木の芽流し

ノダっち

12年3月7日(水) 17:19


朝から雨になりました。
 
南西諸島付近にある前線の雲が
北に大きく広がっていて、
県内にもかかっています。
 
北部では
天気の崩れが小さくなりましたが、
前線に近い南ほど雲が分厚く
県内は南部を中心に
雨雲がかかりやすくなりました。
 
前線の北側の
冷たい空気に包まれていて、
さらに雨も降って
気温が上がりにくく
寒くなっています。
 
午後2時の気温も
10度前後しかありません。
朝8時で8度前後でしたので、
ほぼ横ばいの所も多い状態です。
 
画像欄にまたグラフを載せましたが、
昨日の朝の気温よりも、
きょうの昼の気温は低くなっています。
 
雨が降りやすくなっている南部ほど
寒く感じられているでしょう。
 
体調を崩さないようにお気をつけ下さい。
 
しとしとと降る春雨の雰囲気ですが、
「濡れていこう」というには寒いですね。
濡れたらしっかりと体を拭いて
暖まって下さい^o^;
 
この雨のおかげで
花粉の飛散はだいぶ落ち着きました。
きのうよりは
症状がマシになったでしょうか。
 
野田の目のかゆみも治まっています。
 
 
あすは、
地上の前線がきょうより離れるものの、
大陸からの高気圧の張り出しが弱く、
上空にある前線が九州に残るため
雲の多い状態が続きそうです。
 
大気中層には湿った空気が流れ込むため
雲が厚みを増して
雨が降る時間もあるでしょう。
 
あすもお出かけの際は傘が必要ですし、
洗濯物も
外に干しにくい天気が続きます。
 
引き続き、
昼間の気温が上がりにくいでしょう。
あすも暖かくしてお過ごし下さい。
 
なお、タイミングは
まだ変わるかもしれませんが、
きょうの資料だと
あさってから土曜日の午前中までは、
上空に湿った空気が残るため
降ったり止んだり
天気がくずつくでしょう。
 
この時期のこうして降る長雨を、
ノダは先日から早めの菜種梅雨
表現していますが、
木の芽流しと言う言葉を耳にしました。
 
九州の一部の地域で言われているようですが、
宮崎県でも使いますでしょうか?
ノダは宮崎にきて丸9年になりますが、
周りの人が使っているのを
聞いたことがありませんでした。
 
むしろ「菜種梅雨?」と
聞かれることが多いです。
 
ネットで「木の芽流し」を検索すると
屋久島ではよく使われるようで、
たくさんヒットします。
 
一方、倉島厚さん著の
「雨のことば辞典」には、
長崎県北松浦地方と
鹿児島県肝属
(きもつき)地域
使うとありました。
 
いずれも、木の芽が出る
早春に降る長雨のことを差す言葉のようで、
まさに
今の長雨にピッタリだと思います。
 
「流し」は、九州・四国地方で
梅雨のこと(長雨)を差す言葉として
使われるそうです。
これも最近はあまり耳にしません。
 
菜種梅雨という言葉も
すでに菜の花が咲いている宮崎では
この時期に使っても良いのでは?
とノダは思っているのですが、
元々こうした言葉があるのなら
こちらを宮崎でも使ってみてもいいかな、
と思いました。
 
屋久島などでは、
おそらく元々この時期に
ぐずついていたのでしょう。
それが近年、こうして宮崎でも
この早春に
早めの菜種梅雨が出やすくなり、
ぐずつくようになったと言うことは、
木の芽流しが温暖化で
北上してきたのかもしれません。
ここにも
 近年の早めの菜種梅雨の傾向を
 書いています。)
 
 
土曜日の午後からは
次第に冬型の気圧配置に変わります。
 
来週のはじめに
この時期にしては
強い寒気が流れ込む
予想には
変わりありません。
 
昨日も書いたとおり、
3月の日射しで
昼間は空気が暖まるものの、
朝晩を中心に寒くなるでしょう。
 
週末は、
木の芽流しの出口になる雰囲気です。
その後は、
周期変化になるのではないかと
期待を込めて・・・
 








120307_1

近くの公園にある
木の芽を集めてみました。

サザンカの芽










120307_2

アジサイの芽










120307_3

クスノキの芽










120307_4

3月5日午前8時から
7日午後3時までの
気温変化

縦軸は気温
横軸は日付です。



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