ノダっち

3873件

1 ...63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 ...775

寒冷渦南下中

ノダっち

23年6月14日(水) 17:12

天気の話なノダ

不安定ですね。

 
きょうも、晴れ間が見えたり、
所々で雨が降ったり止んだりしています。

昨夜からけさにかけては、
南の梅雨前線が
予想以上に北に前線が戻ってきて、
前線上の低気圧が通過しました。
 
また、低気圧が東に抜けた後も、
西側の雨雲がしつこく残っているのが
特徴的です。
 
午後はだらっと雨雲が広がっています。
 
地上では
東シナ海に高気圧が解析されていますが、
上空に
寒気を伴った気圧の谷があるためでしょう。
 
あすにかけては、
この上空の気圧の谷の中で
寒冷が完全に切り離されて
中心に寒気核を持っている寒冷渦となり
朝鮮半島付近を南下してきます。
 
寒冷渦は、その南東象限
(中心の南東側)で
大気の状態が不安定になりやすく、
発達した雨雲が
局地的に出来る可能性が
高まる特徴があります。
 
とくに、
晴れ間が出たりして、
地面が暖められるほど
不安定さが強まりますので
急な雷雨に注意が必要です。
 
今回は、この午後にかけて
寒冷渦も近づいてしまうため
注意しておいたほうが良いでしょう。
 
コンピュータの資料的には
発達した雨雲が予想されていないのですが、
この手のタイプの
局地的に湧き上がる雨雲の予想は苦手ですので
レーダーなどで実況を監視する必要があります。
 
雷注意報も発表されるでしょうから、
ご注意ください。
 
発達した雨雲が出来た場合には、
突風や雹を伴う恐れもあります。
 
 
あさっては、上空の寒冷渦が東に抜けて
高気圧にしっかり覆われてきます。
 
薄雲は残りそうですが、
日差しはたっぷりで
洗濯のチャンスになるでしょう。
 
 
土曜日は、
再び梅雨前線が北上してきそうです。
 
日曜日にかけての
前線の北上具合に関して
まだ資料がばらついていますので、
もう少し様子を見ましょう。
 
しっかりと北上してくると、
日月に雨が強まる可能性もありますので
その点も含めて、
確認をお願いします。
 

来週の梅雨前線の北上は、
一時的な傾向が強まっています。
 
むしろ、週間予報の期間外で
再び寒冷渦の南下を示唆するものもあり、
まだ北側の空気の方が強そうです。
 
なかなか、季節が進みません・・・
 
まだ6月なので
こんなものと言えばこんなものなのですが、
今年は、梅雨の序盤から
いきなりの梅雨最盛期な感じで
すでに十分に雨も降りました。
ただ、
その後の、明瞭な中休みも見えず、
そろそろ、中休みが
しっかりほしいなぁなどと
思う今日この頃です。

なお、それでも、
来週の前半は
一時的に夏の空気が梅雨前線を押し上げて、
前線の南側に
強い雨雲の素の暖かく湿った空気が入り、
前線の活動が強まる可能性があります。
 
早くも梅雨末期モードの
大雨パターンです。

まだ先の資料で
予想の資料にも幅がありますが、
念のため、
今後の情報に注意していきましょう。
230614
けさの宮崎市の空

梅雨らしい2週間

ノダっち

23年6月13日(火) 16:39

天気の話なノダ

梅雨入りが発表されて
2週間がたちました。

きのうもお伝えしたように、
今年はこの序盤、
梅雨らしい空模様になっています。

降水量は平年より多めですが、
日照時間も、
ここ10日ほどでみると、
平年並みか平年よりやや少なめです。

梅雨のステージが変わらないと、
この先の日照不足も心配になります。


きょうの県内は、
暖かく湿った空気が残っていて、
午前を中心に雲が薄くなって
日が差したこともあって
昼に外に出たときに
ムワッとした
梅雨らしい空気を感じました。

