あと少し!

ノダっち

10年7月15日(木) 17:04


暑いですね!
予想以上に青空が広がって、
熱い日射しも降り注いでいます。
 
ただ、湿った空気が流れ込んでいるところに
日射しで気温が上がって
大気の状態が不安定になったため
局地的に雨雲が発達しました。
 
この陸上で発生した雨雲とは別に、
昨日までと明らかに違う傾向
レーダーで見えたので、
右に載せておきます。
 
右を見てから、ここに戻ってきて下さい^o^;
 
予想されていたほどの雨雲がかからなかったことと
この雲の様子とも関係しているのでしょう。
 
県内も午後3時頃から所々に雨雲がわき上がっていますが、
これは昨日までの雨のパターンとは明らかに違います。
 
気圧配置的な状況が変わってきたのだというのが
野田の推測です。
太平洋高気圧の縁に差し掛かってきたのでしょう。
午前9時の高層天気図でも、
上空5880mの太平洋高気圧の目安が
九州南部にかかってきました。
 
なお、こういう太平洋高気圧の周辺部では、
急激に発達する雨雲には十分に注意が必要です。

 
あすには、もっと太平洋高気圧が強まって、
九州付近では梅雨前線が不明瞭になる予想です。
 
あとはもう、気象台の担当者が
どこで見切りを付けて「梅雨が明けたとみられる」と発表するか、
という段階になってきました。
 
「見切り」と書いたのは、
湿った空気の影響がまだあすも残りそうなのです。
さらに、上空に寒気もあるため
大気の状態が不安定になりやすい状況で、
雨雲が局地的に発達する恐れがあります。
それに、週末以降も
県内は南東からの湿った空気の流入を受けて
不安定な天気になる可能性
も出てきました。
 
この不安要素は、
どれも梅雨をもたらす梅雨前線の影響ではないですし、
夏と言えば夕立の季節なので、
私、個人的には梅雨明けでいいと思います。
 
ただ、災害の危険性や
梅雨明けと発表されたら
スカッと晴れて欲しいなどの意見もあるでしょうね。
 
それらの様々な要素をどう判断をされるか、
気象台の発表を楽しみに待ちたいと思います。
 
気象台が梅雨明けを発表しなくても、
あす以降は、だんだんと
梅雨明けを思わせる夏らしい空になってきそうです。
夏らしい空でも油断は出来ないと、
頭の中に置いておいて下さい。

 
 








100715_1


気象レーダー(気象庁HPより)

ピンクの○で囲った雨雲は
東シナ海から
次第に北東に進んできたもので、
昨日までだと、
これが陸上に流れ込んで
強い雨を降らせていました。

ところが今日は、
流れ込んだ雨雲が弱まったのです。
しかも、ついには
レーダー上から無くなりました。

ただ、
湿った空気が流れ込んでいるのは確かで
大気の状態も不安定なので、
県内では
局地的に雨雲が発達してきています。












100715_2


午後2時頃のMRTから北の空。

もくもく雲がたくさんで
夏を思わせる空でした。
このもくもく雲が上に成長すると
入道雲=雷雲になります。

この後、
県北では雨雲が発達しました。












100715_3


きょう午前9時の高層天気図

オレンジのラインが
太平洋高気圧の目安。
青い部分は、
上空の寒気です。




 

投稿月