台風13号

ノダっち

10年10月14日(木) 16:56


昨夜21時、
北緯11度40分、東経140度55分の
マリアナ諸島で、
熱帯低気圧が台風13号になりました。
 
13と聞くと、
 
宮崎県では嫌なことを思い出される方も
いらっしゃるかもしれませんね。
 
最近では2006年の13号のときに
延岡や日向、日南で竜巻が発生し、
県内に大きな被害をもたらしのは
まだ記憶に新しいところです。
特に延岡を襲った竜巻では
列車が横転したり、死者3名、怪我をされた方は100名を超えた
まれな規模の竜巻でした。
9月17日のことです。
 
さらに遡って、1993年の13号では、
9月3日に
大型で非常に強い勢力を維持したまま薩摩半島に上陸した後、
県内を縦断し、
死者や建物の全壊など大きな被害も出ました。
このときに宮崎市で観測した最大瞬間風速57.9mは、
今でも宮崎地方気象台の記録になっています。
 
いずれも9月上旬から中旬の出来事です。
 
今年の13号は
これらよりも一ヶ月から一ヵ月半も遅い発生でした。
そして、
1951年以降では2番目に遅い13号になります。
 
ちなみに、今までで一番遅い13号は
11月に発生した1998年
で、
この年は年間で16個しか台風が出来ませんでした。
 
1998年と今年では、
春までエルニーニョ現象が起きていて、
夏からラニーニャ現象になっているという
共通点があります。
詳しいことはここでは省きますが、
これらも含めて、
地球規模の大きな大気の流れが影響しているのでしょう。
 
今のところ、今年の
台風13号は日本のはるか南の海上を
西よりに進む可能性が高くなっていて、
週間予報の範囲内で
九州に影響が出る予想はありません。

 
これはヨーロッパの予測モデルと
気象庁の予測モデルで共通した傾向です。
 
ただ、気象庁の初期値を変えて計算する
アンサンブルモデルでは、
沖縄付近に北上するメンバーもあるようですので、
まだ完全に安心するのは早いかもしれません。
 
念のため、頭の片隅において、
新しい情報も確認するようにしてください

気象庁:台風情報 
 
最後に、きょうはお知らせをひとつ。
あす、
メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)のイベントホールにて、
 
気候講演会が開催されます。
 
午後1時半~午後4時半までの予定です。
 
気象庁の気候情報課の方がこられたりして、
なかなか県内では
簡単に聞けない話が聞けるかもしれません。
 
入場無料事前申し込みも不要となっていますので、
環境問題、気候問題に関心のある方、
今年の暑さを経験して、どうしたものかな?と思われた方、
ぜひ、参加して環境問題への
関心を深めていただければと思います。
 
もちろん、野田も参加する予定です。
また、MRTの竹内アナが司会を務めます。
 
詳しくはこちら 
 
 
 









101014

午後2時半の衛星画像
(気象庁HPより)


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