前線の北で、
高気圧に覆われれば
もっとカラッとして晴れるのですが、
今回は、湿った空気が残っています。

上空の寒気を伴った
気圧の谷の影響もあり、
午後はやや発達した雨雲も
出来てきました。

南に離れた前線の活動が強まっていて、
やや北上傾向となっていて、
前線北側の雨雲もかかっています。

この前線の活発な部分が
やや北上して今夜遅くにかけて
九州の南を通過しそうなので、
今夜は、昼間よりも
雨雲が増えてきそうです。


あすの日中は、
梅雨前線本体は南に少し離れますが、
残っている湿った空気と
上空の寒気の影響で
大気の状態は不安定です。

日が差して地面が温められるほど
午後の急な雨雲の発達に
気を付ける必要が出てきます。

洗濯物は、あすも
空を見ながらの対応が必要でしょう。

晴れ間が見えても、
傘を持って出かけておくのが
安心な空模様が続きます。

念のため、
急な強い雨や落雷の発生にご注意ください。

きょうと同じように
この時期らしい暑さになりそうです。

あさっては、あすよりも
上空の寒気の影響が強まりますので、
やはり、午後の天気の急変に
気を付けておいた方が良いでしょう。

また、あすお伝えする予想で
ご確認下さい。


一方、金曜日は
乾いた空気が入ってきて、
上空の寒気の西側になるため
安定して晴れやすいでしょう。

洗濯日和です。

土曜日まで晴れ間がありますが、
だんだんと雲が増えてくるでしょう。

日曜日は、前線が近づきそうですが、
月曜日にかけての
低気圧の進路、
どこまで北上するのかなどで
雨の降り方が変わってきそうです。

その後、来週の後半は、
前線が九州の北に上がるタイミングが
予想されています。

先週の一か月予報の時点から
注目しているポイントですが、
今の資料だと、まだ
この北上も一時的なものっぽいです。

まだ北上しない資料もあり、
初期値変わりもあるので、
上がらないかもしれません。

今後の資料に
引き続き注目していきましょう。

230613
MRTから昼前の
西の空

雲が多い中で
青空も見えた一方、
モクモクした
雲も見えました

すでに6月の雨量に接近

ノダっち

23年6月12日(月) 16:50

天気の話なノダ

週末は、土曜日に
雨が時おり強まって、
注意報レベルの
土壌雨量指数になりましたが、
警報が出るほどには
強まりませんでした。
 
金曜日に予想していたよりも、
やや東にズレて
暖湿流が合流していたようです。
 
レーダー的には
種子島付近に発達した雨雲が
出来ていたため、
動向を注目していましたが、
そのまま北上せず
やや東にズレながら北上したため
県内での影響は
限定的になっています。
 
ただ、梅雨前線の停滞によって
昨日の日中にかけても
雨が降りやすかったですね。
 
きょうも、モデルの予想的に
雨雲がもう少しかかりそうでしたが、
予想よりも
雨雲は限定的で経過しています。
 
金曜日に書いた
「本来、この週末も含めて、
 前線の傾き的には、
 あまり
 大きく影響するパターンではありません。」
というパターンになっているようです。
 
きょうの雨雲は
日向灘がメインで
ほとんどかかってきていませんが、
きのうまでの雨で
宮崎は6月の平年の降水量
(516.3ミリ)に迫る、
497ミリの雨が
今月に入ってすでに降りました。
 
まだ今月は
3分の2くらい残っているのですが・・・
 
一方、高千穂の雨量は半分くらいです。
 
梅雨前線が九州南岸に
伸びやすくなっていることも
示してそうです。
 
今のところ、梅雨前線の南の夏の空気が
あまり強まってきていないことと、
一方、北側の春の空気の方が
やや強めになっているということでしょう。
 
きょうも、春側の空気が強くて
予想ほど雨が降っていないようにも見えます。
 
あす以降も、
春側の空気の中で、
しかも上空の
高い所の寒気も南下するため、
大気の状態が不安定になりそうです。
 
日差しが出て地面が温められるほど
不安定になりますので、
晴れたとしても、山沿いを中心に
午後の急な天気の変化にお気を付けください。
 
この不安定さは、
木曜日くらいまで続きそうです。
とくに、寒冷渦が近づく木曜日は
注意しておきましょう。
 
一方、海は
台風3号の影響で波が高くなっています。
台風3号は、
九州からは離れて南の海上を東進していて、
あすは本州の南を進み、
夜までに温帯低気圧に変わる見込みです。
波は、
朝から注意報基準を下回る予想ですが、
あすいっぱいはウネリが残りそうですので
急な高波にお気を付けください。
 
