 満月の映像を 見ていただけたと思いますが、 ギリギリ中継場所から 見えませんでした。 OA後に 歩道に出てみたら、 交番の向こうの 木の上に 顔を出してきていました。 |

オレを忘れるな!
12年8月31日(金) 17:16
天気の話なノダ
忘れない事が大切、
なんて書きながら、
一言も触れなかったことが
気に障ったでしょうか?
きのうの日記を送信して、
夕方のニュースの準備をしていると
17時半に
気象台から新燃岳の火山情報が
突然発表されました。
オレを忘れるな!
とでも言わんばかりのタイミングで^o^;
内容は、午後2時過ぎから
振幅の大きな火山性地震が増えた、
特に16時台には
1時間で7回も発生したというものでした。
結局昨日一日で17回発生していて、
一日で10回を超えたのは
5月12日の16回以来です。
ここのところ、
1日0回か1回、
多くても2回だったので、
急激な増加で
少し緊張感が高まりました。
ただ、傾斜計に変化もなく、
火山性微動も発生していなくて、
午後5時以降は
火山性地震も少なくなって、
落ち着いています。
きょうの火山性地震は、
午後3時までで1回でした。
ただ、この山も
まだ終わっていないのは確かです。
こうして時々、
地下で何かが動くというのは
まだまだ続くのでしょう。
マグマが地下に戻っていくことによる
火山性地震だと良いなぁと思いつつ、
情報には引き続き注目です。
MRTニュースNextの天気コーナーでは、
新燃岳の風を毎日お伝えしていますし、
その際に、火山性地震の状態についても
毎日、付け加えています。
ぜひ、ご確認下さい。
そんな、新燃岳のライブカメラは
きのうは雲がかかって見えなかったのですが、
きょうは朝からよく見えました。
水蒸気の噴気も
火口縁を越えないレベルの弱さで、
とっても静かな様子を
午後にかけてもずっと見せてくれています。
それはいいのですが・・・・
おや!?
^o^;
きのうの予想だと、
こんなに山が
キレイに見えるはずがなかったのです。
朝の段階で、
天気は上方修正して
お伝えすることになりました。
台風14号から南にぶら下がっていた
湿った空気の帯が
予想よりも早く朝の内には
東に抜けていたものと思われます。
つまり、きょうは、
台風からぶら下がっていた
湿った空気の西にあった
どちらかというと乾燥した
秋側の空気に包まれていました。
しかも、上空の風も弱くて
南にある湿った空気を
県内に流れ込ませるのも
弱くなったのでしょう。
晴れ間はあるとお伝えしていましたが、
まったく雨雲が出来ないほど
しっかり晴れるとは予想外でした。
きのうの情報で、
心配しながら
洗濯を干された方や、
干すのを我慢された方には
申し訳なかったですm( _ _ )m
なお、今夜は今月2回目の満月も
キレイに見えて
月夜になる所が多いでしょう。
普通、満月は一ヶ月に一回ですが、
おおむね数年に一度の割合で
一月に2度の満月になることがあり、
特別にブルームーンと
呼ばれることもあります。
(once in a blue moonという
「珍しい」という意味の英熟語もありますが、
国立天文台によると、一昔前に、
とある海外の雑誌での誤解から
この言い方が広まったとの説もあるようです。
天文学で定義された言葉ではありません。)
別にいつもと見かけが変わるわけでもなく、
青い月になるわけでもなく、
見た目はなんてことはない普通の満月です。
ただ、中秋の名月のように、
ブルームーンだ!と
ちょっと特別な気分で見てみると、
少し違った満月にも
見えるかもしれませんね^o^
あすには
不安定な天気が戻ってきそうです。
地上付近が
夏側の湿った空気に戻るとの
関東の南に進んでくる上層寒冷渦による
寒気が九州上空にも
流れ込む予想になっています。
午前を中心に晴れ間もあるでしょうが、
午後は所々で
にわか雨や雷雨となりそうです。
あすこそは、晴れていても
急な天気の変化に注意が必要になります。
この傾向は、日曜日も続きそうです。
予報に晴れマークが無くても
山沿いを中心に、雨と雨の間で
