台風15号発生!

ノダっち

11年9月14日(水) 16:48


昨夜の
十六夜(いざよい)もキレイでした。
今度は右側に影が少し出てきたのには
気づかれたでしょうか??
 
ただ、やはり時々雲に隠れていました。
そして、きょうも引き続き、
変わりやすい天気になっています。
夏の空気です。
 
あすの午後以降は、
ただの夏の空気から、
熱帯の空気に変わってきます。
 
熱帯の空気を運び込むのは、
昨夜、
ついに熱低から台風になった15号です。
 
台風15号は、あすの午後には、
九州の南、
沖縄の東海上にまでやって来て、
台風が南から連れてくる熱帯の空気が
台風の北を流れる反時計回りの風で
県内に東から流れ込んで来ます。
きょうよりも
さらにわか雨が増えてくるでしょう。
そして、一雨のパワーも
増してくる
可能性があります。
 
台風15号は、あすからあさってにかけて
奄美から沖縄付近に近づいた後、
動きが遅くなりそう
です。
 
今のところ、週末までは
台風が偏西風に出会うことはない予想なので、
複雑な動きや
ゆっくりした動きになる可能性
があります。
 
現在、九州付近に
東から張り出している太平洋高気圧は
台風が沖縄付近に来た後で
東に後退するものの、
かわって、
大陸から高気圧が張り出す予想があり、
大陸からの高気圧の周辺の流れに乗れば、
さらに西に進むかも知れません。
 
現在は、
その西進の予想が少し優勢なので、
予報円も重なりあって、
分かりません
といいつつ、
少し西にずらしてあって、
少し西寄りに進む傾向も示しているようです。
 
ただ、大陸の高気圧による影響よりも
太平洋高気圧の縁を流れる風によって
北上することも十分にありえます。
その場合はゆっくり北上しますので、
影響が長引くことが心配です。
気象庁の週間予報の資料は
ゆっくり北上する可能性も示唆
していました。
 
今回、この複雑な動きや、
ゆっくりな動きをした場合に
最も気になるのは、
九州の南西海上で停滞した場合
です。
 
その場合、県内には、
台風の外側を回る熱帯の空気が
南東から流れ込み続けることになり、
12号の紀伊半島と同じ事態を
危惧
する必要が出てきます。
 
また、画像欄にも書いた通り、
周辺にある熱帯低気圧が
進路に影響を与えたり、
雨の降り方に影響を与えるかもしれません。
 
現在の状態では、
例えば、
米軍の予想などを鵜呑みになど
決してしないようにして下さい。
せめて、複雑な動きと読み取りましょう。
 
私の危惧が
杞憂に終わってくれればいいのですが、
まだどう動くかわからない現状ですので、
様々なパターンを想定して起きたいと思います。
(ぜひ、画像欄の解説も読んで下さいm( _ _ )m)
 
今後の放送やこの日記などで
新しい情報をお伝えしますので、
ぜひ、頻繁に情報の確認をお願いします。
 
 








110914_1

いざよいのみち

大淀大橋より。
十五夜よりも
十六夜は少し遅れて
昇ってきます。

その分、暗くなるので、
月の道が
キレイに出来ます。










110914_2

14日正午の衛星可視画像
(気象庁HPより)

台風は今回も東側に
偏って雲をたくさん
持っています。

むしろ、赤外画像では
この中心の渦巻きは見えないくらい、
中心付近では
雲が発達していないのに、
離れた所で発達しています。

つまり、今回は、
台風が近づかなくても、
雨に対して、
十分に注意しておく必要がある
と言えるでしょう。

とくに、
台風が九州の西に行った場合に、
この東側の雲が
県内にかかりそう
ですので、
心配です。

また、先島諸島の南にも
熱帯低気圧があります。
この熱低は、
台風15号の流れに
取り込まれるような
動きを予想する資料もあり、
週末以降、
湿った空気(熱低の残骸)として、
台風15号の外側を
衛星のように
反時計回りに回って、
日本列島に北上してくる
かも知れません。

この予想通りなら、
より、雨の降り方に
注意が必要になります。

なお、15号の東、
グアム付近にも
熱低があって、
こちらも北上を予想する
資料があります。










110914_3

14日9時発表の予想と
正午の位置。

模式的に、
高気圧の動きを
書き込んでみました。
この高気圧の外側を
時計回りに風が吹いています。

15号は、果たして、
どの流れに乗るでしょう?

なお、予報円は、
15時発表の予報で
少し南にずれましたが、
大きな傾向は変わりません。

新しい情報の確認を
お願いします。
(気象庁台風情報はここ


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