 
金曜日は、不安定さが解消し、
一旦しっかりと高気圧に覆われて、
スッキリと晴れそうです。
 
土曜日になると、
再び前線が北上してきて、
日曜日には
しっかりと雨になってくるでしょう。
 
その後、再来週の前半は、
一旦夏の空気が強まって、
前線が北上しそうな気配もあります。
 
これは、先週の一か月予報でも
その可能性が予想されていたものです。
 
このあたりの予想の傾向を
今後、注目してみてみましょう。
 
 
なお、金曜日に書き忘れていたのですが、
最新のエルニーニョ監視速報が
気象庁から発表されていて、
エルニーニョ現象が
発生しているとみられると、
発表されました。
 
しかも、すでにしっかりと
監視エリアの水温が上がっているようで、
今後、どのくらい高くなるのかにも
注目が集まっています。
 
また、来週発表される
3か月予報の傾向にも
注目してみましょう。
230612_1
土曜日午後の
雨雲の様子
(気象庁HPより)

種子島付近で
発達した雨雲が出来ましたが、
東に逸れました
230612_2
金曜日の夜
午後7時10分の空

雲が分厚かったのですが、
西の空に切れ目があったようで
黄金色の空になりました。
230612_3
上から15分後、
午後7時25分の空

水蒸気が多くて
キレイにピンクに
色が付きました

地面の雨は抜けきっていません

ノダっち

23年6月9日(金) 16:42

天気の話なノダ

雲が多くて
日差しが弱まりがちの
宮崎市内ですが、
洗濯物はまずまず乾いたでしょうか。
 
梅雨前線本体の雨雲は
種屋久の南まで南下していました。
 
ただ、
前線北側で少し厚みを増した雲で
レーダーには弱い反応が一部に
出ていましたので、
南部の一部では
パラッとした可能性はあります。
 
日差しも戻って
昨日の昼よりは
グッと気温が上がっていますが、
予想よりも日差しが弱くて
真夏日になった所はありませんでした。
 
 
なお、きょうの午後3時現在で
南部の一部で200ミリ前後の雨が
残っていると推定されています。
 
その他の所も、
南部を中心に100ミリ前後残っていると
推定されていました。
 
次の本格的な雨の降り出しに
12時間以上ありますので、
さらに下がると思われますが、
まっさらな状態よりは
土の中に水が残った状態で
雨が降ってくることを
考慮しておく必要があるのが
梅雨の時期です。
 
あすは、梅雨前線の位置としては
きょうとほとんど変わらない
予想になっています。
 
ただ、資料によっては
やや活動を強めて
あす午後を中心に少し北上しそうな
予想もあり、
激しく降る恐れもあるため、
気が抜けません。
 
上記のように、
地面の雨も抜けきっていませんので、
念のため、
雨の降り方に注意して、
景色が霞むように雨が降ってきたりしたら
キキクルで危険度の確認
心がけておきましょう。
 
雨雲とキキクル3種を
 
日曜日は、
あすよりは雨雲が弱まりそうですが、
午前を中心に雨が降りそうです。
 
土日ともに
出かけるときに雨が降り出していなくても
傘を持ってお出かけください。
 
土日ともに、基本的に、
前線の北で雨が降りそうな予想ですので、
再び昼の気温が上がりにくいでしょう。
 
ただ、雨が強まったタイミングは
前線の南側になれば
少し気温が上がるかもしれません。
 
体調管理にもお気を付けください。
 
 
来週、月曜日は、
だんだん前線が離れる予想と、
火曜日まで影響が残る予想があります。
 
雨の方向で考えて
晴れに変わる可能性も
考慮しておくくらいでしょう。
 
本来、この週末も含めて、
前線の傾き的には、
あまり
大きく影響するパターンではありません。
 
そういう意味で、
どうなるか注目しています。
 
一方、台風3号の予想には
大きな変化がありません。
 
直接の影響は無いコースですが、
海には、
あさってからウネリが入りそうです。
 
海のレジャーを計画されている方は
急な高波にお気を付けください。
 
来週後半は、いったん
晴れ間がしっかり広がる可能性は
高くなっています。
230609_1
朝の宮崎市の空

青空が少し見えました
230609_2
昼過ぎの
MRTから西の空

層雲らしきものが
漂っていて、
山の上だけが
見えています

おそらく、
鹿児島の高層観測を見ると
逆転層と呼ばれる
気温が上空ほど高くなる層が
上空
400mから600m付近にあり
この層によって
対流が最下層に限定され、
さらに下層には湿った空気が
流れ込んでいたため、
このような
現象になったと思われます。

