東シナ海で、また台風発生か

ノダっち

10年8月27日(金) 16:37


相変わらずの、不安定な空模様です。
昼間としてはきのうよりも雨雲がかかりやすくなっていて、
やや活発な雨雲もあります。
  
衛星画像で見ると、
九州の西から南の海上にも
たっぷりと活発な雲が映っていて、
沖縄付近には熱帯低気圧も発生しました。
 
気象庁が午前10時に発表した情報による と、
この熱帯低気圧は、
あす朝9時までに東シナ海で台風になる見込み、
となっていて、
あす朝の予想天気図でも、
東シナ海に台風が登場します。
夕方のニュースなどでご確認ください。
  
前回の4号に続いて、
またしても、高い緯度での台風発生になりそうです。
  
こんなことが起きるのも、
東シナ海の海水温がかなり高くなっているためでしょう。
昨日現在の海水温は右に乗せたとおりで、
東シナ海の広い範囲で29度以上もあります。
平年と比べると度から2度も高い状態です。
  
また、さらに南の海上、
フィリピンの東の海上の熱帯域でも
雲がたくさん出来てにぎやかになっています。
熱帯低気圧、台風の卵となる雲です。
  
しばらくは太平洋高気圧が強くて
日本付近に張り出す予報で、
再来週頃までは厳しい残暑も予想されます。
このように高気圧が強いうちは
台風が出来ても九州に近づくことはありませんが、
弱まったタイミングで台風が出来た時が心配です。
  
前にも書きましたが、
これまでは台風が少なかったものの、
秋は気が抜けなくなるかもしれません。
  
なお、週末は、熱帯低気圧や台風の影響で
海上にはうねりが入りそうです。
海のレジャーは十分に注意が必要です。
  
また、県内には
亜熱帯の空気が流れ込むため
大気の不安定な状態も続くでしょう。
  
復興イベントやお祭りなども予定されていますが、
晴れ間が広がっていても、
念のため、雨に対する準備もしてお出かけになってください。
  
  









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15時の衛星画像
(気象庁HPより)

気象庁によると、
27日15時には、熱帯低気圧が
那覇市の西南西約40キロにあって、
およそ15km/hで西北西へ進んでいます。
中心の気圧は1004hPa、
最大風速は15m、
最大瞬間風速は23m
ということです。
(×印の付近)

なお、最大風速が
17.2m以上になると台風になります。












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26日現在の海面水温図
(気象庁HPより)












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26日現在の海面水温平年差
(気象庁HPより)





 

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