危険な雨雲

ノダっち

11年10月21日(金) 17:07


予想通り、
危険な雨雲が出来てしまいました。
 
やはり、
寒冷渦の南東側は危険なエリアです。
予想通り東シナ海の上空に
寒気を伴った低気圧(寒冷渦)が出来て、
県内が南東エリアに入りました。
しかも、この寒冷渦の影響で
地上付近には東シナ海に低気圧が発生したため
県内には南東風が流れ込んでいます。
海からダイレクトに
暖かく湿った空気が流れ込む時は
県内で雨雲が発達するパターンです。
 
以上は、
きのうココに書いたことと
放送でお伝えして事のおさらいになります。
 
気象台は昨日の時点では
「激しい雨」の予報を出していなかったで、
激しい雨とは言えなかったのですが、
危険度を上げて
「かなり強い雨になる」
とか
「危険な雨雲が発生する」
などとノダはお伝えしました。
 
このあたりのニュアンスを
読み取っていただけると幸いだったりしましたが。。。
 
ただ、もうちょっと工夫して
防災事項をしっかり伝えても良かったな、
というのは課題です。
 
 
午後2時までの12時間では
日向で300ミリ近い雨が降ったほか、
延岡市内でも250ミリを越えました。
 
10月の月間降水量は、
おおむね200ミリ弱です。
 
一ヶ月分から一ヶ月半分の雨が
たった半日で降った
ことになります。
災害が十分に
起こりうる危険な雨の降り方です。
 
アメダスによる1時間雨量も
日向で80ミリを超える
猛烈な雨が観測されていたり、
県の雨量計では
さらに強い雨の値も目にしました。
 
延岡では
せっかく設置された鮎やなが流される
などの被害も出ています。
 
午後になって、午前中のような
非常に危険な雨雲の塊ではなくなってきました。
風向きが変わってきたためです。
 
ただ、まだ活溌な雨雲の散在していて、
南海上の雨雲の動きも気になっています。
 
今夜までは、
まだ油断できない雨の降り方が続きそうです。
 
 
さて、あす
きのうお伝えした流れのまま、
日中には回復して来ます。
 
地上の低気圧は日本海に進む見込みで、
県内には地上の風が西風になり、
上空に乾いた空気も入ってくるためです。
 
ただ、上空の寒冷渦はあすの夜にかけて
ゆっくりと九州を東へ通過しますので、
大気の状態が不安定になる可能性があり、
山沿いや北部を中心に
いったん晴れた後でも
局地的ににわか雨があるかも
しれません。
  
水平線の花火と音楽2など、
屋外イベントも出来る所が多いでしょう。
夕方以降は晴れている可能性も高く、
逆ににわか雨にあう可能性は
今の資料だと低くなっていますが、
”念のため”カッパやポンチョがあると
いざというときに助かりそうです。
あるいは、頭や体が拭けるような
タオル程度でも良いかもしれません。
 
それと、
足下は夕方でも湿りが残っていると思います。
敷物は防水性がある物と
2枚敷きにするのがオススメです。
 
日曜日も晴れるでしょう。
北部や山沿いは雲が多めの所もあって
にわか雨程度あるかもしれませんが、
ごく狭い範囲に限られます。
 
フェニックスリーグなども楽しめるでしょう。
 
そして、シャイニングサンズ
都城で2節目を迎えます。
この一週間での進化を
また確かめたいところです。
 
 
なお、来週の中頃には
もう一段階深まった秋
が予想されています。
きょうの週間予報では
水曜日の予想最低気温が宮崎市でも9度、
11月中旬並の予想です。
 
また
来週月曜日に発表される予報も参考にしつつ、
朝晩のために
薄手のコートやウィンドブレーカーなどの
準備も始めましょう。








111021_1

お昼過ぎの橘通

断続的に雨脚が強まって
轍の水を
まき散らしながら
車が走っていました。

こういう状態では、
ハンドルを
取られることもあります。
速度は控えめに
安全運転を心がけましょう。
歩行者が近くにいる時も
速度を落として下さいね。










111021_2

午後1時2分までの雨量
(気象庁HPより)










111021_3

午前中のレーダー画像
(気象庁HPより)

かなり危険な雨雲が
県北部にかかりました。



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