この層は、状況的に
高気圧による下降気流が
作り出したものでしょう。
(沈降性逆転層)

梅雨空の日が多いものの・・・

ノダっち

23年6月8日(木) 17:08

天気の話なノダ

梅雨前線が
九州南部付近で活動を強めました。
 
ただ、きのう予想したほど
梅雨前線は北上しなかったようです。
 
南の太平洋高気圧が
強まっていないのでしょう。
 
このため、台風3号も
2号の時よりも
内回り(東寄り)に
北東転向をしそうです。
 
台風の影響は限定的でしょう。
 
ただ、海にはウネリが入りますし、
日曜日から月曜日あたりは
梅雨前線を刺激しないか、
前線の位置がどのあたりに伸びて、
県内で影響しないかは
引き続き注視してみておきたい状況です。
 
 
活発な梅雨前線で
しっかり雨が降った今日の県内は、
とくに、昼を過ぎて
南部に活発な雨雲が流れ込んでいますが、
発達した雨雲の組織化もなく
心配されたほどの雨にはなっていません。
 
一方、昼の気温がやはり上がっていなくて
宮崎市は20度前後で経過していますが、
やはり、一昨日に比べると気温が高めで
昼に外に出たときは
少しむわっとした空気も感じました。
雨雲を発達させやすい
南からの暖かい空気も流れ込んでそうでした。
 
前線の活発な部分には
低気圧が発生して、
東進した影響で
発達した雨雲が流れ込みましたが、
今夜以降は東に抜けそうです。
 
再び、あすは
前線が九州の南に南下する
予想になりました。
 
前線に近い南部を中心に雲が多くて、
日南・串間付近を雨中心に
はじめ雨が残る可能性もありますが、
北部を中心に、
各地で晴れ間もありそうです。
 
その分、また
内陸部を中心に暑くなります。
熱中症にならないようにご注意ください。
 
土曜日も、
きょうの資料だと
九州の南に少し離れ気味に
梅雨前線が予想されていますが、
午後ににわか雨もありそうな
予想も見えます。
 
一方、日曜日になると、
前線が北上してきて、
雨雲がかかってきそうな予想です。
 
このあたりは、前線の動き次第で
また変わるでしょう。
 
それによって
月曜日の予報も変わります。
 
新しい予報もご確認下さい。
 
台風3号は、
引き続き、2号より内回りで
北東に転向する予想に変化はありません。
 
海へのウネリに注意しておきましょう。
波の予報が出る
期間になり次第お伝えします。
 
今のところ、
九州付近で梅雨前線が
特に刺激されそうな予想も無いですが、
北にブレて予想が変わる可能性も
まだなくなったわけではありませんので、
念のため、今後の予想にご注目ください。
 
きょうの資料だと、火曜日ごろからは、
前線が南下傾向で予想されています。
 
来週の中ごろには
晴れ間がありそうです。
 
 
きょう発表された一か月予報だと
この先一か月も、
平年並みに曇りや雨の日が多い予想で、
去年は、
いったん速報的には
6月末で梅雨明けが発表されましたが、
そのような可能性も低い
一か月予報と言えます。
(結局、訂正されて
 去年の梅雨明けは7月22日でした)
 
ということで、
梅雨空の日が多いことを示す予報ですが、
気温が17~23日の一週間が
平年並みか平年より高い予想です。
資料を見ると、
日本の南に太平洋高気圧が
張り出してくる予想になっているため
前線の南側になることが
多いことを示しているでしょう。
 
前線の南側は、
晴れ間も出やすくて
暑さも強まりやすいですが、
とくに前線南下時を中心に
急な雨雲の発達に注意が必要な
場所になってきます。
 
来週にかけては、
まだ九州南部付近が
梅雨真っただ中で
前線が近くをウロウロしますが、
再来週になると
少しステージが変わるかもしれません。
230608
きょう
午前3時から正午の天気図
(気象庁HPより
ノダが編集)

3873件

1 ...63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 ...775

投稿月