あす夕方から心配な雨に

ノダっち

11年2月9日(水) 16:37


昨夜の帰り道、
雨上がりの湿った空気が冷やされて
飽和状態に達して、
もやや霧を発生させていました。
 
宮崎市で発生したもや程度なら
幻想的な景色とも言えるんですが、
都城市など内陸部では
濃いに覆われた所もあるようです。
 
昨日の都城の観測記録を見ると、
午後9時の視程(水平方向の見通し)が
80メートルしかありませんでした。
一寸先の状態が分からなず、
きっと車の運転などは
かなり恐ろしかったはずです。
 
なお、もや
どちらも水滴粒子によって景色が霞む現象ですが、
気象庁の定義では
もやは視程が10キロ未満1キロ以上
霧は視程が1キロ未満ものとなっています。
 
 
一夜明けて、
きょうの昼間はよく晴れました。
ポカポカ陽気になっています。
最高気温は広い範囲で3月並みで、
青島油津4月上旬並みになりました。
 
きのうの雨で煙霧が多少落ちたのでしょう。
一昨日よりは見通しも良くなりました。
ただ、まだ霞が残っています。
 
中国大陸から飛んできた可能性のある汚染物質が
九州北部で観測されたという報道もありました。
 
空気の汚染情報は、
環境省のそらまめ君や、
県のサイトなどで
知ることが出来ます。
 
今後、黄砂だけではなくて、
煙霧が酷い時には
こうした情報も利用して
気をつけた方が良さそうです。
 
さて、このポカポカ陽気は
いったん今日までとなります。
 
あすは空気が冷たくなり、
あす夕方からは、
今年に入って初めての本格的な
なりそうです。
 
雨不足の植物には恵みの雨ですが、
何よりも、
火山灰がたくさん積もっている地域での
泥流土石流の発生が懸念
されます。
 
気象台からは
まだ量的な予想が発表されていない(9日午後4時現在)/small>ため、
はっきりとお伝えすることが出来ないのですが、
資料を見る限りでは、
いわゆる「大雨」のレベル(24時間で100ミリ超など)/small>までは
降らないでしょうが、
ある程度のまとまった雨になると思います。
 
ただ、今回の噴火によって吐き出された
火山灰や火山礫、砂、小石、軽石といった物が
どの程度の雨で土石流や泥流を発生させてしまうのか、
野田は情報をつかみきれていません。
 
気象庁による
注意報の発表基準の変更が発表されれば、
ハッキリとするのですが、それもまだ
です。
 
そのため、
宮崎地方気象台が発表する気象情報
注意の文言が除かれたまま、
でも、注意を呼びかけるという
情報発表になってるのでしょう。
 
過去の三宅島では1時間に4ミリの雨でも
発生したという情報もありますが、
今回の新燃岳の噴火でもそれが当てはまるのかは、
???です。
 
はっきりと分からないため、
いつもの雨でも、
慎重には慎重を重ねて、
大げさ気味でも
注意を呼びかけたいと思います。
 
灰が多く積もった地域では、
どうか、あす雨が降り出して以降、
不用意に川に近づかないようにして下さい。
 
また、あす発表される
新しい情報(ココ)にも注目して、
対策をとっていただければと思います。
 
 
何も起こらないことを願いつつ・・・








110209_1

きのうの夕方、
一時的に顔を出した夕日。
雨上がりの霞の中で
キレイな一瞬でした。









110209_2

昨夜、
帰りに外に出たら
モヤッと
幻想的な宮崎市内でした。

都城の場合は
そんな悠長なことを
言ってられない
状況だったと思います。









110209_3

きょうのお昼過ぎ、
MRTから鰐塚山方面。

一昨日は
全く見えなかった
鰐塚山ですが、
きょうは
ボンヤリと
輪郭が見えました。









110209_4

きょうの新燃岳は
時おり低い噴煙を
上げたくらいで、
比較的
おとなしい状態が
続いています。
(午後4時現在)

(画像は、
気象庁ライブカメラより)


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