ノダっち

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あすは梅雨入りの平年日

ノダっち

10年5月28日(金) 17:43

天気の話なノダ


暈は見つけられませんでしたが、
きょうも薄い雲がかかりやすくなっています。
昼頃には、
うろこ雲がキレイでしばらく見とれてた野田です。
 
午後3時半現在の宮崎市上空は
昼頃よりも厚みのある雲に覆われています。
衛星画像でも、
しっかりと雲に覆われてきました。
ただ、地上付近には
低気圧や前線もなくて高気圧に覆われていますので、
この衛星画像に映っているのは
上空の空気の流れで出来た雲で、
高いところにある薄い雲が中心になっています。
 
宮崎市上空も、いわゆる高曇りという感じです。
太陽も透けて見えていますので、
雨を降らせるような厚みがないことがわかります。
 
このまま、
週末も特に大きく天気が崩れない見込みなので、
あすは九州南部の梅雨入りの平年日ですが、
あす梅雨入りが発表されることはないでしょう。
 
週間予報でも晴れマークが多いですし、
梅雨入りはしばらくないな、
と感じられている方が多いかもしれませんね。
 
きょう発表された一ヶ月予報では、
6月12日からの2週間について
「平年同様に曇りや雨の日が多い」となっていますし、
資料を見ても、梅雨前線が停滞するような予想が見えます。
ですから、6月12日頃からは、
梅雨になっているのではないでしょうか。
 
はたして、その前に梅雨入りしているか?
ということに関しては、微妙です。
すご~~くビミョウなんです。
 
一ヶ月予報でも、6月5日からの一週間は、
「ぐずつく時期もある」という微妙な表現になっています。
資料を見ても、確かに微妙なんです。
梅雨前線が九州の南にはありそうだけど、
九州南部に影響する日が続くかどうかが
 
???
 
といったところでしょう。
 
もちろん、梅雨入りが遅れるからといって、油断できません。
遅くなる時間を利用して、
雨の季節に向けた準備を少しずつしておいてください。
 









100528_1


正午頃に撮影。

肉眼では気づかなかったのですが、
うっすらと暈が写っていました。
うろこ雲の下に、
さらにうっすらとした雲があるようです。
(写真上部)

うろこ雲は、
専門的には巻積雲と呼ばれます。
羊雲の高積雲よりも高い所にあって、
粒が小さいのが特徴です。











100528_2


うろこ雲の影響で、
太陽の輪郭が
ボコボコに写りました♪











100528_3


衛星画像(気象庁HPより)

東シナ海にある雲が
あすにかけて
県内にかかりやすくなりそうです。











100528_4


きょう正午の天気図
(気象庁HPより)



水平環と市町村注警報開始

ノダっち

10年5月27日(木) 17:35

天気の話なノダ,おしらせ


薄い雲がかかりやすくなっていますが、
こんな日は、空を見てみましょう!
 
この日記のご覧の皆さんには、
すっかりおなじみになってきたかもしれませんね。
 
きょうも、薄い雲で太陽の周りにが出来ていました。
この前より短い時間だったので、
ご覧になった方は少ないかもしれないですね。
 
そして、よく見てみると、
暈からだいぶ離れた所の雲にも薄く色が付いていました。
 
そこからほぼ横の少し離れた位置にも出来ていましたし、
太陽とのなす角が40度以上あったので、
おそらく環水平アークの一部だと思います。
(または、水平環水平弧とも。)
 
光が淡くて写真には上手く写りませんでした^o^;
 
きょう見えた暈は、
内暈と言われていて、
太陽とのなす角が22度の位置に出来るのですが、
その外側46度の位置に外暈が出来ることもあります。
この外暈に対して接線状に現れるのが環水平アークです。
(腕を伸ばして手を広げた時の
 親指から小指の先までの角度がおよそ20度、
 なので、外暈は手のひら2枚分の角度に相当します。)
 
きょうは、これが途切れ途切れに見えたのだと思います。
  
ちなみに、環水平アークは、
太陽が高い所にあるときしか見えません

チャンスは、
おおむね4月下旬から梅雨明け頃までの昼間だけです。
 
最近色んな所に祈ってしまうのですが、
久しぶりに見えたこの光の現象にも、
やはり、口蹄疫の早い終息を祈った野田でした(ー人ー)
 
