ノダっち

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一ヶ月分の雨

ノダっち

11年6月13日(月) 15:59

天気の話なノダ


よく降りました。
 
とくに土曜日はかなりハラハラしました。
 
前線は南よりで、
さらに日中になって少し南下したと思われます。
誤差の範囲です。
 
ただ、この南下のせいで、
えびの付近に強い雨雲が断続的に流れ込んで、
大雨になりました。
 
土曜日の夜になって再び前線が北上し、
日曜日の午前中まで雨が局地的になりましたが、
日曜日の午後になって南下したため
再び県内の広い範囲で雨が強まりました。
 
10日午前9時の
降り始めからの総雨量は、
 
えびの高原 553.0ミリ
加久藤 541.5ミリ
西米良 391.5ミリ
上椎葉 389.5ミリ
鞍岡 317.0ミリ
  ・
  ・
高原 260.0ミリ
延岡 172.5ミリ
山田 157.5ミリ
都城 119.5ミリ
宮崎 91.0ミリ
油津 80.5ミリ
 
などなどとなっています。
 
加久藤の6月の月間降水量は、
平年で530.6ミリ
ですので、
一ヶ月分がほぼ2日で降ったと言うことです。
 
西米良でも
平年の6月の8割の雨量がありましたので、
一ツ瀬ダムにも、
一気に水がたまることでしょう。
 
また、加久藤では
11日午前9時50分までの1時間に62ミリという、
6月としては最も強い雨を記録しています。
 
この雨で、一時的に
えびの市内では川内川の水位が
氾濫危険水位にも近づきました。
 
一方、新燃岳の周辺では
今回も1時間に30ミリを超える雨は
降っていません。
ただ、高原町では
10日午後6時36分までの1時間に
29ミリの強い雨を観測しました。
また10分雨量でも10日に10ミリを観測した他、
日曜日も
10分雨量8ミリの激しい雨があったようです。
10分雨量で10ミリは、
1時間降り続いたら時間雨量60ミリになります。
 
これでも土石流が無いのだとしたら
さらに基準の見直しが行われるかもしれません。
それにしても、4ミリでも起きるって話は
何だったんでしょうか・・・??
 
きょうは前線が南下していて、
あすにかけて、
ちょっとだけ、梅雨がひと休みです。
 
晴れ間もありますが、
前線の北にある雲がかかるため
あすにかけても雲が多いでしょう。
(午前中の気象台が発表した予報は「晴れマーク」でしたが、
 マークで見るほどはスッキリとした晴れないでしょう。
 夕方の新しい予報と
 野田がお伝えするコメントに注目して下さい)
 
ただ、
今月の雨はコレで終わりではありません。
 
今週後半は、
太平洋高気圧が強まってくるため
梅雨前線
県内より北に位置することが多くなりそう
です。
 
上がった状態が続けば、
県内は、山沿いを中心に
にわか雨が起きやすくなるものの、
総雨量はまとまらないかもしれません。
 
ただ、土曜日のように
誤差の範囲での南下があると
一気に多くなるので、
今後の情報に要注意です。
 
県内だけではなくて、
九州北部でも
この週末に大雨があって
地盤も緩んできていますので、
今週後半の雨は心配になります。
お出かけ予定の方もお気をつけ下さい。
 
 
 








110613_1

日曜日午前10時頃の大淀川。

土曜日には一時的に
河川敷まで水が上がったようで、
上流から流されてきた
木ぎれなどが
河川敷に残っていました。

きょうも、
大淀川の水は茶色く濁って
流れの速い状態が続いています。











110613_2

土曜日に撮った
雨の写真。









110613_3

日曜日の夕方のレーダー
(気象庁HPより)

強い雨雲がこのように
南北に立ってきて、
そして、
前線が順調に通過する時は
雨雲の通過時に
雨が強まって注意が必要ですが、
あっさりと雨が止むので、
総雨量としては多くなりません。

怖いのは
この強雨域が東西に寝ている時です。
東西への動きは速いですが、
南北への動きは遅いため、
強雨が長時間にわたって続いて
総雨量が多くなります。

土曜日は、九州北部から
強雨域が東西に伸びた形で
南下してきて、
南に下がりきらないまま
県南部に停滞したため
雨量が多くなりました。
(今回は、レーダー画像を
 保存し忘れたので
 またの機会にします。
 いや、またの機会は
 ない方がいいのですが・・・)



週末は防災意識を高めて!

