ノダっち

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台風一過 ~201102号の場合~

ノダっち

11年5月30日(月) 17:08

天気の話なノダ


台風による被害、
宮崎県では幸いにも人的な大きな物は
無かったようです。
 
みなさまのまわりではいかがでしょうか?
 
2号の九州の南での進路は、
金曜日に書いた200813号
木曜日に書いた199203号の間でした。
 
(199203号の進路図を載せ忘れていたので、
 金曜日の日記に追加しましたので
 ご確認下さい)
 
金曜日の日記に書いた
種子島より少しのコースでしたので、
200813号よりは雨が少なくてすんだ
のです。
 
ここを見て下さっていた方は、
進路の予想が変わっても、
その進路に併せて、
ある程度の
雨の降り方が想像出来たのでは?
と思います。
いかがでしょうか?
 
今回の雨は
宮崎市青島で204.5ミリ
日南市油津で187.0ミリ、
えびの高原で164.5ミリ、
串間市で151.0ミリ、
都城市山田町で137.0ミリ、
西都市で132.0ミリ、
都濃町で126.0ミリ、
延岡市で106.0ミリ、
高千穂町で84.5ミリなどでした。
 
北部平野部の雨の量は
予想よりも少なめでしたが、
南部平野部ほど雨が多くなる傾向は
同じですね。
 
また、新燃岳の周辺でも
100ミリを超える雨が降ったものの、
短時間での強い雨が無かったため、
大きな土石流にはならなかったと思います。
 
台風が最接近した29日の昼前には
雨が下火になってきましたが、
これは台風の中心が九州の南東に来た時に
最接近となったため
です。
 
西や北からの風になると
県内の雨は弱まります。
 
一方、風は
台風が最も近くなった
昼前から昼過ぎにかけてが
最も強まりました。
延岡では
29日13時16分に30.3m
最大瞬間風速を観測しています。
 
  
風の強さとは裏腹に、
最接近以降は風のイタズラで
天気が回復に向かって、
いったん青空が広がりました。
 
久しぶりの青空で、
野田には徹夜明けだったこともあり、
まぶしすぎたくらいです。
 
空気中に漂っていた粒子が洗い流されて
ホントにスッキリとした空でした。
 
ただ、夕方になって
また各地でパラパラと雨がしましたね。
これは、日射しが出て気温が上がって
上昇気流が起きやすくなったことに加えて、
いったん台風の北上にともなって
一緒に北上した梅雨前線に相当する部分が
南下して県内を通過したためと思われます。
 
この時、大きな
ご覧になった方も多いかもしれません。
西の空もとっても素敵でした。
 
台風一過の時の夕焼けは、
いつもいつも、
ホントに印象的な空を作ります。
 
これがあるから、
徹夜でもがんばれる、
と言っても過言ではないくらいです。
 
とくに、今回は
犠牲者の情報もなかったので、
ホッとした気分で空を眺められました。
 
  
一夜明けて、
きょうもキレイな青空が広がっています。
少し薄い雲も出やすくなっていますが、
この薄雲でハロ(日暈)(こちらこちらなど参照)を
ご覧になった方もいらっしゃったようです。
 
朝はヒンヤリでしたが、
昼間はカラッとした暑さで、
久しぶりに半袖で過ごして
ちょうど気持ちよく感じました。
 
あすも
薄雲がかかりやすい(きょうより密度が濃そう)ですが、
昼間までは日射しもたっぷりあります。
この梅雨の貴重な晴れ間
ぜひとも有効にお使い下さい。
 
あさってはまた曇り空です。
にわか雨程度あるかもしれません。
木、金と晴れ間があるものの、
土曜日から梅雨前線が帰ってきそうです。
 
 
 









110530_1

きのうの台風一過の青空
(午後1時頃)












110530_2

きのうの虹

野田が見た場所からは
二重に見えました♪

分かりにくいですが、
クッキリと見える虹の外側に
ボンヤリと
もう一本の虹が見えています。

外側の物は副虹と呼ばれ、
内側の虹と色の並びが逆です。












110530_3

虹が見えた時の西の空

低く垂れ込めた雲が
夕日に照らされて
夕焼けがキレイでした。












110530_4

きょうの青空

薄雲の多い一日でしたが、
昼頃は、スッキリと
青空も広がりました。



台風2号北上!!!要注意!

