ノダっち
ひと休み、あっというまに終わりなり
11年6月14日(火) 16:56
天気の話なノダ
梅雨明けの平年日まで
あと1ヶ月です。
まだ、一ヶ月もあるのかぁ・・・
と思われましたでしょうか?? ^ ^;
梅雨に入ってから
ホントによく雨が降っています。
一気に水不足が解消されました。
そして、いくら梅雨の時期とはいえ、
最近20日間の日照時間も少なくて、
平年の半分くらいしかありません。
そんな中なので、
午前中の日差しを待たれていた方は
多いでしょう。
けさは
気持ちの良い青空が広がっていました。
ただ、西の空に見えた薄い雲は
アッパレ宮崎が始まる頃には
県内に広がって、
昼頃からは
もうスッカリ曇り空に変わっています。
ホントにつかの間の晴れ間でした。
このまま下り坂です。
レーダーでは、
昼頃から弱い雨雲を捉えていますが、
午後3時現在では、
まだ空の高い所にあるものが中心でしょう。
このあとは次第に雨雲が厚みを増して
下り坂に向かいます。
あすの雨は弱い雨が中心ですが、
夕方以降は本格的な雨脚になって、
あさってには、
梅雨前線上の低気圧が
九州に近づきそうですので、
再び雨が強まりそうです。
低気圧のコースによって
雨の強さや降り方も変わってきますので、
あすの情報にご注意下さい。
なお、あすまでは、
まだ前線の北側で降る雨になりますので、
冷たい雨です。
昼間の気温が上がりにくくなりますので、
長袖でお出かけになった方が良いでしょう。
ということで、
あさって明け方の皆既月食は無理そうです。
梅雨の時期なので仕方ないとはいえ、
ホントに残念です。
来年の5月21日は
何が何でも晴れてもらいましょう!
世間がフィーバーし始める前に、
日食グラスのご準備をお忘れ無く!
一ヶ月分の雨
11年6月13日(月) 15:59
天気の話なノダ
よく降りました。
とくに土曜日はかなりハラハラしました。
前線は南よりで、
さらに日中になって少し南下したと思われます。
誤差の範囲です。
ただ、この南下のせいで、
えびの付近に強い雨雲が断続的に流れ込んで、
大雨になりました。
土曜日の夜になって再び前線が北上し、
日曜日の午前中まで雨が局地的になりましたが、
日曜日の午後になって南下したため
再び県内の広い範囲で雨が強まりました。
10日午前9時の
降り始めからの総雨量は、
えびの高原 553.0ミリ
加久藤 541.5ミリ
西米良 391.5ミリ
上椎葉 389.5ミリ
鞍岡 317.0ミリ
・
・
高原 260.0ミリ
延岡 172.5ミリ
山田 157.5ミリ
都城 119.5ミリ
宮崎 91.0ミリ
油津 80.5ミリ
などなどとなっています。
加久藤の6月の月間降水量は、
平年で530.6ミリですので、
一ヶ月分がほぼ2日で降ったと言うことです。
西米良でも
平年の6月の8割の雨量がありましたので、
一ツ瀬ダムにも、
一気に水がたまることでしょう。
また、加久藤では
11日午前9時50分までの1時間に62ミリという、
6月としては最も強い雨を記録しています。
この雨で、一時的に
えびの市内では川内川の水位が
氾濫危険水位にも近づきました。
一方、新燃岳の周辺では
今回も1時間に30ミリを超える雨は
降っていません。
ただ、高原町では
10日午後6時36分までの1時間に
29ミリの強い雨を観測しました。
また10分雨量でも10日に10ミリを観測した他、
日曜日も
10分雨量8ミリの激しい雨があったようです。
10分雨量で10ミリは、
1時間降り続いたら時間雨量60ミリになります。
これでも土石流が無いのだとしたら
さらに基準の見直しが行われるかもしれません。
それにしても、4ミリでも起きるって話は
何だったんでしょうか・・・??
きょうは前線が南下していて、
あすにかけて、
ちょっとだけ、梅雨がひと休みです。
晴れ間もありますが、
前線の北にある雲がかかるため
あすにかけても雲が多いでしょう。
(午前中の気象台が発表した予報は「晴れマーク」でしたが、
マークで見るほどはスッキリとした晴れないでしょう。
夕方の新しい予報と
野田がお伝えするコメントに注目して下さい)
ただ、
今月の雨はコレで終わりではありません。
今週後半は、
太平洋高気圧が強まってくるため
梅雨前線は
県内より北に位置することが多くなりそうです。
上がった状態が続けば、
県内は、山沿いを中心に
にわか雨が起きやすくなるものの、
総雨量はまとまらないかもしれません。
ただ、土曜日のように
誤差の範囲での南下があると
一気に多くなるので、
今後の情報に要注意です。
県内だけではなくて、
九州北部でも
この週末に大雨があって
地盤も緩んできていますので、
今週後半の雨は心配になります。
お出かけ予定の方もお気をつけ下さい。
日曜日午前10時頃の大淀川。 土曜日には一時的に 河川敷まで水が上がったようで、 上流から流されてきた 木ぎれなどが 河川敷に残っていました。 きょうも、 大淀川の水は茶色く濁って 流れの速い状態が続いています。 |
週末は防災意識を高めて!