晴れ間が出る傾向もある資料になっています。
週末、レジャーをされる方は、
晴れていても、
念のための雨対策をしておきましょう。
また、
中小河川の急な増水などにもご注意下さい。
もちろん、急激に雨雲が発達すると
雷や突風を伴うこともありますので、
事前に安全な場所を確認しておくことも大切です。
週間予報を見ると、
来週も
どうも安定しない天気が見えるのですが、
上空は太平洋高気圧が覆ってきそうです。
来週前半を中心に
比較的夏っぽい空になるのではないかな、
とも思っています。
その分、残暑も続くでしょう。
9月になりますが、
引き続き、熱中症、夏バテなど体調管理や
食中毒予防にもお気をつけ下さい。

”忘れない”ということ
12年8月30日(木) 17:17
天気の話なノダ
南海トラフによる
巨大地震の被害想定、
きのう発表された数字に
驚きや戸惑いを感じている方も
いらっしゃるでしょうか。
行政にしか出来ないことと別に、
私たち個人個人がすぐに出来るのは、
もしもの時に、
自分たちの身を守るためにはどうすればいいか、
をしっかりと考えること、
家族や周りの人と意識を共有して
シミュレーションをしておくことで、
それはとても単純ですが、
大切なことです。
そして、
「忘れない」と言うことでしょう。
今回想定された
南海トラフ巨大地震とは、
以前の言い方では
東海・東南海・南海連動型+日向灘
ということになると思います。
このタイプの巨大地震の発生は、
おそらく何千年に一度とか
何万年に一度という頻度でしょう。
もちろん、
東日本大震災を引き起こした
東北地方太平洋沖地震が突然だったように、
それが明日かもしれないし、
何万年後かもしれないし、
それはわかりません。
私たちが生きている内には
起きない可能性も高いのでしょう。
それでも、今、
東日本大震災よいう災厄をきっかけに
こうした想定が考え出されたということは
大変意味が大きいことだと思います。
起きるか起きないか分からなくても、
起きる可能性がある以上、
想定しておかないといけないですね。
せっかく想定されたこのことを
忘れないのはもちろんですが、
この最大クラスの前には
何度もそれを下回るものがあるだろうことも
忘れてはいけないでしょう。
何度、
想定を下回る地震や津波しかなくても、
最悪の地震が起きた場合には
今回想定された事態があるということを
肝に銘じて、
油断しないようにしないといけません。
たとえ
私たちが生きている間に発生しなくても、
将来的に、私たちが住んでいる場所では
こういうことが起きる可能性もあることを
東日本大震災の事例と共に
しっかりと
後生に語り継ぐと言うことも大切ではないかな、
と思っています。
それで、何万年経っても起きなければ、
その時は未来の人に笑ってもらいましょう。
起きないに越したことはないのですから。
ちなみに、
津波の高さ10何mという報道を見ると、
映画インディペンデンスデイのような
ビルのような波の壁が迫ってくると思われる方も
もしかするといらっしゃるかもしれませんが、
陸地に上がって
遡っていく高さを言っている場合が多いです。
東日本大震災を教訓に勉強された方は
勘違いがないと思いますが、
念のため書いておきます。
また、津波による浸水は、
満潮時なのか干潮時なのかで大きく違いますし、
大雨で河川が増水してるところを
津波が遡上すれば、
浸水も広がりやすくなったりします。
また、今後、
もし温暖化が進んで海面上昇が続けば、
それだけ、将来的に
より浸水しやすい状況もうまれるでしょう。
今後の科学技術の進歩や
温暖化の状況によって
予測も変わってくる可能性がありますし、
もうひとつ、大事なのは、
自然は人間の想像を
簡単に上回ると言うことも忘れてはいけません。
なお、発表された詳しい資料は、
「内閣府防災情報のページ」で
公表されていて誰でも見ることができます。
ただ、この関連資料を置いてあるページが
昨夜から断続的に繋がりにくです。
日本の中枢のホームページのサーバーが
簡単にダウンしているようでは、
日本の危機管理能力は大丈夫なの?
