日曜日から夏が立つ

ノダっち

11年5月6日(金) 16:48


GW中、不安定な天気をもたらしたのは
これまでも書いてきたとおり、
梅雨前線です。
 
今日も
九州の南にある梅雨前線の影響を受けています。
少し前線が北上してきたのに伴い、
弱い雨雲がかかりました。
東からの湿った空気も流れ込んでいます。
 
きのうまでGW中の雨は、
南部の広い範囲で50ミリ前後、
北部で25~35ミリ前後降りました。
GW前に
少し流れが変わってきたと書いた通り、
雨は降りやすくなっています。
量はまだ足りないですが、
少しは恵みになっているかもしれません。
日南ダムで
貯水率が30%以上となるなど、
県南のダムは、この雨で
少し水量が回復傾向のようです。
一方、県北では
引き続き深刻な状況となっています。
 
 
きょうは
二十四節気の一つ、立夏
暦で夏に入る日ですが、
この雨もあって気温も上がらず、
夏の雰囲気は感じられていないでしょう。
 
梅雨前線は、
夏の空気と春の空気の境目に出来る前線で、
北に春の空気、
南に夏の空気があります。
 
今の県内は、まだ春の空気の中です。
 
週間予報の資料を見ると、
来週は
一旦九州の北まで前線が北上して
南から夏の空気が流れ込みそう
気配が見えます。
夏の太平洋高気圧が
九州の南に張り出してきそうです。
 
日曜日頃から月曜日ごろは
日射しも多くなって、
昼間は夏を感じさせられるでしょう。
 
北に上がった前線が下りてくる時に
強い雨を降らせる事があるので、
来週中頃の
雨の降り方に注意
しておきましょう。
 
GW中から来週にかけての天気は、
梅雨前線によるぐずついた天気なので、
梅雨のはしり、と言っていいと思います。
 
一方、一ヶ月予報によると、
来週の週末(14日)以降は、
また低温傾向も見えてきました。
つまり、
いったん張り出す太平洋高気圧が弱まって、
梅雨前線もそれに伴い南下しそうです。
再来週以降は、
周期的に低気圧と高気圧が通過する
春の天気変化に戻る
でしょう。
低温と言っても強い冷え込みではなく、
春の気温になりそうです。
 
なお、これから一ヶ月の降水量と、
3週目(今月下旬~)以降の気温は、
はっきりとした傾向がみえません。
 
梅雨のはしりとなっている
現在の天気状況ですが、
この傾向は来週まで続いて、
次の週末以降は
次第に周期的な天気に戻り、
本格的な梅雨入りは
まだ先になるようです。
 
残念ながら、
きょうの一ヶ月予報では、
梅雨入りがいつごろになりそうか、
読み取れませんでした。
 
九州南部の梅雨入り平年は、
今年から5月31日です。
 
3週目以降も
太平洋高気圧の弱いのが気になりますが、
今後の資料に注目しましょう。
 
 
さて、
コロコロかわった週末の予報ですが、
どうやら
大きな崩れは無い
で、大丈夫そうです。
 
招待高校野球も楽しめます。
 
あすはまだ雲が多く、
スッキリしませんが、
日曜日は日射しが強くなりそうです。
暑さ対策、
紫外線対策をしてお出かけ下さい。
 
 








110506_1

九州南部の一ヶ月予報
(気象庁HPより)

2週目の気温は、
平年並みか平年より低い予想で、
来週にかけてのように
夏の暑さは少なくなりそうです。










110506_2

きのうまでの
降水量の統計
(気象庁HPより)

雨は
降りやすくなってきましたが、
まだ、
平年よりは少ない状態です。










110506_3

きのうの新燃岳
(鹿児島県姶良・伊佐地域振興局提供)

きょうの気象庁の発表では、
傾斜計は停滞、
火山性地震は
増減を繰り返しながら、
やや多い状態ですが、
100回/1日を超える日は
なかったようです。

先月19日以降は
噴火が発生していなくて、
2週間半も
おとなしくしてることに
なるのですが、
それが
逆に不気味にすら
感じてしまいます。

来週中頃の
雨の降り方に注意しましょう。
なお、避難判断の
1時間雨量基準は
15ミリ~20ミリ以上に
引き上げられています。

詳しくはこちら(県庁HP)





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