ザーーっと雨が降りました・・・

ノダっち

11年4月27日(水) 16:52


恵みの雨というには
やはり少ない雨でした。
 
午後3時現在、24時間雨量は
日南ダムで21ミリです。
広渡ダムで、たったの6ミリです・・・
 
このあともう一雨ありますが、
一気の回復は望めないでしょう。
 
その他の各地の雨の量も、
おおむね金曜深夜の雨と
同じくらいになりそうです。
午後4時現在は、
南部山沿いで
10ミリを超えた所が多い他は、
平野部は5ミリ前後の所が多く、
国富や西都など
多い所で10ミリくらいで、
延岡は1ミリになっています。
 
ただ、発達した積乱雲がかかって
短い時間に激しい雨の降った所もありました。
 
とくに土石流の心配がある
新燃岳周辺の雨の降り方には
警戒が高まって
午後3時現在、都城市の一部地域に
避難勧告も出されています。

午後2時までの1時間に
アメダスえびの高原で23.5ミリ
国交省の御池雨量計で18ミリを観測しました。
 
土石流はあったかどうか、
今のところ情報は入っていません。
無ければ、
基準の見直しに繋がるでしょうか・・・
 
この雨の頃、
都城市内では、雹が降ったようです。
気象庁の定義する(ヒョウ)は、
直径ミリ以上の氷の粒のことをいいます。
5ミリ未満はアラレです。
 
実は、これから5月にかけては、
一般的に雹が降りやすい季節とされます。
それは、日射しが強まって
地面付近の気温は上がりやすく、
一方、上空には寒気が入りやすいため
積乱雲が発達しやすいためです。
真夏でも発達した積乱雲の中では
氷の粒が出来ていますが、
地上付近の気温が高いため
地面に落ちる前に溶けて
大粒の雨になることが多くなります。
この時期はまだ夏ほど気温が高くないため、
溶けずにそのまま地面に達しやすいのです。
 
大きな雹になると、
農作物や車やビニールハウスなどが
被害を受けることもあります。
 
注意が必要ですが、
移動できない物の対策はなかなか厄介です。
一方、大きい雹だと
人も当たると怪我をすることがあります。
珍しいからと
無闇に外に出て見に行こうとせず、
建物の中などに避難して下さい。
 
 
さて、
きょうも生暖かい風が吹きましたが、
この雨を境に、
あすは冷たさを含んだ風に変わります。
 
金曜日の朝は
3月中旬並
の気温の予想です。
体調や農作物の管理にお気をつけ下さい。
 
 










110427_1


午後3時までの雨
(気象庁HPより)












110427_2


都城で降った雹
視聴者提供

すぐに
溶けていったようですが、
5ミリくらいだった
ということです。





 

投稿月