ノダっち

11年5月27日(金) 16:30

天気の話なノダ


台風、引き続き
猛烈な勢力を保って北上しています。
27日午後3時現在、
中心気圧は920hPaです。
 
 
きょうは雨が小康状態と
なった所が多いものの、
今夜以降は
台風によって前線が刺激されて
(暖かい空気が流れ込むため
 活動が活発になり)
南から北上して県内に近づきます。
 
次第に再び本格的な雨になりそうです。
 
きのう載せた1992年の3号よりも、
少し北に振れた予報に変わってきました。
(最新の予想は気象庁HPなどでご確認ください)
つまり、
きのう北か?南か?と書いたうち
より影響が大きいコースの予想になっています。
 
92年の3号よりも
もっと九州南部に近くて
現在の予想に似たコースで
九州の南を通過したのが
2008年の13号です。
 
08年の13号は、
秋の台風ですが、
接近の前日まで
秋雨前線が停滞していたという点では、
参考になります。
 
また、台風本体による雨の降り方も
少し参考になるでしょう。
最接近した9月18日の中心気圧が
980~985hPaと言う点も
参考にして良さそうです。
 
この台風と秋雨前線による
接近前日の雨量は
あまり多くありませんでしたので、
最接近した18日に降った
24時間の雨量のみ書きます。
 
油津 346.0ミリ
宮崎 280.5ミリ
西都 224.0ミリ
神門 184.0ミリ
都城 155.0ミリ
延岡 149.0ミリ
西米良 82.0ミリ
えびの高原 77.0ミリ
高千穂 48.5ミリ
 
92年3号よりは
雨量が桁違いです。
1日に200ミリ以上の雨は、
一般的に
災害の危険性が高くなる雨の量です。
 
とくに一日で
400ミリ近い雨が降った油津は、
台風が接近する半日くらい前の昼過ぎに
2時間連続で
1時間雨量70ミリ以上
非常に激しい雨を観測しています。
また、宮崎市や延岡市などでも
1時間に30ミリ以上の激しい雨も
観測しました。
 
この通り、雨の降り方は
少し近づくだけで違ってきます。
 
ただ、南部平野部ほど多く、
北部山沿いほど少なくなる
のは、
昨日書いた92年の13号と同じです。
 
この雨の分布は、
今回の台風2号での大いに参考になります。
 
また、現在の予想の中心よりは
さらに県内に近い所を通っていますので、
これよりは少し割り引いても
良いかもしれません。
 
目安としては、
種子島・屋久島の南東を通れば、
コレより少なめで、
種子島・屋久島より北西を通れば
このくらいかそれ以上の大雨

覚悟する必要があります。
 
 
気象台のHPには詳しい資料があります。
さらに詳しくお調べになりたい方は、
こちらをどうぞ。
 
また、
さらに近くを通った場合(大隅半島に上陸)は、、、
2007年の4号というのもあります。
こちらはさらに被害が大きかったようです。
気象台の資料はこちら
 
 
台風は、もちろん雨だけではありませんね。
暴風域を伴ったままの勢力で近づくため、
風も強まりそうです。
風の強さは暴風域に入るか否かで
大きく違いますので、
今の段階では言及できませんが、
強風域に入る情報が出た際には、
強風にも十分にご注意下さい。
海には近づかないようにして下さい。
 
出来れば、
今日の雨が小康状態の内に
雨風に対する対策を済ませて置いて
頂きたかったですが、
土曜日中もまだ風の弱い時間や
雨の弱い時間もありそうですので、
そのスキを見つけて、
台風対策をして頂ければと思います。
 
身の回りでは、
溝や雨樋の掃除、
飛びやすい物の固定や片付け等
です。
 
間違っても、日曜日になって
屋根に登るようなことはしないで下さい!!
  
また、子供やお年寄りも
増水した側溝などに近づかないように
今の内に確認して置いて頂くのも
大切なことかと思います。
 
なお、一番近くなるタイミングは
日曜日の可能性が最も高いものの、
そのタイミングが午前か午後かは
コンピューターの予想にもバラつきがあり、
まだ今の段階で判断するのは早急でしょう。
 
ぜひ、今後も
こまめに新しい情報をご確認下さい。
 
 
さて、最後に毎週金曜日の一ヶ月予報。
 
この先一ヶ月の降水量は、
平年並みか
平年より多くなる予想
になりました。
 
台風が過ぎたあと、
来週は台風一過もあり、
晴れ間が広がりそう
です。
 
有効に使って起きたい
晴れ間になるかも知れません。
 
 
 









