ノダっち
今後も雨の降り方に要注意!
11年6月7日(火) 17:02
天気の話なノダ
予想通りの朝からの雨です。
きのうの午前中の資料よりは、
午後になって
低気圧の進路が南よりになったため、
昨日の午前>午後>きょうの予報と
次第に下方修正でした。
きょうの雨量の実測は、
アメダスでは、
最大で時間20ミリ近く降りましたが、
新燃岳の周辺では
山田町の15ミリがMaxとなっています。
避難基準の20ミリに
達した所はなかったようです。
けさの朝刊には、
新燃岳の周辺には
依然として厚く火山堆積物が残っているという
記事が出ていました。
これまでは
たまたまこれらを
下流に流す雨が降っていないということで、
やはり、まだまだ注意が必要なようです。
気象台から発表される情報は、
見逃しも許されませんので、
「最大」雨量で発表されています。
ですから、
当然、この数字には届かないことも多く、
空振り気味の情報に感じられるかも知れませんが、
雨雲を発達させるきっかけが
たまたま出来ていないだけで、
予想雨量がいつ降ってもおかしくない空気が
予想されていました。
幸いにも、
新燃岳の本格噴火からこれまで
まだ1時間に30ミリ以上の激しい雨は
都城、山田、高原の
アメダスで観測されていません。
しかし、都城のアメダスは、
ほぼ毎年、この夏の時期に
激しい雨を観測しています。
ですから、
これからの時期には
必ず少なくとも一度は激しい雨が降るのだ、
と思っておいた方が良いでしょう。
今まで起きていないからと言って、
決して油断することがないようにお願いします。
あすの天気の回復はゆっくりです。
雨は止んでくると思いますが、
大きな洗濯物は引き続き乾きにくいでしょう。
ただ、木曜日にはいったん、
洗濯のチャンスがありそうです。
その後、金曜日は再び下り坂になります。
金曜日以降の梅雨前線は
県内よりに北に延びてきそうな資料です。
前線が南にある時よりも
北に行った時の方が
雨雲の素の暖かく湿った空気が強まりますので、
雨雲も発達しやすくなります。
きょうは前線付近からやや南と思われる
種子島や屋久島付近で
活発な雨雲がかかっていました。
もちろん、
この前線が南北に予想がずれやすいのは、
昨日書いた通りですので、
木曜日に出る情報に注目しておいて下さい。
やきもき梅雨前線
11年6月6日(月) 16:58
天気の話なノダ
金曜日に
土曜日の日射しを有効にとお伝えして、
きょうもしっかりと日射しが出ているとか・・・
梅雨前線は
予報士を困らせるのが得意技です。
実は、
週末も梅雨前線にもてあそばれました。
ノダは、大分に
カープの2軍の応援に出かけていたのですが、
土曜日はやはり大分も青空の下で
気持ち良く野球観戦をして、
試合後に、選手やコーチから
明日は出来るかな?って聞かれて、
最新の資料に基づいて、
「出来そうです・・・」
とお伝えしました。
金曜日の資料辺りから、
前線が南下傾向になって、
宮崎県内の雨の予想は変わらなかったものの、
大分県内は雨が少なくなりそうな
予想に変わってきいたのです。
ところが、蓋を開けると、
前線はやや北に上がったようで、
しっかりと雨で、
しかも取り残されていた九州北部も
梅雨入りが発表されました。
おーまいごっと( ̄△ ̄;)です。
朝から雨で、佐伯で予定されていた
日曜日の試合は中止になってしまいました。
午後になると前線が南下したため
大分は晴れてきましたので、
もうちょっと早く下がってくれれば・・・
と、恨めしく空を見上げたノダです。
前線が南に下がったため
県内も
午後から徐々に雨が弱まったと思いますが、
南の地域ほど雨が残りやすかったでしょう。
昨夜の大分からの帰り道では、
南に戻ってくるほど
路面が濡れていて、
雨上がりで湿った空気が
放射冷却で冷やされたため
所々で霧も発生していました。
けさもこの霧をご覧になった方が
多いでしょうか。
梅雨の時期は、空気が湿っているので
なんらかのきっかけで空気が冷やされると、
霧が発生しやすくなっています。
もう一つ、
新燃岳周辺での雨も気になって見ていたら、
昨日は、県の雨量計で
総雨量が多い所で150ミリくらい降って、
時間雨量も20ミリくらいが出ていました。
2日連続での強い雨になると、
余計に心配だったので、
きょうひと休みしたのは
防災の面からも
良かったのではないでしょうか。
明日は、
梅雨前線が再び北上してきて、
前線上を低気圧も進んで
九州南部に近づいて来る予想です。
この予想は、現在の雲の状態などから
ダマされる可能性は低いと思います。
今日とお伝えしていたのが
あすに一日ずれた形です。
誤差の範囲でしょう・・・
南からは
暖かく湿った空気が流れ込むため
雨雲が発達しやすくなります。
とくに、南西からの空気がぶつかる
霧島連山で雨雲が発達する可能性もあり、
新燃岳周辺での雨は要注意です。
その他の、県内各地も
急な強い雨などにご注意下さい。
梅雨前線にやきもきする季節は、
まだまだしばらく続きます。
気象レーダーのいたずら
11年6月3日(金) 17:03
天気の話なノダ
南部を中心に
あぁ梅雨、
あなたはどうしてそんなに梅雨なの?