 
さて、きのうお知らせしたとおりに、
きょうの午後1時から、
市町村単位の警報・注意報に切り替わっています。
 
きのうのNextの天気コーナーでもお伝えしましたが、
MRTのテレビ・ラジオの放送では、
お伝え出来る時間に制限があるため
これまで通りの呼び方(南部平野部や西都・高鍋地区など)で
お伝えすることが多くなると思います。
 
その場合は、視聴者のみなさまに
実際にはどの市町村で警報が発表されているのかを
確認してもらう必要が出てきますが、
今のところ、気象庁のホームページが
最も情報量が多くなっています。
 
宮崎県の注意報警報ページ(気象庁)
 
このページにアクセスすると、
まず、地図が出てきます。
地図上で、黄色に塗られている所は、
なんらかの注意報が出ていて、
赤く塗られていれば、なんらかの警報が発表中です。
 
さらに、地図上の市町村をクリックすると、
そこに発表されている
詳しい警戒・注意事項を見ることが出来るようになっています。
 
また、左上にあるプルダウンメニューで
警報別に地図の色塗りを変えることも出来るようです。
 
将来的には、
MRTのデータ放送などでも
確認出来るようになると思います。
 
また、放送の中では
市町村毎にお伝え出来る場面は少ないかもしれませんが、
防災に役に立つように、
なるべくポイントを絞って

お伝え出来るように頑張ります!
 
なお、各市町村の注意報・警報の発表基準も、
気象庁のページにまとめられていますので、
興味のある方は、ご確認下さい。
 
 
最後に、各市町村をまとめた呼び方を書いておきます。 
 
 
延岡市、日向市、門川町 = 延岡・日向地区
 
西都市、高鍋町、新富町、
木城町、川南町、都農町 = 西都・高鍋地区
 
延岡・日向地区と西都・高鍋地区を
さらにまとめると、北部平野部

 
 
高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町 = 高千穂地区
 
西米良村、美郷町、
諸塚村、椎葉村 = 椎葉・美郷地区
 
高千穂地区と椎葉・美郷地区を
さらにまとめると、北部山沿い

 
 
宮崎市、国富町、綾町 = 宮崎地区
  
日南市、串間市 = 日南・串間地区
 
宮崎地区と日南・串間地区をまとめて南部平野部

 
 
小林市、えびの市、高原町 = 小林・えびの地区
 
都城市、三股町 = 都城地区
 
小林・えびの地区と都城地区をまとめて南部山沿い

 









100527_1


日暈

午後1時45分頃撮影











1005127_2


環水平アーク

写真でわかりにくかったので、
だいぶ色調補正をしてみました。
そのせいで、
地上の建物が真っ黒です^o^;

う~~~ん、でもわかりにくい?











100527_3


気象庁の注意報警報画面
(27日午後2時半現在)

こちらは、
すべての注警報を選択しているため
黄色く塗られている所は、
なんらかの注意報が出ています。

左上のプルダウンで
大雨を選んで見ると












100527_4


きょうは発表されていません。




寒冷渦

ノダっち

10年5月26日(水) 16:43

天気の話なノダ


県内はおおむね晴れていますが、
時おり雲も広がっています。
 
この雲の原因は何か?
ってことで、ひまわりの画像を見てみましょう。
 
日本海から本州ににかけて雲の塊があります。
この雲、1枚で見るとなんだかよくわからないですが、
再生ボタンを押して、
ひまわりの連続画像を見てみてください。
 
すると、日本海付近の雲は、
回転運動をしている(渦を巻いている)のがわかると思います。
 
ここでは上空の偏西風が大きく蛇行して、
上空の空気が渦を巻いているのです。
上空で寒気を伴っているため、寒冷渦と呼ばれます。
(または、寒冷低気圧や切り離し低気圧などとも)
 
上空に寒気が近づくと
大気の状態が不安定になります。
とくに、寒冷渦の南東側では
雷曇が発達しやすくなるため、要注意です。
 
県内の場合、
寒冷渦が朝鮮半島から西にあるときに注意が必要、
ということになります。
 
きょうの九州は
寒冷渦の南西側なので影響は小さいですが、
薄い雲がかかりやすくなっているようです。
 
 
さて、あす午後1から、
気象庁による市町村別の警報・注意報の発表と
雷ナウキャスト
竜巻発生確度ナウキャストってのが始まります。
 
このナウキャストは
きょうのように寒冷渦が近づくときや、
夕立が起きるこれからの季節には、
活躍が期待されます。
 
また、あすの日記で書こうと思います。








100526

午後3時の雲の様子。

画像を連続で見ると、
矢印のように回転しています。

寒冷渦は、
あすには東の海上に抜けますが、
県内も寒気の影響で
あす朝は
少しヒンヤリと感じそうです。


 