110527_1

きょう午後3時の
衛星画像
(気象庁HPより)

中心には
引き続き小さく
引き締まった目があり、
猛烈な勢力を維持しています。

あす以降は衰えそうですが、
暴風域を伴ったまま
北上する見込みです。

また台風の北には
台風から連なるように
活発な雲が広がっていて、
九州のすぐ南にある部分は
台風の影響で活発化した
梅雨前線の雨雲です。

この雲が今夜以降、
県内にもかかってきそうです。












110527_2

2008年13号のコース
(気象庁HPより)












110527_3

2007年4号のコース
(気象庁HPより)











110527_4

一ヶ月予報
(気象庁HPより)

少雨になる可能性は
かなり低いようです。




台風2号に注意 ~北か?南か?~

ノダっち

11年5月26日(木) 16:46

天気の話なノダ


きょうは梅雨入りしてから
一番本格的な雨の降り方になったでしょうか。
 
南東から湿った空気が流れ込んで来たため、
西から進んできた雨雲
この東風の上に乗って上昇したため
県内に入って発達しました。
 
都農町では、午後3時までに
きょう一日で70ミリくらいの
まとまった雨になっています。
一方、山を越えて、
県内に入ったから雨雲が発達したため
山沿いでは10~20ミリ前後しか
降っていません。
新燃岳周辺でも
とくに強い雨は観測されませんでした。
 
きょうは、中国地方と四国地方、
それに近畿地方でも梅雨入りが発表され、
九州北部を除く
西日本の各地が雨の季節に入っています。
 
この梅雨入り発表は、
防災意識を高めるように促す、
そんな意味があるかもしれません。
 
 
現在、直近で懸念される防災対象は
台風2号です。
 
台風の予想は、きょうになって、
気象庁の予報が
昨日書いた欧米の予想の線で
一致
してきました。
 
いろいろなモデルの予想が揃うと
その分、
確からしい予想になったということです。
 
現在、予想されている進路の中心を進むと、
日曜日に最も近くなります。
 
ただ、この中心線北側になるか
あるいは南側になるか、で
県内への影響に
だいぶ差が出てきそうです。
 
当然、北側を通った方が
雨風共に影響が大きく、
南側を通ると影響が小さくなります。
南に離れれば離れるほど、
雨量も少なくなるでしょう。
 
台風2号の予想進路の中心と
似た進路を通った台風に、
1992年の台風3号があります。
時期は1ヶ月後ですが、
梅雨前線が九州付近にあるときに
似たコースを通った
ということで
この時の雨が参考になります。
 
宮崎地方気象台のHPによると
台風3号の北上で梅雨前線が
九州中部まで北上し、
各地で土砂崩れが発生したようです。
 
台風が北緯20度付近にあった頃から
梅雨前線の影響でも雨が降っていて、
6月27日から29日までの3日間で
 
日南市油津で187ミリ、
宮崎市で181ミリ、
延岡市で131.5ミリ、
美郷町神門で133ミリ、
都城市で128ミリ、
えびの高原で97ミリ、
西米良村で84ミリ、
高千穂町で83ミリ
 
と、
南部平野部で多く、
北部山沿いほど少なく
なりました。
 
とくに南部平野部は、
台風が接近する直前の
29日に雨が多くなったようです。
 
台風の中心が九州の南東海上に進んだ
6月30日には
次第に雨が止んできていました。
 
各地の降り方を詳しく調べたい方は、
気象庁HPのこちらから
詳しく調べてみて下さい。
 
この例で行くと、
今日の雨は、
接近3日前の6月27日分です。
 
これはあくまでも、
現在、予想されている中心を進んだ場合の
似た例
ですので、
近づいた場合と離れた場合、
つまり、中心の北を通るか
南を通るかでは、
大きく違いますし、
梅雨前線の位置によっても
かなり違ってきます。
 
台風はあすにかけてが発達のピークで
きょう午後3時現在は   
中心気圧が920hPa
猛烈な台風となっていますが、
海水温が25度を下回る
沖縄を過ぎると衰えてくるでしょう。
 
それでも、
九州の南まで暴風域を伴った状態で
北上しそうです。
29日午後3時の予想が
中心気圧965hPaとなっています。
 
海上は、梅雨前線によるうねりから、
週末になると、次第に
台風によるうねりにかわりそうです。
 
強風域に入るか否か?などは
現在の予想ペースだと
土曜日頃までハッキリしないと思います。
 
県内に最も近づく時間帯も、
今後の予想で
おそらく変わってくるでしょう。

 
今後も新しい予報を
こまめに確認するようにして下さい。

 
  