と改めて不安になります。。。。
災害に関しては、
「忘れない」ということが
こんな大地震の災害に関わらず、
より日常的な気象災害でも大切です。
自分の住んでいる所では、
どんな雨の降り方をしたら、
崖、川、道などなど
どこが危なくなのかは
把握しておきましょう。
そして、その時にどうすればいいのか、
考えて想定しておいて、
頭に入れておくだけでも、
いざという時にずいぶんと違うはずです。
ちょうど明日は、
二百十日という暦にあたります。
立春から数えて二百十日目で、
日本の多くの地域で稲の開花時期と
台風などの災害が起きやすくなってくる時期が
重なるために、
注意喚起の意味で暦に記されたようです。
これらの暦というもは、
昔の人たちの
「忘れない」ための知恵ではないかな、
と思っています。
また、あさっては
関東大震災が起きたことから制定された
防災の日ですね。
本格的な台風シーズンを前に、
これを機会に
今一度身の回りの防災点検をしてみて下さい。
さて、きょうの県内は、
ここ数日の防災モードから
一息つけた状態になっています。
予想通りに洗濯物がよく乾いた所が
多かったでしょう。
平野部にはほんの一部を除いて
ほとんど雨雲も流れ込んでいません。
このため、宮崎市は
最高気温が33.7度まで上がって
厳しい残暑がぶり返しています。
一方、南部山沿いでは
他の地域に比べると雲が多めでした。
あすは、
東から張り出していた高気圧が弱まって
きょうは西にずれていた湿った空気の通り道が
再び東にズレて県内が通り道になりそうです。
午前を中心に所々で晴れ間もありそうですが、
雲の出やすい状況になって、
午後はきょうよりも
雨雲が広範囲に発生しやすくなりそうです。
県南では
朝から雨雲のかかる所もあるかもしれません。
午前中に晴れ間が出た所も、
午後は急な天気変化に要注意になってきます。
落雷や急な増水などにも気をつけましょう。
あさっては、県内に
東風が吹き込みやすい状態になります。
ということで、不安定です。
ただ、日本の東から
日本の南に進んで来そうな
上空の寒冷渦は、
九州までは近づかない予想になってきました。
いずれにしても、
ここ数日、OAでも言っていますように、
週末以降の予報は、
今の予報を信じすぎないようにして、
新しい予報や見解の確認を
お願いしますm( _ _ )m

洗濯チャンス!?
12年8月29日(水) 17:01
天気の話なノダ
朝は、意外と晴れてるなぁ、
と思われた方も多かったでしょうか。
ちょっと晴れ間にウキウキされたり。
ノダ自身、下方修正したのを
ちょっと悔やむくらいの青空を
起きたばかりの窓から見ました。
ただ、その後、
パソコンを起ち上げて見た資料は
午後の雨雲の発達しやすさを示していて
その通りになっています。
午前中は、
平野部を中心に日差しがあったものの、
山沿いはほとんど晴れ間もなく、
午後は、
県内の所々を活発な雨雲が通過中です。
予想通りに
下層の太平洋高気圧がまだ弱くて
湿った空気の流れ込みと
昼間の気温上昇で
雨雲が沸気上がりやすくなっています。
午後4時半現在、
県の雨量計では
延岡市北方町の一部で
1時間60ミリ以上の
非常に激しい雨も観測しました。
引き続き、北部を中心に
地面がたっぷりと水を含んでいて
そこに雨が降ってきていますので、
土砂災害に注意が必要です。
ただ、今夜以降は、
次第に下層の高気圧も強まってきます。
東シナ海を北上する
台風14号が吸い上げた空気が
下降するエリアにも入ってくるため、
今夜から雨雲も弱まって
次第に晴れてくる所もあるでしょう。
あすは、晴れる所が多くなります。
日中のにわか雨も
狭い範囲に限られるでしょう。
きょうの資料だと、
特に平野部は、降られたら
運が悪かったというレベルかとも思います。
比較的、洗濯物も干しやすいでしょう。
一番にわか雨の可能性が高いのは、
南部山沿いになります。
また、山沿い中心に夕立雲がわく可能性も
局地的にあるため、
乾いたものから早めに取り込んでおくと
より安心でしょう。
また、
台風が朝鮮半島付近に進みそうな夜には、
台風の南にぶら下がっているような雲が
九州付近にかかって来る予想です。
この雲がかかると、
山沿いを中心に雨が降る可能性が
高くなります。
日差しが増える分、
暑さも強まりそうです。
日中の海風にもなりにくいと、
平野部でも残暑が厳しいでしょう。
いったん、涼しくなった後ですので、
体調を崩さないようにお気をつけ下さい。
湿度も高めの予想で、
熱中症には引き続き要注意です。
9月も近い時期ですが、
油断しないようにお願いします。
近くの、お年寄りなどにも
声をかけてあげて下さい。
一部では
もう夏休みが終わったようですが、
夏休み終盤の子供の熱中症対策も
気を配って上げましょう。
あさっても、
あすの夜以降にかかってきそうな、
台風の南にぶら下がっている
雲や湿った空気で
不安定になる可能性があります。
九州の西側を中心に
雲が発達しやすい風になるため
県内は、山沿いを中心にかかりやすく、
弱まりながら流れ込んで来そうです。
また、あすの資料で見てみます。
週末以降は、
日本の南を西に進んでくる
寒冷渦の影響次第です。
きょうの週間予報では、
曇りマーク主体の中の晴れマークと、
きのうと逆転した日が増えました。
まだ寒冷渦の影響が読みにくいため、
こちらも、今後の見解を確認して下さい。
なお、海外の資料では
来週の後半に
県内が夏空になりやすく
暑くなりやすい形の
太平洋高気圧の予想が見えます。
やっぱり残暑が厳しい日もありそうです。

気象予報士の日
12年8月28日(火) 17:00
天気の話なノダ
って、知ってました?
