寒の戻り

ノダっち

11年4月19日(火) 16:50


きのう、
画像欄に目が離せない、
と書いた新燃岳は、
さっそく昨夜9日ぶりの
噴火をしてしまいました。
 
ニュースでも流れた
JNNの監視カメラの
映像を見ていると
火山雷も映っていましたし、
気象レーダーでも
緑のエコーが出ていましたので、
結構な量の
噴煙が出たはずです。
 
宮崎市でも
南部の地域を中心に降灰があり、
高原町では小石も降りました。
 
昨日からの強風で、
この灰が飛び散って、
大変な思いをされた方も
多いかも知れません。
 
ちなみに、
昨夜からのこの強風
春風ではなくて
どちらかというと木枯らしです。
 
気圧配置も冬型で、
上空にも昨日書いたとおりの
寒気が流れ込みました。
 
最高気温は
平野部で17度前後ありましたが、
冷たい風の影響で、
日が陰った時間などは特に、
冬が帰ってきたように
感じられたかも知れません。
 
まさに、寒の戻りです。
 
あす朝は、放射冷却も効いて
今朝よりも冷え込みます。
 
体調や農作物の管理にご注意下さい。
 
あすの昼間は、
日差しの暖かさだけではなくて、
空気の冷たさも弱まりそうです。
 
 








110419_1

今日午前11時の
衛星画像
(気象庁HPより)

東シナ海側に
筋状の雲が出て、
県内にも
この寒気の雲が
山沿いを中心に
流れ込んでいます。










110419_2

昨夜の噴火で
MRTに駐めていた
野田の自転車サドルにも
この通りの積灰。

砂状の粒かな、
と思って触ったら、
もっと細かな
さらさらした粒でした。

一時は
噴煙雲がかかって
月が
見えなくなりましたが、
21時頃の帰宅時には、
降灰も収まり、
月もキレイに
見えていました。










110419_3

昨夜の噴火直後
(気象庁HPより)

気象台によりますと、
噴煙は2000mまで上がり、
西から北の斜面に
1キロほど噴石が
飛んだようです。

ちょうど、この画像で
赤い火映が上がっている
方角です。

また、
この噴火後、
傾斜計が示していた
膨張傾向は、
沈降に転じた
ということです。



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