 








110526_1

午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

台風2号は、中心に
小さく引き締まった目が
クッキリと見えています。

この目は、
非常に発達した状態
であることを示しています。












110526_2

海面水温図
(気象庁HPより)

台風は海面水温が
30度近くもある海域を
ゆっくりと進んだため
「猛烈な」という
台風の最強カテゴリまで
発達しました。

勢力は
あすまでがピークでしょうが、
沖縄近海までは
25度以上あるため
急激には衰えません。

25度未満の海域に入ると
次第に衰えてきます。












110526_3

午後3時発表の台風予報
(気象庁HPより)

最新の予報をご確認下さい。

沖縄を過ぎて
次第に衰えるものの、
九州の南でも、
まだ
暴風域を伴う予想です。











110526_4

気象台の露場

ここで雨量などが
測られています。

気象台に出かけたので、
パシャリと撮影してきました。

津波から身を守るための
リーフレットなども
気象台で作成されています。
こちらにも)





どこに行こうか、風まかせ

ノダっち

11年5月25日(水) 16:59

天気の話なノダ


まぁ、しかし、
ホントに、
しっかり、
梅雨らしい天気になっています。
 
あれだけ続いていた晴れが
嘘のようです。
 
梅雨に入って
どのくらい雨が降ったと思いますか?
 
実は、
まだ梅雨に入ってからの雨は
100ミリに達していません。
延岡地区や高千穂地区は、
まだ20ミリ前後です。
本格的な雨不足解消には
今後にまだまだ雨が必要でしょう。
 
ただ、それはもう時間の問題です。
できれば、このペースで
じわじわと雨量を増やしてくれると
いいんですが、、、
 
やはり気になるのは台風2号の動きと、
梅雨前線の活発化です。
これからの時期は
一発の雨で雨不足解消どころか、
一気に
災害警戒モードになる可能性
があります。
 
 
ここをご覧の方は、
米軍の台風予想なども
ご覧になる方も多いでしょうか?
 
その他、ヨーロッパ気象機関による
中期予報のコンピューターの予想も
インターネットでみることが出来ますが、
いずれも、
ドキッとするコースの予想です。
(あえてリンクは載せませんのでご了承下さい。)
 
ホントにこんなコースになってしまったら、
台風の直撃が無くても
梅雨前線が刺激されて、
県内でも
雨の量が増える可能性があります。
 
一方、気象庁の台風5日予報は、
5日目の予報円の大きさが、
きのう載せた物から変化ありません。
かなりの巨大さで
「まだよくわかりません」
と言っているようです。
 
大きな違いは
その北上ペースです。
 
北東にスムーズに向きを変えて
そのまま足早に北上する
欧米の予想に対して、
日本の気象庁による
コンピューターが予測した資料は
北東へ向きを変えるのに手こずって
その間に大陸から高気圧が張り出し、
台風の北上をブロックするような
可能性を示唆しています。
 
そんな様々な可能性を考慮して、
気象庁の5日予報では
5日目の予報円が巨大になっていて、
「まだわからない」という
状況になっているのでしょう。
もちろん、
この「わからない」の中には、
欧米モデルのような動きになる可能性も
まったく近づかない可能性も
どちらも含まれています。
 
ただ、いずれの予想も、
あさって(27日)までの動きに関しては
ほぼ同じ
です。
 
問題はそれ以降の動きになります。
北東に向きを変える場所の
上空の風がどうなっているか?
現在は、残念ながら風のみぞ知る・・・^o^;
 
可能性から言うと、
現在はどちらもありえるのだろうから、
とにかく
最新の予報の確認をお願いします!!
 
 
きょうは3ヶ月予報も発表されました。
 
こちらは台風よりも
もっともっともっと
ザックリとした予報です。
簡単に翻訳してみます。
 
6月は梅雨らしい梅雨の予想、
7月後半には梅雨が明けて真夏になり、
太平洋高気圧にしっかりと覆われそうです。
資料によるよ、
去年のように太平洋高気圧が
北に偏る可能性が低いようなので、
7月の後半は夏のレジャーが
楽しめるのではないかな、と思います。
8月も冷夏の可能性は小さく、
夏らしい夏の予想です。
ただ、毎年のように
不安定な時期もありますので、
その辺りは予報でお伝えする
コメントを聞き逃さないようにして下さい。
 
