7.3集中豪雨

ノダっち

10年7月5日(月) 17:17


土曜日は、予想以上の大雨になってしまいました。
 
前日から雨が強まる可能性はありましたが、
予想を超えた雨の降り方をしてしまい、
大きな災害まで発生して、
すごく悔しくて、残念ですし、ショックです。
 
被害にあわれた方には、心からお見舞い申し上げます。
 
雨雲が発達する可能性があったため、
野田は金曜日の夜から
ずっとレーダーの様子を監視していたのですが、
見ていて凄く怖く感じました。
 
気象台のアメダスによる観測でも、
都城では
7月の平年降水量の半分を少し超える量の雨が
たった12時間で
降ってしまいました。
さらにアメダスよりもきめ細かく設置された
県や国が都城市に設置している雨量計では、
1時間に120ミリを超える雨量も観測していて、
累積雨量も400ミリを超えた地点がありました。
(アメダス都城の7月雨量の平年は364.7ミリ)
 
今回の雨は、霧島山地に
継続して湿った空気がぶつかったことにより、
同じ場所で次々と発達した積乱雲が出来たことが
原因だと思います。
 
通常、雨雲は出来てもすぐに移動したりしますので、
早い時間で危険度が下がります。
ただ、まれに
今回のとうに気圧配置や大気の状態の条件がそろってしまうと
同じ場所で雨が降り続くこともあるのです。
 
今の天気予報はコンピューターが
シミュレーションした結果を基に作られています
しかし、今回のように
コンピューターの予想を超えた雨が降ることは、
今後も起こりうる、

大変残念ですが、思っていて下さい。
 
私たちは、出来るだけ
その誤差を埋めるように努力しますが、
どうしても起きてしまいます。
 
でも、
このような集中豪雨の可能性がわずかでもある場合は、
次のキーワード
野田の解説の中で使っていますので、
注意する参考にして下さい。
 
 
それは急な強い雨に注意です。
 
 
そんなキーワードがあって、
いつまでも続くように、何度も何度も雷が聞こえたり、
ゴーゴーと息苦しいような雨が降り続いた時
には、
最新の気象情報を確認するようにして下さい。
夜中でも警報が突然発表されていることもあります。
 
幸いに、ここを読んで下さっている方は、
インターネットなどを使える方だと思いますので、
インターネットで情報収集も有効です。
 
そして、周りにお年寄りなど
自らの情報収集を苦手とされる方がいらっしゃったら、
ぜひその方にも声をかけてあげて、
一緒に避難するようにしていただければと思います。
 
夜中の避難は、
足下が見えにくかったりと逆に危険も伴いますので、
日頃から安全な避難経路を確認しておくことも大切です。
 
 









100705_1


増水して
河川敷まで水が溢れた大淀川
(橘公園付近)

都城付近で
降った雨が次第に下流に流れてきて、
宮崎市内の大淀川は、
時間差で増水してきました。












100705_2


先週お知らせしたとおり、
きょうから
お天気の画面が切り替わりました。

こちらは、
切り替わって最初のOAの時の様子。
(左はアナログ放送、
 右はデジタル放送画面です。)

16:9の横長画面になったため、
天気予報画面で
一緒に洗濯情報などが
表示できるようになりました。
この画面は現在、
朝ズバ内の6時台前半と、
夕方ニュースNextの天気コーナーで
使用する予定です。

ぜひ、ご活用下さい。

また、
ハイビジョン対応しましたので、
地デジでご覧の方には、
今までより格段にキレイな
天気画面でご覧いただけると思います。



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