11年6月10日(金) 17:08
天気の話なノダ
雨の降り出しが
昨日の予想より早まってしまいました。
朝には、その旨をお伝えしたのですが、
確認が間に合わなかった方がいらしたら
申し訳ないです。
ただ、雨の降り出しは
なるべく確からしい時間をお伝えしますが、
この梅雨の時期は
残念ながら
こうしてずれることがよくあります。
昨日も最後に書いた通り、
幅を持ってとらえて、
新しい情報を確認するようにしてください。
しかも、けっこう活発な雨雲がかかっていて、
激しい雨の降った所もありました。
梅雨前線は
あすにかけて九州北部付近に停滞しそうです。
この前線の位置だと
山沿いを中心に雨が降りやすくなります。
県内には、前線の南側になり、
雨雲を発達しやすい
暖かく湿った空気が流れ込みますので、
激しい雨の降る所があるでしょう。
平野部は雨の止み間も多い見込みですが、
昨日までの予想よりは雨が降りやすく
急にザッと強まる雨に注意が必要です。
新燃岳周辺での土石流の他にも、
県内各地で土砂災害や河川の増水、
低い土地の浸水、道路の冠水、
落雷や突風などにご注意下さい。
また、前線の位置が
誤差の範囲で少しでも南に下がれば、
雨が強まりやすくなったり、
平野部の雨の時間も長くなりますので、
明日の新しい予報のご確認もお願いします。
逆に、前線がこの予想よりも
少し北に上がれば、
平野部の雨はかなり少なりそうです。
ちなみに、昨日の資料では、
あす朝の梅雨前線の位置が
もっと北で
九州の北に延びる予想になっていましたが、
きょうはやや南に予想されて
九州北部付近になっていて、
資料にも日替わりがある状態です。
いずれも誤差の範囲と思います。
日曜日は、
梅雨前線がやや南下して来る予想で、
これは日替わりが見られません。
つまり、信頼度が高い予想です。
前線が近くなるほど、
雨の強まりには注意が必要になります。
さらに月曜日も、
注意が必要になるかもしれません。
きょう、台風3号が発生しました。
この台風は
週末の内に中国大陸に上陸して弱まり、
熱帯低気圧に変わりそうですので、
台風として
県内に影響することは無いでしょう。
ただ、弱まったあと、
雨雲の素を連れて梅雨前線に取り込まれて、
梅雨前線の活動を強める可能性があります。
この梅雨前線上で
活動の強まった部分が、
週明けに九州南部付近を通過するとする
資料があるのです。
これは、週明け時点での
梅雨前線の位置によって
影響が大きく変わってきますので、
可能性の話として、
予想の変化と情報に注目して
おいて頂ければと思います。
来週は、梅雨前線が
九州付近を南北に行ったり来たりで、
梅雨空が続きそうです。
一ヶ月予報では、
次第に太平洋高気圧が強まる予想で、
再来週以降は
県内よりも北に前線が位置することが
だんだんと多くなってきます。
つまり、明日のような天気の日が
増えてくるだろうと言うことです。
今月末からは、
九州よりも北に前線が行くことも多くなって、
少し夏らしい晴れ間が広がる日も
出てくるかもしれません。
ただ、それは同時に
前線が少し軟化したタイミングで
雨が強まりやすくなってくる
と言うことでもあります。
まずは、この週末、
しっかりと防災意識を高めておいて下さい。
とくに山沿いでは
先行した雨量も多きなってきていますので、
要注意です。
梅雨前線の動きが小さいと、
一つの場所で強雨が続くような場合もあります。
週末は、ここで書いたことと
前線の位置によって
状況が変わってくる可能性がありますので、
気象台発表の新しい情報も随時ご確認下さい。
・宮崎県の気象情報(気象庁HP)
・宮崎県の注意報警報(>気象庁HP)
・災害時支援資料(>宮崎地方気象台HP(PDF))
新燃岳周辺の危険渓流のライブ映像は
国交省九州地方整備局宮崎河川国道事務所のHPで
見ることが出来ます。
「宮崎河川国道事務所」で検索してみて下さい。
10日正午の雲 (気象庁HPより) 前線の位置を 簡単に書き込みました。 ○で囲った 大陸にも活発な雲域があります。 低気圧に対応する物でしょう。 東に進んできて、 日曜日に影響する可能性があります。 南の台風3号の雲は 大陸上陸後に弱まりながら 梅雨前線に取り込まれそうです。 その後、東進するかもしれません。 |
沖縄は梅雨明け!こちらは中休み♪
11年6月9日(木) 17:04
天気の話なノダ
スッキリ青空が広がりました。
梅雨前線の活動が弱まって、
弱い高気圧(気圧の尾根)に
覆われています。
洗濯物やお布団も
気持ち良く乾いたでしょう?
