3ヶ月

ノダっち

11年12月6日(火) 17:05


ボンヤリした空です。
 
ただ、きのうお伝えしたよりは
昼間も
しっかりと日射しが出た印象でしょうか。
 
時おり広がった雲も薄雲中心で、
雨を降らせる雲はかかっていません。
 
宮崎市内は、
上着が入らないくらいの陽気です。
平野部で20度近くまで上がった所が多く、
広い範囲で
11月中旬並みの陽気になっています。
 
秋の暖かさです。
 
きょうはこの秋の間、
大人しくしてくれていた
新燃岳の話をちょこっとしましょう。
 
 
きのうの画像欄で、
火山性地震が増えて
水蒸気も多いと書いた新燃岳ですが、
きょうは水蒸気が少なくなっています。
 
午前中に
鹿児島地方気象台に確認したところ、
火山性地震の回数も
昨夜遅くから落ち着いてきた
と言うことでした。
 
新燃岳で
前回、火山灰を伴う噴火が観測されたのは、
9月7日になります。
およそ3ヶ月、噴火が確認されていません。
 
それはそれで良いことなのですが、
不気味さを感じずにはいられないのも確かです。
 
国土地理院のホームページで公開されている
新燃岳周辺のGPSデーターは、
地下のマグマだまりに
地下深くから
新たなマグマの供給が続いていることを
示していると言われています。
 
11月に入って
GPSの2地点間の伸びが
鈍化しているように見えなくもないのですが、
短期的な変化なのか、
ただの誤差なのか、
その傾向が今後も続くのか、
はたまた一旦休憩してまた伸びるのか、
現段階では分かりません。
 
なお、先日、
気象台とメディアの懇談会の時に
気象台の火山担当の方に伺ってみた所、
マグマだまりに上がってきたマグマは、
上から出るだけではなくて、
地下深くに再び戻る可能性も
ゼロではないと言われていました。
 
ただ、現状のGPSが示すデータからは、
地下に戻るような様子は見られないようです。
 
今後も注意深く観ていく必要があります。
 
 
あすは、
だんだんと雲が厚みを増してきそうです。
日射しも少なくなるでしょう。
 
夜には東シナ海に前線が延びてきて、
あさっての朝までに低気圧も発生し、
あさっての午前中、
九州の南を通過しそうです。

あすの夜には、県内も
雨の降り出す所がある
でしょう。
お帰りが遅くなる方を中心に
傘を持って出かけて方が良さそうです。
 
あさっては午前を中心に本格的な雨で、
午後には天気が回復に向かいます。
九州の南を低気圧が通る
南岸低気圧型での雨になりそうですので、
木曜日の昼間は気温が上がりにくく
さらに、低気圧が東へ離れると
冬型の気圧配置に変わって
風も冷たくなってくるでしょう。
 
金曜日の寒気の予想は
ややトーンダウンしてきましたが、
十分に冬らしい寒さになります。
 
体調を崩さないようにお気をつけ下さい。
 
そして、
金曜日の一ヶ月予報で書いたほど
どうやら次の冬型も長続きしません。
来週の中頃に
ひと崩れの気配が見えてきました。 

今後の予報の変化にも注目です。 








111206_1

午後4時半頃の
MRTから南西の空。

薄雲のかかった空で
太陽も
ちょっとボンヤリでした。









111206_2

午後3時の新燃岳
(気象庁HPより)

韓国岳カメラから
水蒸気も
ちょろちょろになっていて、
火口の様子が
よく見えます。

きのうの水蒸気は、
空気中の水蒸気が多いとか
気温が低いとか
気象条件によっても
多くなったのかもしれません。


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