遅れた桃の開花。では、桜は?

ノダっち

11年3月3日(木) 17:14


くなりました。
朝の最低気温は、
山沿いの所々で氷点下まで下がって、
平野部でも0度近くまで下がった所があります。
昼間も、
最高気温が平年を3度前後下回った所が多く、
真冬の寒さになりました。
 
平野部は、
午後から強まった冷たい西風の影響で
余計に寒く感じられているかもしれません。
 
この寒さの中ですが、
暦は進んでいて、今日は桃の節句ですね。
 
宮崎市内のあるお宅に植えられている
桃の様子を今年も見せていただいてきました。
 
去年はちょうど満開だったのですが・・・
 
今年は写真の通り、まだツボミで、
ご主人も残念がっておられました。
赤いのが出てきて少し膨らんできた所です。
野田の統計では
2008年と同じくらいの状態でした。
(一昨年の日記参照
 
去年もココで書きましたが、
ココの3月3日の桃の咲き具合は、
ひな祭りを楽しむだけではなくて
桜の開花の時期を予想するのにも役立ちます。
 
休眠打破が起きてからの
つぼみの生長に与えられた気温の影響を
知ることが出来るというのが、
野田が予想の根拠にしている理由です。
今年は12月の終わりから寒くなったので、
順調に休眠打破が出来たでしょうが、
1月が寒すぎて、
2月も平年並みくらいだった気温が
桃の開花を遅らせた理由と思われ、
それは
桜のつぼみの生長にも影響していると考えます。
 
去年の日記で書いた通り、
すでに桃が満開を迎えていた昨年は
桜の開花が早くなりました。
 
また、去年は早かった
日南海岸のヤマザクラの開花も
今年は遅れたということです。
 
と言うことで、
今年は桜の開花が去年よりは遅れるでしょう。
そして、
今年の桃の状態と同じ2008年の桜の開花(気象台の標本木)が
3月26日だったことを考えると、
今年も平年(3月25日)より少し遅めと予想します。
2008年と同じ3月26日か若干遅れると見込みました。
これは今日までの気温の状態から
予想出来る開花のタイミングです
ので、
今後の気温の変化で変わってくるかもしれません。
ただ、最新の長期予報の傾向からすると、
来週までは寒さがあって、
再来週以降も極端に暖かい日が多い予想は無いので、
早まる可能性は低いと思います。



これは概ね
ウェザーニュースやウェザーマップの予想と
同じ傾向です。
気象協会の予想は早すぎるように感じます。
 
そうなると、
県内の見頃になるのは、
早い所で今月末、
多くの所で来月の最初の一週間
ではないでしょうか。
週末で見ると、
春分の日の頃の連休は、
まだお花見をするのには早すぎる
でしょう。
 
3月の最後の週末も、ほとんどの所で
まだつぼみの多いお花見になりそうです。
最も賑わうのは、4月の最初の土日でしょうか。
9日、10日頃もまだ楽しめると思います。

近々、標本木の様子もまた見てきて
ご報告する予定です。
 
 
さて、きょうも新燃岳は、
午後3時を過ぎて
また火山灰が混じった灰色の煙を出しました。
 
都城付近で降灰はありませんでしたでしょうか?
 
出来れば
桜が見頃になる頃までに山が鎮まって
灰を気にせずに
お花見が楽しめることを願いたいですね。








110303_1

今年は
まだツボミでした










110303_2

でも、ツボミはいっぱい。

あすも寒さが続くものの、
次第に寒気が弱まって、
冬型の気圧配置も
緩んできそうです。

あさっての昼間には、
春らしい暖かさも
戻ってくるでしょう。

来週はまた寒くなりますが、
その頃はキレイに
満開になりそうです。










110303_3

けさの最低気温
(気象庁HPより)










110303_4

15時までの最高気温
(気象庁HPより)



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