ノダっち

11年6月10日(金) 17:08

天気の話なノダ


雨の降り出しが
昨日の予想より早まってしまいました。
 
朝には、その旨をお伝えしたのですが、
確認が間に合わなかった方がいらしたら
申し訳ないです。
 
ただ、雨の降り出しは
なるべく確からしい時間をお伝えしますが、
この梅雨の時期は
残念ながら
こうしてずれることがよくあります。
 
昨日も最後に書いた通り、
幅を持ってとらえて、
新しい情報を確認するように
してください。
 
 
しかも、けっこう活発な雨雲がかかっていて、
激しい雨の降った所もありました。
 
梅雨前線は
あすにかけて九州北部付近に停滞しそうです。
この前線の位置だと
山沿いを中心に雨が降りやすくなります。
県内には、前線の南側になり、
雨雲を発達しやすい
暖かく湿った空気が流れ込みます
ので、
激しい雨の降る所があるでしょう。
平野部は雨の止み間も多い見込みですが、
昨日までの予想よりは雨が降りやすく
急にザッと強まる雨に注意が必要です。
 
新燃岳周辺での土石流の他にも、
県内各地で土砂災害河川の増水
低い土地の浸水道路の冠水
落雷突風などにご注意下さい。
 
また、前線の位置が
誤差の範囲で少しでも南に下がれば、
雨が強まりやすくなったり、
平野部の雨の時間も長くなりますので、
明日の新しい予報のご確認もお願いします。
 
逆に、前線がこの予想よりも
少し北に上がれば、
平野部の雨はかなり少なりそうです。
 
ちなみに、昨日の資料では、
あす朝の梅雨前線の位置が
もっと北で
九州の北に延びる予想になっていましたが、
きょうはやや南に予想されて
九州北部付近になっていて、
資料にも日替わりがある状態です。
いずれも誤差の範囲と思います。
 
日曜日は、
梅雨前線がやや南下して来る
予想で、
これは日替わりが見られません。
つまり、信頼度が高い予想です。
 
前線が近くなるほど、
雨の強まりには注意が必要になります。
 
さらに月曜日も、
注意が必要
になるかもしれません。
 
きょう、台風が発生しました。
この台風は
週末の内に中国大陸に上陸して弱まり、
熱帯低気圧に変わりそうですので、
台風として
県内に影響することは無いでしょう。
 
ただ、弱まったあと、
雨雲の素を連れて梅雨前線に取り込まれて、
梅雨前線の活動を強める可能性があります。
この梅雨前線上で
活動の強まった部分が、
週明けに九州南部付近を通過するとする
資料があるのです。
 
これは、週明け時点での
梅雨前線の位置によって
影響が大きく変わってきますので、
可能性の話として、
予想の変化と情報に注目して
おいて頂ければと思います。
 
来週は、梅雨前線が
九州付近を南北に行ったり来たり
で、
梅雨空が続きそうです。
 
一ヶ月予報では、
次第に太平洋高気圧が強まる予想で、
再来週以降は
県内よりも北に前線が位置することが
だんだんと多くなってきます。
つまり、明日のような天気の日が
増えてくるだろうと言うことです。
今月末からは、
九州よりも北に前線が行くことも多くなって、
少し夏らしい晴れ間が広がる日も
出てくるかもしれません。
ただ、それは同時に
前線が少し軟化したタイミングで
雨が強まりやすくなってくる
と言うことでもあります。
 
まずは、この週末、
しっかりと防災意識を高めておいて下さい。
とくに山沿いでは
先行した雨量も多きなってきていますので、
要注意です。
梅雨前線の動きが小さいと、
一つの場所で強雨が続くような場合もあります。
 
週末は、ここで書いたことと
前線の位置によって
状況が変わってくる可能性がありますので、
気象台発表の新しい情報も随時ご確認下さい。
 
・宮崎県の気象情報(気象庁HP
・宮崎県の注意報警報(>気象庁HP
・災害時支援資料(>宮崎地方気象台HP(PDF)
 
新燃岳周辺の危険渓流のライブ映像は
国交省九州地方整備局宮崎河川国道事務所のHPで
見ることが出来ます。
宮崎河川国道事務所」で検索してみて下さい。
 
 
 








110610_1

10日正午の雲
(気象庁HPより)

前線の位置を
簡単に書き込みました。

○で囲った
大陸にも活発な雲域があります。
低気圧に対応する物でしょう。
東に進んできて、
日曜日に影響する可能性があります。

南の台風3号の雲は
大陸上陸後に弱まりながら
梅雨前線に取り込まれそうです。
その後、東進するかもしれません。










110610_2

10日午後3時のレーダー
(気象庁HPより)

えびの・小林付近に
活発な雨雲がかかっています。










110610_3

11日午前9時の予想天気図

ちょっと拡大したので、
粗くなっていますが
ご了承を。

日曜日にかけて南下する予想です。

この予想位置よりの
北に上がれば
影響が小さくなるのですが・・・


沖縄は梅雨明け!こちらは中休み♪

ノダっち

11年6月9日(木) 17:04

天気の話なノダ


スッキリ青空が広がりました。
 
梅雨前線の活動が弱まって、
弱い高気圧(気圧の尾根)に
覆われています。
 
洗濯物やお布団も
気持ち良く乾いたでしょう?
 
