大雨モードの夏至

ノダっち

10年6月21日(月) 15:57


週末は、
恐れたお通りに大雨になってしまいました。
県南部では、
土砂崩れも一部で起きています。
 
また、きょう午後3時現在、
先週木曜日の降り始めからの総雨量が
えびの高原700ミリ近くなっているほか
えびの市都城市小林市
それに日南市でも400ミリを超えました。
 
大雨が地面にしみこんでいて、
地盤が緩んできている所もあるようです。
 
地面にしみこんだ雨はすぐに排水されませんので、
一旦雨が弱まっても、
次の雨ですぐに危険度が上がりやすくなっています。
 
気象台が大雨注意報・警報を
頻繁に発表解除しているのはこのためでしょう。
 
きのうから河川の増水も続いています。
市役所前の河川敷も、
きのうの夕方には水があふれていました。
きょうは昨日より水位が下がってきていますが、
引き続き、通常よりも水面が高くなっている所があって、
雨が強まるたびに、
水防団待機水位を超えている所もあります。
 
このあとあさってにかけても、
まだ雨が強弱を繰り返して続きそうです。
雨が弱まって止むこともありますが、
引き続き油断できません。
 
 
土壌雨量指数(または実効雨量)と言われる
地面にしみこんでいると推定される雨の量については、
午前中のアッパレMiyazakiの中でもお伝えしましたが、
最新の状況をNextでお伝えしますので、
ぜひ、夕方のニュースをご覧になって
どの地域の地盤が緩くなっている可能性があるかの
参考にして下さい。
 
 
ところで、晴れていれば、
外から放送している強みも生かして
Nextの天気コーナーで
取り上げた合った話題があります。
 
きょうは夏至だったんです。
 
残念ながら、この梅雨空では
一年で一番高い所を通った太陽も、
一年で一番長い昼間も
イマイチ実感できませんね。
 
前にも書いたことがあると思いますが、
ちなみに、、、
日没が一年で一番遅くなるのは、
6月末から7月頭頃
です。
 
その頃には太陽が戻ってきて、
夕方のNextの天気情報でも
いつまでも暗くならないような
外の明るさを実感していただけたらいいなぁ・・・









100621_1


午前8時頃の大淀川。
宮崎観光ホテル前の堤防から
橘橋方向を撮影。

雨は止んでいましたが、
河川敷が
完全に水に浸かっていました。











100621_2


きょう午後1時の衛星画像
(気象庁HPより)

オレンジ色の○で囲った部分は、
活発な雨雲がある部分。
九州南部を一つ通過中。

九州のすぐ西は
雲が弱まっているものの、
その西には、
またやや活発な雨雲あります。
このように、
少しの間隔を空けて、
次々と活発な雨雲のかたまりが
九州南部付近を
通過している状況です。












100621_3


正午の天気図
(気象庁HPより)

この雲の活発なエリアは、
天気図で梅雨前線が
北に折れ曲がった部分と
ほぼ対応しています。
北に折れ曲がった部分は、
前線の活動が活発な部分

梅雨前線上の波動として、
次第に西から東へ移動します。

この波動が発達して
低気圧になった場合は、
さらに
大雨の危険度が増します。




 

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