というような空が続いています。
分かりづらい?^o^;
午後3時現在、宮崎市内は、
気温が22.3度でしたが、
湿度が81%もあるため、
ジメジメして
長袖だと蒸し暑さを感じるくらいです。
この湿った空気と、
昼間に日射しが出た北部山沿いは
地表の気温が上がって上昇気流が起きました。
レーダーを見ると、
熊本県と県内の北部山沿いの
境界付近を中心に雨雲が発達しています。
午後3時前のレーダー画像を載せました。
コレを見ると、
もうひとつ、雨雲の帯も
県内の南部に映っています。
確かに所々で雨が落ちているようですが、
雨雲がかかっていることになっている
宮崎市の中心部では
雨雲が落ちていません。
これは、空の高い所みある雨雲が
映っているためです。
以前も書いたことがありますが、
九州の気象レーダーは、
福岡県の背振山にあるレーダーと
種子島にあるレーダーから得られた
2つのデータを
合成して作成されています。
レーダーは、
レーダーの中心から距離が離れるほど
電波が地表から離れるのが一つの特徴です。
このため、
二つのレーダーサイトから遠い宮崎県内では
地表付近の雨雲が映りにくく、
高い所の雨雲を捉えられやすくなります。
主に高い所にある雨雲を捉えている時の特徴は、
黒丸で囲った部分の様に
二つのレーダーの合成部分で
不自然な直線的な雨雲の境界が出来ることです。
この部分は、
距離が遠い福岡のレーダーが
高い空の雨雲を捉えていますが、
種子島レーダーは、
もっと低い空をレーダービームが通過していて、
低い空には雨粒が無いため、
こんな境界線が出来ています。
南部の雨雲は過剰に表現されているようです。
レーダーを見る時の参考にしてみて下さい。
ただ、あすの日中は
レーダーの出番が無さそうです。
あす昼過ぎまでは、
安心して洗濯物を干すのも
オススメできます。
薄い雲が出るくらいで、
昼間は日射しがたっぷりでしょう。
夕方以降は雲が厚みを増しそうです。
念のため、午後3時以降は
早めに取り込んだ方が良いかもしれません。
日曜日からは梅雨前線が延びてきて、
本格的な雨になってきそうです。
月曜日にかけて、
南から暖かく湿った空気の流れ込みがあり、
雨雲が発達する可能性があります。
各地とも
雨の情報に注意して頂きたいですが、
特に、
新燃岳の周辺では雨の降り方に要注意です。
先日の台風の時よりも
発達した雨雲がかかっても不思議ではありません。
月曜日は、それくらいに、
危険な空気が流れ込む資料になっています。
是非とも、
日曜日にでも発表されるであろう情報に
注目して下さい。
・宮崎県の気象情報(気象庁HP)
・災害時支援資料(宮崎地方気象台HP(PDF))
なお、一ヶ月予報では、
この先も
梅雨らしい天気の日が多くなりそうです。
あすの日射しは有効にお使い下さい。
きのうの夕方、 MRTホームページの 新燃岳に向いたライブカメラに 不思議な光が映っていました。 マンガや映画などで見る 未確認飛行物体の底面には こんな光が並んでいたような 記憶もありますが、 これは夕日が 斜めにレンズに侵入して 出来た光だと思います。 太陽の近くの空を撮ると このような光が写るのを 経験されたり、 そんな映像をご覧になった方も 多いと思います。 こちらは光のイタズラ。 |
月と太陽
11年6月2日(木) 16:51
夜空を見上げるノダ
きょうは新月です。
月が太陽の方向にいます。
けさはこの月が
太陽とほぼ一直線になり、
部分日食がありました。
ただ、日本で見られたのは
北海道など一部のみです。
宮崎で次に見られる日食は
先日も書いた金環日食。
あと354日後です♪
時間旅行を
聞いときましょうね。
日食はまだ1年後ですが、
今月は月食があります。
6月16日です。
早起きか、
もしくわ夜更かしが必要ですが^o^;
皆既状態で西の空に沈む
ちょっと珍しい月食になります。
見逃せませんよ♪
また近づいたら詳しく書きます。
きょうの午前中は
雨雲に隠れていた太陽ですが、
午後になって
うっすらと姿を現しました。
このあと明日にかけて
崩れは小さい見込みで
時おり晴れ間が広がりそうですが、
大気の状態はまだ不安定で、
