ズブズブ・ビチャビチャの山

ノダっち

11年6月20日(月) 16:28


予想通り、
また週末の休みが無くなりました・・・
 
今のところ、災害の犠牲になって
命を落とされた方はいらっしゃらないので、
良しとしましょう。
 
しかし、土の中に
どのくらいの雨が含まれているかを推定する
土壌雨量は引き続き高くなっていて、
地盤はズブズブというか
ビチャビチャというか、
とにかく、水をたっぷり含んでいて、
何かきっかけがあれば
崖崩れなどが起きやすい状態になっています。
 
新燃岳周辺では
大規模な土石流が確認されていないものの、
やはり地盤は弱まった状態です。
一度火山灰を含んだ泥流が勢いよく流れ出すと、
沢の山肌などを
削りやすい状態になっている可能性があるため、
一気に大規模になるかもしれません。
 
ここまで起きていないからといって
絶対に油断しないようにして下さい!!
 
今夜、九州南部に南下する梅雨前線は、
活動が少し弱まって、
あすは再び九州を北上しそうです。
 
この北上して前線が通過する時には
再び雨が強まる可能性があります。
コレまでのように、
激しい雨でなくても、
少しのきっかけで
崖崩れなどが起きてもおかしくありません。
 
梅雨前線が近くにある内の雨の止み間は
小康状態です。
引き続き、十分にご注意下さい。
急な崖の近くには近づかないのが無難でしょう。
 
梅雨前線が北上していくのは、
太平洋高気圧がいよいよ強まるからです。
このため、週間予報では
木曜日金曜日晴れマークも付いています。
日射しと湿った空気で、
ここ数日と比べると、
だいぶ暑く感じられるでしょう。
 
急に蒸し暑さが強まるときは、
熱中症にかかりやすくなります
ので、
お気をつけ下さい。
 
まだ高気圧の周辺部なので
安定した晴れではなくて、
にわか雨などが起きる可能性もありますが、
ここまでのような
連続した大雨はひと休みとなるでしょう。
 
そのまま先週末の一ヶ月予報通りに
太平洋高気圧が
強まれば中休みになるのですが・・・
 
 
週末の曇りマーク。
 
これ、不気味ですよね・・・
 
先週の日記でチラッと書いた
南の海上の雲のかたまり・・・
こいつがどう北上するか??です。
 
どちらにしても、
土日の内に影響出る可能性は低いですが、
来週になってでも、
ズブズブの九州にこの雲の北上があると、
かなりの打撃があると思われます。
 
進路を左右するのは、
太平洋高気圧の強さ次第です。
太平洋高気圧の縁に沿って進みますので、
このまま十分に太平洋後高気圧が強まれば
中国大陸付近に進み、
十分に弱まれば
日本の南を東へ進むでしょう。
 
中途半端に強い状態が
県内にとっては一番困ります!
 
熱低にもなっていない状態で
まだまったく分かりませんので
心配しても仕方ないかも知れないですが、
杞憂に終わってくれればと願うばかりです。
 
とりあえず、
野田はてるてる坊主を作りました。
オイラの親戚じゃないですよ!!(笑)
 
 
 








110620_1

けさの大淀川

ギリギリで
河川敷に水が来ていなかった物の、
アッパレ宮崎の時に
お天気カメラで観ると
一部が浸かっていました。

下流の増水は、
上流の雨と関係があって、
しかも時間差で増水します。

止んでいても、
このような状態の時には、
河川敷に入るべきではありません。










110620_2

きのうの夕方も
宮崎市内は
雨が強まりました。

信号待ちで
フロントガラスの雨を
撮ってみました。

ちなみに、この時期、
フロントガラスに
撥水剤を塗っておくと
かなり楽ですよ。

しかも、
雨が強くなればなるほど、
雨が勝手に流れてくれるし、
夜の視界もクリアだし、
威力を発揮します。
梅雨対策のオススメアイテムです!










110620_3

午後2時30分の衛星画像
(気象庁HPより)

九州には
梅雨前線の雲がかかっていて、
その南は、
太平洋高気圧の
晴れ域が広がっています。

さらにその南、
フィリピンの東にある雲は
徐々にまとまりが出てきています。










110620_4

きょうも
霧島連山は雲の中でした。
(気象庁HPより)

新燃岳は、
金曜日に
気になる情報が出てましたが、
18日から
火山性地震が減少したものの、
19日には
火山性微動が3回発生しています。
また、傾斜計の
新燃岳側での隆起を示す変化は
14日から今日まで続いているようです。

こちらも目が離せません。

一方、阿蘇山は、
きょう警戒レベルが1に
引き下げられました。



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