午後になって薄い雲が出てきていますが、
日射しはたっぷりで
最高気温も30度前後まで上がりました。
あすも午前を中心に日射しがあるものの、
次第に雲が増えてきそうです。
夜は雨が降り出してくるでしょう。
すぐに梅雨が戻ってきます。
一方、九州よりずっと南では
もう夏本番になりました。
沖縄の梅雨明けが
きょう発表されています。
平年より2週間も早く
1951年からの統計史上で
最も早い梅雨明けでした。
ちなみに、これまで最も早かったのは
1971年、80年、96年の6月10日で、
この時の九州南部の梅雨明けは
7/25、7/18、7/13と、
沖縄が早く明けたからといって
九州南部でも
早くなるという傾向は無いようです。
沖縄が梅雨明けしたと言うことは
何を意味するでしょうか?
梅雨前線が
北に上がってきていると言うことです。
今までは九州の南に前線があって
県内は前線の北側で
雨が降ることが多かったのですが、
今後は九州付近に前線がかかって
前線の南側に入ることも増えてくるでしょう。
最近も書きましたが、
前線の南側の方が雨は強まりやすくなります。
沖縄の梅雨明けから
10日間で降った雨を
宮崎、都城、延岡、油津、高千穂、
加久藤、西都、西米良の
8地点で調べてみました。
1日に100ミリ以上の雨が降ったのは、
2010年 宮崎、都城、延岡、油津、加久藤、西米良
2009年 なし
2008年 宮崎、西米良、加久藤、西都
2007年 なし
2006年 都城、高千穂
2005年 宮崎、西米良
2004年 なし
2003年 加久藤
2002年 延岡、油津、加久藤、西都、西米良
2001年 都城、高千穂、加久藤
と、ここ10年の傾向を見ると、
沖縄の梅雨明けからしばらくは
大雨が降りやすいなのがわかります。
「なし」だった
2009年は沖縄の梅雨明けが7月にずれ込んだ年で、
今回のケースとは当てはまらないでしょう。
また、2007年は
70ミリ以上の雨が降った所もありました。
あす夜から延びてくる前線も、
いったんは土曜日にかけて
九州の北に北上しそうです。
きのうの予想資料の傾向から変わっていません。
ですから、土曜日の雨は山沿い中心で、
平野部の雨は少ないでしょう。
(理由はきのうの日記をご参照下さい。)
9日17時発表の気象台予報も、
山沿いが曇り時々雨、
平野部が曇り一時雨になっています。
ただ、たとえ晴れ間が出ても、
山沿いを中心に、平野部でも、
局地的な雨の強まりには要注意です。
日曜日になると、
前線が南下してくる見込みで、
この時の雨の降り方が心配になります。
前線の南下するタイミングや
伸び出してくるタイミングが変われば
雨の降り方も変わってきますので、
幅を持って捉えて、
新しい情報を確認するようにしておいて下さい。
チラッと青空
11年6月8日(水) 16:57
天気の話なノダ
梅雨前線が大きく南に離れていないので、
雲の多い空が続いています。
ただ、
前線の活動自体は弱まっているため
雨雲は前線付近にあるのみで
九州本土にかかっていません。
県内は、
所々でチラッと青空も見えました。
特に宮崎市内は
朝に日射しもあったので、
このまま晴れるかな?
ともしかしたら思われたかも知れません。
きのうの日記に書いたとおり、
大きな洗濯物は乾きにくかったでしょう。
日射しは少なくなりました。
あす木曜日は洗濯チャンスです。
ここは大丈夫だと思います。
午後3時頃から、
雲が薄くなってきていて、
日照の観測も増えてきました。
昼間に上がりにくかった気温も、
日射しを受けて
グッと上がった所もあります。
このまま
だんだん雲が少なくなりそうです。
あすの午前中は
キレイな青空が広がるでしょう。
午後になると雲も出てきそうですが、
崩れには繋がらない見込みです。
お布団干しも思いっきり出来ます。
問題は週末の天気ですが、
11時発表の金曜日の予報は
晴れのち雨になりました。
崩れのタイミングは
遅くなってきています。
土曜日の雨の降り方を懸念しましたが、
新しい資料を見ると、
梅雨前線は
一気に九州の北まで北上しそうです。
梅雨前線の南には夏の空気があります。
暖かく湿っていて、
雨雲の素になりやすい空気です。
山沿いでは
局地的に雨雲が強まる可能性もあるので、
気が抜けません。
ただ、前線が
朝鮮半島付近まで上がると、
県内ではこの雨雲の素が
九州山地にぶつかって雨雲を作りますが、
平野部までは雨雲が流れて来にくくて
平野部では、予報に雨マークがあっても
意外と晴れ間が出たりもします。
ノダのコメントをよく聞いておいて下さい。
また、この前線が南下して来る時は
危険な降り方をすることがあるので要注意です。
今後の新しい予報にご注目下さい。
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