早目の安全確保を

ノダっち

23年8月7日(月) 17:05

先週金曜日にお伝えした中でも
また、嫌な方に
予想進路が変わりました。
 
東にある太平洋高気圧が
中途半端に張り出してきて
台風を九州の南から北西に進め、
九州の西側を通る予想になったのです。
 
今回は、前にも書いたように
中心付近よりも
少し離れた所に雨雲の
発達した部分があったため、
中心が直撃したほうが
雨量が小さくなる可能性もありましたが、
台風が西側を通ると
県内には、西から雨雲が
流れ込んできやすくて、
しかも、県内の山の影響で
雨雲が発達しやすくなるため、
県内では、とくに
雨が多くなる恐れがあります。
 
先週からお伝えしていますように、
県内は、先月末から続く
断続的な雨が
地面の中にしみこんでいて、
多い所はひと月分くらいの
水分量になっている推定されます。
 
その状況の中で、
危険な雨の降り方の恐れがある、
ということが
今回、特に恐れている点です。
 
あす、特に午後以降から
あさってにかけては、
雨雲の状況次第で
状況が急速に
悪化する恐れがありますので
必要な安全確保は
早めに終わらせておきましょう。
 
また、あす夜以降は
暴風域に入る恐れもあり、
出歩くのが危険な風が
吹く恐れもあります。
 
過去の経験上、
暴風域の外側でも、
発達した雨雲の流入とともに
風も強まりがちです。
 
とくに、
崖の近くにお住まいの方は、
あす、暗くなってきたり、
雨や風が強まったりしてから
移動しなくて良いように
今後の情報に注意し、
自治体からの
避難に関する情報にも従って
早めの安全確保を検討してください。
 
親族やお知り合いの方への
早めの声掛けもお願いします。
 
また、地面の中の水分量が多いため
河川の増水にも警戒が必要で、
大河川が増水した状況下では
そこに流れ込む支線の内水氾濫なども含め
これまでの台風で
災害があったようなところは特に、
警戒しておいた方が良いでしょう。
 
台風のコースと
台風を取り巻く雨雲の状況や
その雨雲が県内に流れ込んできてからの
発達具合によって
雨量が大きく変わってきそうです。
 
悪くなった時に備えつつ、
最新情報もご確認下さい。
 
なお、発達した雨雲の下では
竜巻が発生することもあり、
県内の竜巻は、多くが
台風が南にある時に発生していますので、
今夜からあす夜にかけて、
雨が強まった時には、
安全なところにいるのが無難です。
 
当然ながら、
海は大荒れになりますので、
あす以降は、台風が離れるまで
近づかないようにしてください。
 
なお、台風が朝鮮半島付近に進んだ後も
南から暖かく湿った空気が入る影響で
不安定な天気が続きそうな予想です。
 
地盤が非常に緩んだ後の雨にも
念のため、気を付けておく必要も
あるかもしれません。
 
この辺りも、
今後の予報にご注目ください。
230807_1
午後2時の
衛星雲頂強調画像

赤やオレンジの部分が
雲が発達している部分です

台風の中心付近は
雲の発達が弱い部分が広く、
外側に広く
発達した雲があるのが
この台風の特徴です。

台風の進路によって
この発達した雲の部分が
どの程度かかるか、
によっても雨の状況が
変わってきます。
230807_2
きのう夕方の
大淀川下流域

この写真では
分かりにくいですが、
すでに茶色く濁っていました。

すでに濁っていて
増水しやすくなった河川が
どの程度増水するかも
心配しています
230807_3
土曜日は
つかの間の休みを利用して
カープ対ホークスの
2軍の試合を観に、
筑後市に行っていました。

宮崎も蒸し暑かったですが、
社外温度計は39~39度を
表示していて
比にならないくらいの
灼熱の世界でした。

でも、こんな
夏らしい夏に
宮崎も早くなってほしい・・・
とも感じました

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