梅雨らしく、夏らしく・・・

ノダっち

10年5月25日(火) 17:01

天気の話なノダ


宮崎市内はスッキリと晴れています。
朝は、霞があって黄砂も飛んでいたようですが、
午後3時頃には
鰐塚山がハッキリと見えるまで視界が回復していて、
気持ちの良い青空が広がってきました。
 
まだ西風が強いですが、
この乾いた風の影響で
カラッとした暑さになっています。
延岡29度3分日向29度1分高鍋28度5分で、
北部平野部が月上旬並の暑さでした。
 
真夏日に近い気温でも、
湿度が低い分、夏本番の暑さよりは
過ごしやすかったのではないでしょうか。
 
 
さて、その夏本番は、どんな感じ?ってことで、
今日は気象庁から3ヶ月予報が発表されました。
 
全般に、今年の夏は、
太平洋高気圧の北への張り出しが弱いという予想です。
全国的には7月に気温が平年より低めの所が多く、
8月も北日本中心に冷夏気味の予想が出ていますが、
太平洋高気圧の西への張り出しはしっかりとしていて、
九州南部の平均気温は
7月が平年並みか平年より高く
8月は平年より高くなる可能性が高い予想になっています。
 
九州南部で冷夏の可能性は低いようです。
 
梅雨入りは、
平年(5月29日)より遅れそうな週間予報ですが、
3ヶ月予報では、6月の降水量が、
平年並みか平年より多いとなっていますので、
梅雨らしい梅雨で
夏に水不足を気にする必要はなさそうですが、
大雨には注意が必要になりそうです。
 
この3ヶ月予報は、
比較的、傾向が強めに出ましたので、
予報の精度にも注目して見守りたいと思います。









100525_1


午後3時頃、
MRTから鰐塚山方面











100525_2


3ヶ月予報の各確率。

画像をクリックして
拡大してご覧下さい。
(気象庁HPより)




今週は晴れそうです

ノダっち

10年5月24日(月) 16:02

天気の話なノダ


天気は回復して来ました。
西風の影響で
山沿いを中心に低い雲がかかりやすくなっていますが、
広い範囲で日射しが降り注いでいます。
 
ただ、週末、
とくに日曜日は大雨になりました。
 
けさまでに降った総雨量は、
えびの高原327.5ミリに達したほか、
上椎葉や延岡市北浦でも200ミリ近い雨を観測しています。
 
午後3時現在、
雨雲は東日本から北日本にまで進んでいて、
やはりまとまった雨をもたらしているようです。
 
天気の回復とともに、
空気も入れ替わってきました。
 
きょうの最高気温は、
きのうと同じくらいなのですが、
暑さの質が違うと感じられませんでしょうか?
 
きょうは、きのうの蒸し暑さと違って、
カラッとした暑さになっています。
 
前線の南側だったきのうは
南からの亜熱帯の蒸し暑い空気が流れ込んで、
前線が通過したきょうは、
乾いた大陸の空気
流れ込んできいるためです。
 
昨日と今日の空気の違いで、
前線とは、
“質の違う空気の境目”
ということを実感できます。
 
今週は、大陸からの空気が優勢で、
気圧の動きが遅いため、
しかも高気圧に覆われる状態が続きそうです。
 
はしり梅雨が終わって、
梅雨入り前の晴れ間に入ってきました。
 
最近、ちょくちょく書いていますが、
この晴れ間を利用して、
雨の季節を迎える準備をしておいて下さいね。









100524


お昼頃の大淀川

大雨の後らしく、
草が流れてたり、
茶色く濁っています。

しかも、
きょうは西風が強いため
川面に白波も立っていました。

こんなに風が強い日は、
夕方のミック前からの
中継もちょっと気を遣います。

フリップや温度計が
倒れそうになったりするし、
スタッフさんも、
ライトが倒れないように
重りを付けたりします。

ついでに、
黄砂もうっすら飛んでいるので、
野田は
目のかゆみとも格闘です^o^;


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