午後になって薄い雲が出てきていますが、
日射しはたっぷりで
最高気温も30度前後まで上がりました。
 
あすも午前を中心に日射しがあるものの、
次第に雲が増えてきそうです。
夜はが降り出してくるでしょう。
 
すぐに梅雨が戻ってきます。
 
一方、九州よりずっと南では
もう夏本番になりました。
沖縄の梅雨明けが
きょう発表
されています。
 
平年より2週間も早く
1951年からの統計史上で
最も早い梅雨明けでした。
 
ちなみに、これまで最も早かったのは
1971年、80年、96年の6月10日で、
この時の九州南部の梅雨明けは
7/25、7/18、7/13と、
沖縄が早く明けたからといって
九州南部でも
早くなるという傾向は無い
ようです。
 
沖縄が梅雨明けしたと言うことは
何を意味するでしょうか?
 
梅雨前線が
北に上がってきていると言うことです。
 
今までは九州の南に前線があって
県内は前線の北側で
雨が降ることが多かったのですが、
今後は九州付近に前線がかかって
前線の南側に入ることも増えてくるでしょう。
 
最近も書きましたが、
前線の南側の方が雨は強まりやすくなります。
 
沖縄の梅雨明けから
10日間で降った雨を
宮崎、都城、延岡、油津、高千穂、
加久藤、西都、西米良の
8地点で調べてみました。
 
1日に100ミリ以上の雨が降ったのは、
 
2010年 宮崎、都城、延岡、油津、加久藤、西米良
2009年 なし
2008年 宮崎、西米良、加久藤、西都
2007年 なし
2006年 都城、高千穂
2005年 宮崎、西米良
2004年 なし
2003年 加久藤
2002年 延岡、油津、加久藤、西都、西米良
2001年 都城、高千穂、加久藤
 
と、ここ10年の傾向を見ると、
沖縄の梅雨明けからしばらくは
大雨が降りやすい
なのがわかります。
「なし」だった
2009年は沖縄の梅雨明けが7月にずれ込んだ年で、
今回のケースとは当てはまらないでしょう。
また、2007年は
70ミリ以上の雨が降った所もありました。
 
あす夜から延びてくる前線も、
いったんは土曜日にかけて
九州の北に北上しそうです。
きのうの予想資料の傾向から変わっていません。
 
ですから、土曜日の雨は山沿い中心で、
平野部の雨は少ない
でしょう。
(理由はきのうの日記をご参照下さい。)
9日17時発表の気象台予報も、
山沿いが曇り時々雨、
平野部が曇り一時雨になっています。
ただ、たとえ晴れ間が出ても、
山沿いを中心に、平野部でも、
局地的な雨の強まりには要注意です。
 
日曜日になると、
前線が南下してくる
見込みで、
この時の雨の降り方が心配になります。
 
前線の南下するタイミングや
伸び出してくるタイミングが変われば
雨の降り方も変わってきますので、
幅を持って捉えて、
新しい情報を確認するようにしておいて下さい。
 
 








110609_1

昼休みに、高校野球観戦で
サンマリンスタジアムに
行って来ました。

夏の甲子園への予選を前にした
最後の公式戦となる
大会の準決勝中です。

チームの悪い所とかを
再点検する場でもありますし、
夏に向けて
弾みを付ける大会にも
なっていると思います。

夏がまた楽しみになりました。

空には雲が少なくて
強い日射しの時間が
多かったのですが、
サンマリンスタジアムは
いつもの
レフトからライト方向への
海風が吹いていて、
日影にいると
半袖だと寒いくらいに感じました。