大分県内には、午後3時現在、
活発な雷雲が出来ています。
宮崎県内でも今夜にかけては
一部でにわか雨の可能性がありです。
一方、
梅雨前線が本格的にかかってくる予想は、
土曜日から一日遅れて
日曜日になってきました。
土曜日は
まずまずのお出かけ日和になりそうです。
梅雨前線が延びてくるのが
少し遅れる傾向が出ていますので、
今後も新しい予報の変化に注目して下さい。
ただ、伸びてきたあとは、
活発な状態で九州付近にかかりそうなのは、
ここ数日安定した予想資料になっていますので、
来週初めにかけて、
雨の降る方に関する情報にも
注目をお願いします。
春の雨量と5月の雨量
11年6月1日(水) 17:00
天気の話なノダ
のぺ~~~っと曇った一日でした。
昨日の予想より、
雲が厚めのまま経過しています。
雨も一部でパラっとしましたが、
大きくは崩れていません。
6月のスタートはこんな感じで、
やっぱり梅雨なんだなぁ、
と感じる空になりました。
こんな空で気分は盛り上がらないんですが、
天気の区分では、今日から夏です。
昨日までの春を簡単に振り返ると、
やはり水不足が一番のトピックスでしょうか。
天気の世界で春とされる
3月から5月までの3ヶ月間の降水量は、
高千穂 236.0ミリ (51%)
神門 410.0ミリ (63%)
延岡 353.0ミリ (57%)
西都 384.0ミリ (58%)
加久藤 487.5ミリ (78%)
都城 352.5ミリ (59%)
宮崎 347.0ミリ (55%)
油津 450.0ミリ (62%)
結局、平年の6割前後となりました。
( )内が平年比です。
宮崎と油津は、
観測史上3番目の少なさでした。
それでも、3月と4月は、
平年の1割~2割前後と言う所が多く、、
各地で記録的な少雨でしたので、
この5月で一気に回復してきたことになります。
5月の雨量は、
高千穂 185.5ミリ (101%)
神門 350.5ミリ (139%)
延岡 317.0.ミリ (131%)
西都 321.0ミリ (133%)
加久藤 285.0ミリ (121%)
都城 259.5ミリ (119%)
宮崎 293.5ミリ (123%)
油津 362.5ミリ (142%)
と、5月は
平年並みか平年より少し多めの雨でした。
今年に入って初めて平年を上回っています。
宮崎市の場合は、
春の雨量の85%とほとんどが5月に降りました。
一ヶ月予報では、
今月も雨はシッカリと降りそうです。
まだ、水位の回復していないダムもありますが、
時間の問題だと思います。
梅雨入りのころからお願いしていますが、
頭の中を、
水不足モードから
防災モードに切り替えて下さい。
今のところ、
土曜日までの雨は少ない見込みです。
日曜日からは、
梅雨前線の影響が本格的に出てきて、
来週のはじめは
前線の活動が強まる可能性もあります。
今後の情報にご注意下さい。
最後に、天候のまとめを見に行った
気象庁のHPで気になる発表を見つけましたので、
紹介しておきます。
2011年4月までの日本の大気中二酸化炭素濃度について
要旨は、以下の通りです。
・気象庁が観測している
二酸化炭素の去年の濃度が過去最高になった。
・今年の4月も過去最高になった。
・10年ごとの増加率も大きくなっている。
地球規模で
二酸化炭素を減らそうと言う会議などが開かれ、
全人類の問題として削減していこうと話し合われ、
もう何年が経つでしょうか?
それでも、
減るどころか増加率が大きくなっているのです。
どんどん増えているということです。
人間活動だけではなくて、
他の要因があったり、
全人類がやる気にならないと
難しい問題でもあります。
そして、この現実の前には
私もどうしたらいいのかと
腕組みしていしまいますが、
何かやらないことには
何も変わらないのは確かですよね。
とりあえず、
ここを読んで下さった方の
心に届くことを願って、
ここに情報を提供します。
まだまだ
出来ることがあるんじゃないか?と
家族とか友達とかで
ちょっとこの事を話してみて下さい。
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