穏やかな中に見た普通じゃない山

ノダっち

11年2月15日(火) 16:58


朝から穏やかです。
 
天気も山も。
 
 
この穏やかが続けばいいなぁ・・・
と願って止みません。
 
 
 
そんな穏やかな新燃岳を映す
気象庁のライブカメラを見て、
オヤ?っと思いました。
すごく違和感があったのです。
 
気づきましたか?
 
南から撮っている
気象庁のライブカメラを見ると、
新燃岳の山腹にだけ
が積もっていなかったんです。
中岳や高千穂峰は雪化粧をしているのに、
新燃岳だけが地肌が剥き出しになっています。
 
おんやぁ?と思った野田。
まずは、雪が溶けたのだ・・・と思いました。
つまり、マグマや溶岩の影響で
地面が暖かくなっているのではないか?
と思ってんです。
 
ただ、
西側から撮っている
大浪池のライブカメラを見ると、
新燃岳の火口周辺の北西側には
が積もって
います。
それで、ちょっと考えを変えて
きのうの午後から
北西や北から流れこんできた雪雲は
火口内にある熱を帯びた溶岩の影響で
火口の上を通過するときに暖められて、
雲の中にある雪の結晶が溶けて
になって南側の斜面に降った
のではないか?
と推測してみました。
 
きのう午後以降の風向きは、
北西から次第に北寄りに変化していますので、
それによって、火口から南側の広い範囲で
雪の積雪が見れないのかな?と思ったのです。
 
ただ、クッキリと差が付いている点や
風下の中岳で冠雪している点を考えると
違っているかもしれません。
中岳には、火口上空を通らなかった
雪雲がかかったのか?
それとも、再び雪雲になったのか?
???です。
 
もしかしたら、
噴出物が時間が経っても
熱を帯びていたりするなんてことが
あったりするのでしょうか・・・??
 
残念ながら、火山が専門ではない野田には
答えはわかりません・・・
 
どちらにしても、
今の新燃岳が
普通じゃない状態
であることを示している
一つの現象だと思います。
 
ただ、きょうはそんな推理を
色々としてみる時間はありました。
 
 
しかし、願いは虚しく・・・
あすの午後からまた下り坂です。
 
高気圧が足早に東へ離れていって、
湿った空気が東から流れこんできます。
 
気象台発表災害時支援資料→こちら
 
夜遅くから雨が降り出す所もある
予報になっていますが、
土石流が心配される地域へ降るは、
あさって(17日)が中心になりそうです。
昨日もお伝えしたとおり、
南から暖かく湿った空気が流れ込むため
これまで数回の雨よりも
雨雲が発達しやすくなる可能性もあります。
 
あす発表の新しい情報に注目してください。
 










110215_1

きょうのお昼前の
MRTから南西の空。

久しぶりに
鰐塚山がクッキリと
見えました。

雨で空気中のホコリが
洗い流されたようです。












110215_2

気象庁HPより)

御鉢用のライブカメラの
写真ですが、
一番右の
白い山が高千穂峰、
真ん中左側の
白い山が中岳、
さらにその左に
褐色で白煙を
ちろちろと上げている
新燃岳があります。

スゴイ違和感です。











110215_3

大波池から見た
新燃岳のライブカメラ
(鹿児島県姶良・伊佐地域振興局提供)

このカメラは
西から見ているので、
左が西です。
火口の北西から西側には
積雪が見られます。

クッキリと
斜めに線を引いたように
積雪がある部分と
無い部分が分かれいます。



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