寒冷渦

ノダっち

10年5月26日(水) 16:43


県内はおおむね晴れていますが、
時おり雲も広がっています。
 
この雲の原因は何か?
ってことで、ひまわりの画像を見てみましょう。
 
日本海から本州ににかけて雲の塊があります。
この雲、1枚で見るとなんだかよくわからないですが、
再生ボタンを押して、
ひまわりの連続画像を見てみてください。
 
すると、日本海付近の雲は、
回転運動をしている(渦を巻いている)のがわかると思います。
 
ここでは上空の偏西風が大きく蛇行して、
上空の空気が渦を巻いているのです。
上空で寒気を伴っているため、寒冷渦と呼ばれます。
(または、寒冷低気圧や切り離し低気圧などとも)
 
上空に寒気が近づくと
大気の状態が不安定になります。
とくに、寒冷渦の南東側では
雷曇が発達しやすくなるため、要注意です。
 
県内の場合、
寒冷渦が朝鮮半島から西にあるときに注意が必要、
ということになります。
 
きょうの九州は
寒冷渦の南西側なので影響は小さいですが、
薄い雲がかかりやすくなっているようです。
 
 
さて、あす午後1から、
気象庁による市町村別の警報・注意報の発表と
雷ナウキャスト
竜巻発生確度ナウキャストってのが始まります。
 
このナウキャストは
きょうのように寒冷渦が近づくときや、
夕立が起きるこれからの季節には、
活躍が期待されます。
 
また、あすの日記で書こうと思います。








100526

午後3時の雲の様子。

画像を連続で見ると、
矢印のように回転しています。

寒冷渦は、
あすには東の海上に抜けますが、
県内も寒気の影響で
あす朝は
少しヒンヤリと感じそうです。


 

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