避けた暴風域

ノダっち

11年7月19日(火) 16:41


午後3時、県内は、
台風6号の暴風域に入る可能性が
きわめて小さく
なりました。
 
暴風域に入らないまま
県内から離れ始めたためです。
 
実は、週末から
この巨大台風の暴風域に入るかどうかで、
すごく気をもんでいました。
 
南の海上を西に来れば来るほど
暴風域に入る可能性があったため
早く北に曲がれと願っていましたし、
北に上がり始めてからは
早く北東曲がれ、
と思っていたのです。
 
しかし、
希望はかなわず北上してきたため、
きのうの夕方の段階では
暴風域に入る可能性が高まったので
最大級の警戒を呼びかけました。
 
が!
 
暴風域にもうすぐ入りそうだ、
と言う時になって、
暴風域が縮小
したのです。
 
きのうの夕方から
宮崎空港で31.4mの突風を観測するなど
強風域の段階で
強い風が吹いていたため
北上に伴って勢力が衰えて
暴風域が小さくなったと思われます。
 
この縮小がけさまで段階的にあって、
結局、県内は
暴風域を避けることが出来ました。
 
台風中心付近にある
活溌な雨雲もかからなかったため
総雨量も、最も多かった
日南市深瀬で289ミリ(午後3時まで)と
予想よりも少なめで済んでいます。
 
きのうの画像欄にも書いたように
乾燥した空気が
中心付近に入り込んでいたせいもあるでしょう、
雨雲が比較的スカスカですみました。
 
ただ、この台風6号、
これから四国付近から
紀伊半島付近に進む予想になっていて、
進行方向の左側になった地域では
すでに先行してかなりの量の雨が降っていて、
さらにこれから中心がゆっくりと近づいて
雨を降らせますので、
災害の発生がかなり心配な状況で、
比較的、少ない被害で
すむことを祈るばかりです( _ 人 _ )
 
また、
県内は暴風域を避けられたものの、
引き続き強風域に入っています。
きのうの夕方以降、
強風域の中で強い風を感じられた方が
多いと思いますが、
今回の台風は、強風域でも
かなりの強い風を伴っています
ので、
強風域の中にいる間は
突風に十分に注意して行動されて下さい。
とくに風が吹き抜けやすい
沿岸部や川沿い、橋の上などは要注意です。
 
屋根の上に上がっての補修などは、
強風域を抜けるまでもう少し待って下さい。
周りの方、
身近な方への声かけもお願いします!
 
強風域を抜けるのは、
単純に予想をみると
あすの日中以降になりそうです。
 
きょうもこの言葉で絞めておきます。
 
今しばらくは、
油断せずに過ごして、
元気に
あすの台風一過の青空を迎えましょう!
 
 
 
 
 








110719_1

午後4時ごろの
MRTから西の空

まだ分厚い雲が
かかっています。

ただ、午後は
一時的に
青空も覗いていました。










110719_2

午後3時の衛星可視画像
(気象庁HPより)

四国沖まで北上しても
まだ形の整った
円形をしていて、
台風としての
勢力が衰えていないことが
わかります。

広い範囲に
雲を引き連れいているため
台風が離れ始めても
まだ九州も
しっかりと
台風の雲に覆われています。










110719_3

きょうの新燃岳
(気象庁HPより)

雲がかかって見えません。
昨夜からけさにかけては
土石流警戒で
都城市の一部対象地域に
避難勧告も出されました。
今のところ、被害などは
見つかっていないようです。

なお、火山性地震は
引き続き
多い状態が続いているようで、
こちらの活動も心配です。


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