3月9日

ノダっち

11年3月9日(水) 17:07


レミオロメンというロックグループの歌に
3月9日”というのがあります。
 
ヒット曲なのでご存じの方も多いでしょう。
 
この歌詞、
実にこの日この季節をうまく表現されています。
 
ご存じない方は、インターネットで
「3月9日 歌詞」と入れて検索してみて下さい。
 
出だしの歌詞などは、
まさに昨日のことでした。
MRTニュースNextの天気コーナーでは、
この時期しか楽しめない
キレイなのグラデーションを
見ていただけたでしょうか。
 
そして、この歌詞の中には、
寒さの中で太陽が空気を暖める様子や
きょうの様な強い風なども
絶妙な表現がされています。
 
ただ、歌詞の中で気になるのは一点。
この時期、青空が澄み渡ることは少ないのです。
昨日みたいにスッキリ晴れた日よりは
「春霞」という言葉があるとおり
どちらかというと、
白っぽくなりやすかったりします。
 
それ以外の部分は上手く春先を表現しているので、
もしかすると、この部分は、
単に空のことではなくて
気持ちを比喩的に表現したものなのかもしれませんね。
 
 
きょうの空は、
そんなボンヤリした空に変わりました。
 
西風が強く吹いていて、
畑の土やそこら中の土埃が舞い上がっている他、
降灰が多かった地域では、
屋根の上などに残った灰も風に飛ばされて
砂嵐状態になった所もあるようです。
 
余計に景色が霞んだかもしれません。
最大瞬間風速は、宮崎や延岡、日南などで
20m前後を観測しました。


きょうの新燃岳は静かにしています(16時現在)が、
宮城県沖で大きな地震が起きて、
東北沿岸では数十センチの津波も観測されています。
 
改めて、日本は地震と火山で出来ている国土だなぁ、
と思いませんでしょうか?
 
日本はプレートの境目がすぐそばにあるので、
地球が生きている以上、
どこで地震が起きても不思議ではありません。
 
こういう地震が起きた時、
ただ怖いなぁ、と感じるのではなくて、
ぜひ身近で発生したらと想定して
防災意識を高めるきっかけに
して下さい。
 
家族との連絡手段、
避難経路、防災グッズの確認等々です。
 
 
県内は、今まさに、身近な危機がありますよね。
 
きょうはMRTニュースNext
これから増える土石流の危険度についての
お話もさせていただきました。
 
ポイントは、
避難基準は緩和されたけど、
危険度は変わらないし、
むしろ上がっていると思って欲しい、
そして、
自分の所で強く降っていなくても、
山の上では強い雨になっているかもしれないので、
気を抜かないで欲しい、
と言うことです。
 
大雨への備えという意味では、
今の土石流危険地域に限らず、
県内の全域で、雨の季節を前に
確認しておきたいことでもあります。
 
 
さて、”3月9日”は、
友人の結婚式のために作られた曲とのことですが、
別れのこの季節にも実によく合います。
この春もあちこちで流れているんでしょうね。
 
新たな土地へ旅立たれる方も
いらっしゃるでしょう。
 
引っ越し先での、
防災状況の確認というのも大切です。








110309_1

昨夕の
青のグラデーション

三日月上の月も
キレイでした。










110309_2

きのうの
日の入り直前の
西の空。

夕日は
建物の影ですが、
まだ地平線より
上にあったはずです。










110309_3

きょうは
空気が乾燥して
強い風も吹き、
火山灰だけじゃなくて
そこら中の
砂埃が舞い上がって、
煙霧も発生しています。


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