ノダは、実は知りませんでした^o^;
って書いて、この日記を見直したら、
2009年の日記で書いてて、
この日、ムーキンに言われてはじめて知ったようです。
そして、また忘れてました^o^;アセ
第一回の気象予報士試験が行われた日で
気象予報士の日と言うことだそうです。
だからといって、
父の日のように
お祝いがあるわけでも無いですが^o^;
午前中のMRTラジオバリッと朝の中で、
アッパレ出演の合間に
スクーピーの川越チャンがノダを
インタビューしてくれました♪
予報士になるきっかけや
予報士としての目標の話などを
聞いていただきましたが、
初心を思い出す
きっかけにもなったかもしれません。
気象予報士として最大の目標は
予報をキッチリ当てるのももちろんですが、
その先にあるのは、
災害犠牲者ゼロの世の中です。
防災時にいかに被害が小さくできるか、
ということには
常に頭を悩ませています。
きのうからきょうにかけての
雨の降り方は、
昨日も書いたとおり、
局地的に危険な状態です。
きちんと、
危機感が伝えられていたでしょうか。
きょうは
昨日と違って
台風が北上したために
早い時間から
雲の流れる向きが
南→北向きになりました。
このため、昨日のように
沿岸から
少し内陸に入った地域だけではなく、
南北部連なる雨雲が流れ込んだ所で
強い雨が続きやすくなっています。
午後には、アメダスで
時間雨量30ミリを超える雨も
北部の所々で観測した他、
県の雨量計では、
時間60ミリ以上の雨も記録しました。
昨日までの雨にこの雨が加わったため
土壌雨量指数は高い状態で
局地的に
土砂災害の危険度が高くなっています。
延岡市には、
土砂災害警戒情報も出されました。
(最新の警報はここ(気象庁HP)で確認を!)
土曜日夜からきょう午後3時までの
総雨量は、神門で488ミリ、
日之影で310.5ミリに等に達し、
これに、
先週の断続的な雨も合わせて、
局地的には700ミリ以上の雨が
降ったのと同じような
地盤の緩さになっています。
きのうの予想よりも
午後も雨雲がかかりやすくて、
影響が長引きました。
南西の風に変わってきて
雨雲が弱まるだろうという予想でしたが、
南西と言うよりはほぼ南風で
東シナ海から
朝鮮半島に進んだ台風の事例として
今後の知見に行かしたいと思います。
あすには、九州上空の上層で
太平洋高気圧が強まって来ますが、
下層ではまだ高気圧の縁という状態で、
南から
湿った空気が流れ込みやすくなりそうです。
きのうの予想では、
もう少し回復するイメージでしたが、
下方修正します。
上空で高気圧が強まる分、
きょうほど発達しにくいかもしれませんが、
雲はかかりやすく
日差しは覗く程度で
所どこに雨雲がかかって
不安定な状況は続くでしょう。
北部を中心に雲の間から日が差しても、
油断出来ない空で
急な強い雨にはお気をつけ下さい。
南からの風で
南部の山でまず雨雲が出来るため、
どちらかというと
あすは南部の方が
分厚い雲が多いかもしれません。
一方、台湾付近でウロウロしていた
台風14号は、
きょう先島諸島を通過して、
東シナ海を北上する予想になりました。
しかも、15号の後を追うように
あさってにかけて
朝鮮半島付近に進みそうです。
14号は
15号に比べるとコンパクトなので、
同じ辺りを北上しても
15号ほどの影響はありません。
ただ、太平洋高気圧が弱いと、
若干、周辺の
湿った空気の影響を受けるかもしれません。
今のところ、あさってには
下層でも県内が高気圧の影響下に入り、
雨雲は
あすよりさらに発達しにくくなりそうです。
晴れ間も多くなるでしょう。
また、あすの資料で
最新情報をお伝えしますので、
ご確認下さい。
なお、週末から来週にかけては、
日本の南海上を
また寒冷渦が東から西に進んで来そうです。
この影響が出ると
またまた不安定になるかもしれません。
金曜日にお伝えした
「高温に関する早期警戒情報」も、
きょう「なし」と発表され、
解除されました。
ただ、寒冷渦の動きは
ハッキリしな予想もありますので、
このあたりも、
今後の資料で検討していきます。
きょうの段階では、
晴れマークが並んでいる週間予報の
日曜日以降の部分に関して
信じ込みすぎないようにしてください、
気をつけておきましょう、
とお伝えしておきます。
おそらく、予報が変わる可能性が高い時に
変わるかもしれないとお伝えしている
希な気象予報士と自負している
ノダでした^o^;
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