雲は少ないですが、
まだ梅雨の空ですね。
青さが足りません。
霞んでいます。










110609_2

正午の気圧配置。

高気圧マークはありませんが、
東シナ海から九州付近は
上空に気圧の尾根があって、
弱い高気圧に覆われました。

また、梅雨前線は
九州の南で弱まったため
無くなっています。


チラッと青空

ノダっち

11年6月8日(水) 16:57

天気の話なノダ


梅雨前線が大きく南に離れていないので、
雲の多い空が続いています。
 
ただ、
前線の活動自体は弱まっているため
雨雲は前線付近にあるのみで
九州本土にかかっていません。
 
県内は、
所々でチラッと青空も見えました。
特に宮崎市内は
朝に日射しもあったので、
このまま晴れるかな?
ともしかしたら思われたかも知れません。
 
きのうの日記に書いたとおり、
大きな洗濯物は乾きにくかったでしょう。
日射しは少なくなりました。
 
あす木曜日は洗濯チャンスです。
ここは大丈夫だと思います。
 
午後3時頃から、
雲が薄くなってきていて、
日照の観測も増えてきました。
昼間に上がりにくかった気温も、
日射しを受けて
グッと上がった所もあります。
 
このまま
だんだん雲が少なくなりそうです。
あすの午前中は
キレイな青空
が広がるでしょう。
午後になると雲も出てきそうですが、
崩れには繋がらない見込みです。
お布団干しも思いっきり出来ます。
 
問題は週末の天気ですが、
11時発表の金曜日の予報は
晴れのち雨になりました。
崩れのタイミングは
遅くなってきています。
 
土曜日の雨の降り方を懸念しましたが、
新しい資料を見ると、
梅雨前線は
一気に九州の北まで北上しそう
です。
 
梅雨前線の南には夏の空気があります。
暖かく湿っていて、
雨雲の素になりやすい空気です。
 
山沿いでは
局地的に雨雲が強まる可能性もあるので、
気が抜けません。
 
ただ、前線が
朝鮮半島付近まで上がると、
県内ではこの雨雲の素が
九州山地にぶつかって雨雲を作りますが、
平野部までは雨雲が流れて来にくくて
平野部では、予報に雨マークがあっても
意外と晴れ間が出たりもします。
ノダのコメントをよく聞いておいて下さい。
 
また、この前線が南下して来る時は
危険な降り方をすることがあるので要注意です。
 
今後の新しい予報にご注目下さい。
 
  
 










110608_1

宮崎市内で
昼前にチラッと見えた青空。













110608_2

衛星可視画像
8日午後4時
(気象庁HPより)

雲の帯がかかっていますが、
徐々に南下しています。






 

今後も雨の降り方に要注意!

ノダっち

11年6月7日(火) 17:02

天気の話なノダ


予想通りの朝からのです。
 
きのうの午前中の資料よりは、
午後になって
低気圧の進路が南よりになったため、
昨日の午前>午後>きょうの予報と
次第に下方修正でした。
 
きょうの雨量の実測は、
アメダスでは、
最大で時間20ミリ近く降りましたが、
新燃岳の周辺では
山田町の15ミリがMaxとなっています。
 
避難基準の20ミリに
達した所はなかったようです。
 
  
けさの朝刊には、
新燃岳の周辺には
依然として厚く火山堆積物が残っているという
記事が出ていました。
 
これまでは
たまたまこれらを
下流に流す雨が降っていない
ということで、
やはり、まだまだ注意が必要なようです。
 
気象台から発表される情報は、
見逃しも許されませんので、
「最大」雨量で発表されています。
ですから、
当然、この数字には届かないことも多く
空振り気味の情報に感じられるかも知れませんが、
雨雲を発達させるきっかけが
たまたま出来ていないだけで、
想雨量がいつ降ってもおかしくない空気
予想されていました。
 
幸いにも、
新燃岳の本格噴火からこれまで
まだ1時間に30ミリ以上の激しい雨は
都城、山田、高原
アメダスで観測されていません。
 
しかし、都城のアメダスは、
ほぼ毎年この夏の時期に
激しい雨を観測しています。
 
ですから、
これからの時期には
必ず少なくとも一度は激しい雨が降るのだ、
と思っておいた方が良いでしょう。
 
今まで起きていないからと言って、
決して油断することがないようにお願いします。
 
 
あすの天気の回復はゆっくりです。
雨は止んでくると思いますが、
大きな洗濯物は引き続き乾きにくいでしょう。
 
ただ、木曜日にはいったん、
洗濯のチャンスがありそうです。
 
その後、金曜日は再び下り坂になります。
金曜日以降の梅雨前線は
県内よりに北に延びてきそう
な資料です。
前線が南にある時よりも
北に行った時の方が
雨雲の素の暖かく湿った空気が強まりますので、
雨雲も発達しやすくなります。
 
きょうは前線付近からやや南と思われる
種子島や屋久島付近で
活発な雨雲がかかっていました。
 
もちろん、
この前線が南北に予想がずれやすいのは、
昨日書いた通りですので、
木曜日に出る情報に注目しておいて下さい。
  
 
 









110607

16時20分までの雨量
(気象庁HPより)

1時間雨量の最大値は、
県南が主に朝、
県北が主に昼前後でした。


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