なお、
平年の梅雨明けは7月14日です。
 
夏好きの野田としては
この夏の予想がでる
5月の3ヶ月予報を読み解きながら
待ち遠しくてウズウズしてます。
 
 
なお、台風などの前に
あすは梅雨前線の活動が強まりそうです。
新燃岳周辺でも
朝6時から午後3時までの間に
最大で15ミリから20ミリの雨が
予想されていますので、
あすも雨の降り方に要注意です。
 
(雨量予想はあす発表の新しい情報をご確認下さい。)
 
 
 
 









110525_1

25日午後4時の
衛星画像
(気象庁HPより)

台風2号の雲は、
広い範囲に渡っていて、
中心の付近の
雲の渦巻きも
しっかりとしています。

気象庁による
午後3時の解析で、
中心気圧が945hPa、
最大風速45mの
非常に強い台風
発達してきました。

あさってごろまでは
海水温の高いエリアを
北上するため
もう少し発達しそうです。

沖縄付近からは
まだ25度以下の
海水温になりますので、
そこからは
衰え始めるでしょう。

問題は進路ですが、
金曜日から土曜日ごろに
上空の南西風に乗るか
乗らないかが
一つの分かれ目です・・・

最新の情報をご確認ください。
こちら












110525_2

九州南部の3ヶ月予報
(気象庁HPより)

降水量の
ハッキリとした傾向は
ありません。





梅雨寒

ノダっち

11年5月24日(火) 16:43

天気の話なノダ


梅雨モード全開な空模様です。
 
ジメジメシトシト。
典型的な
梅雨初期の天気になっています。
 
梅雨前線がすぐ南にあって
東から湿った空気が流れ込む時は
こんな雨の降り方で、
そして気温が上がりません。
 
理由の一つは
何度も書いていたとおり、
梅雨前線の北側が春の空気で、
南側よりも冷たい空気があるからです。
 
そして、
雨が降って日射しが無いため
この春の空気が暖められません
 
宮崎市の気温は、
 
23日 01時 21.9度
23日 05時 21.0度
23日 09時 19.9度
23日 13時 17.3度
23日 17時 17.6度
23日 21時 18.0度
24日 01時 17.0度
24日 05時 16.8度
24日 09時 16.9度
24日 13時 17.4度
 
と、きのうの昼間から
ずっと横ばいになっています。
 
こういう気温変化をする時は、
昼間に肌寒く感じられるものです。
いかがでしょう?
 
梅雨時期のこんな肌寒さを
梅雨寒(つゆざむ、つゆさむ)と言ったりもします。
九州南部では
梅雨寒が続くことはあまりないですが、
関東や東北では梅雨寒が続いて、
農作物に被害が出ることもあります。
 
あすの日中にかけても
東から県内に湿った空気が流れ込み、
県内で低い雨雲が出来て
シトシトと雨を降らせる天気が続きそうです。
 
加えて午後は
上空の雲も厚みを増して西からやって来るため
少し雨が本格的になる可能性があります。
 
なお、台風の影響は
まだまだまだまだ出てきません。
 
どの程度の影響になるかも
まだよく分かりません。
 
きょうの進路予想図、
5日目の予報円がかなり巨大になっています。
この巨大な予報円に中心が入る確率は
70%です。
 
つまり
「まだどこに行くのかわかりません」
と予報円は言っています。
 
それだけに、近づく可能性も0ではなく、
今後の予想に注意が必要です。
 
九州に接近しなくても、
台風と梅雨前線の位置関係によっては
梅雨前線を刺激する可能性もあり、
いずれにしても、
今週後半にかけて
新しい予報に注目して下さいm( _ _ )m
 
 
 
 








110524_1

きのう午後1時の気温
(気象庁HP)










110524_2

きょう午前5時の気温
(気象庁HPより)










110524_3

きょう午後1時の気温
(気象庁HPより)

平野部を中心に
県内各地は
気温変化が小さくなっています。










110524_4

きょう午前9時発表の
台風2号の進路予想

29日午前9時の
巨大な予報円が
5日目の予報円です。

中心線は
九州に向かっているように
見えますが、
この巨大な予報円の段階では
あまり意味がありません。

心配しすぎる必要はありませんが、
安心しすぎる必要もありません。

もうしばらく、
冷静に新しい予報を
確認するようにして下さい。

向きを変え始める
あさって以降は
予想進路が
だいぶ見えてくると思います。



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