低温・少雨傾向続く

ノダっち

11年3月25日(金) 16:53


冷たい風が強めに吹いています。
15m前後の最大瞬間風速も
観測しました。
 
舞い上げられた火山灰の影響など
大丈夫でしたでしょうか?
 
最近、ちょくちょく
こんな寒風が吹き荒れていますが、
先週の木曜日にも
強風でビニールハウスが倒壊した
というニュースをお伝えしました。
ただ、原因がよく分からない
と書いたままになっていたのを
思い出したので、書いておきます。
 
気象台の調査によると、
 
塵旋風(じんせんぷう)によるものと
 
いうことです。
聞き慣れない言葉でしょう。
要するに、つむじ風です。
 
資料から引用すると
塵旋風は、
「晴れた日の昼間に地上付近で発生する鉛直軸を持つ強い渦巻きで、突風により巻き上げられた砂塵を伴う。竜巻と違い積雲や積乱雲に伴わず、地上付近の熱せられた空気の上昇によって発生する。」ということで、
  
パッと見の現象としては、
よく竜巻と混同されますが、
気象的には全くの別物です。
上空に黒い雲は無くて、
晴れた日に起きるのが特徴的で、
竜巻に比べると、
渦の規模も小さく、
被害も局地的に限られます。
 
運動会で
テントが倒されたりして、
ニュースになることもありますので、
ご存じかも知れません。
 
  
春の強い風と言えば、
春一番を思い浮かべる方も多いと思うのですが、
今年は結局、九州南部で
春一番が吹きませんでした。

春一番は
「春先に最初に吹く強い南風」なので、
気象庁の定義では、春先を
「立春から春分の間」
となっているんです。
 
九州南部で
春一番が吹かなかったのは、
2008年以来3年ぶりで、
2006年や
2005年も吹いていません。
けっこうちょくちょくあるんです。
 
 
そもそも、今日の風も
暖かい南風ではなくて、
冷たい風になっています。
 
寒気が流れ込む時に吹く風です。
あすにかけて、
また寒さが強まります。
体調管理、
農作物の管理にお気をつけ下さい!
 
 
来週は一旦寒さが緩みそうですが、
今日発表された一ヶ月予報では、
再来週の気温が
再び平年よりくなる予想
です。
 
きのうの
3ヶ月予報でもお伝えしたとおり、
花冷えがあると言うことでしょう。
今年も
長く桜が楽しめるかもしれません。
 
ただ、個人的には、
一気に暖かくなって、
パッと咲いて見頃が短い方が、
キレイだと思っています。
 
一長一短です。
 
また、雨も
この先4週間の雨量が
平年より少ない確率が
最も高くなってしましました。
 
少雨傾向も続きそうです。
 
 
 
 









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通勤途中の公園では、
気の早い木が
5分咲きくらいに
なっています。

もう夜桜など
計画されている方も
いらっしゃるでしょうか?

この土日の夜は、
かなり冷えてきます。
冬用のジャンバーなど
十分に暖かくして
お楽しみ下さい。

また、空気が乾燥します。
火の後始末は
しっかりと
行って下さい。













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一ヶ月予報
(気象庁HPより)













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きょうの新燃岳
(鹿児島県姶良・伊佐地域振興局提供)

西側の斜面に
うっすらと
雪が着いているように
見えました。






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