真冬並み?

ノダっち

10年1月7日(木) 18:04


七草がゆは食べましたかぁ?

1月7日の七草の節句(人日の節句)は
3月3日の桃の節句、
5月5日の端午の節句、
7月7日の七夕の節句、
9月9日の重陽(菊)の節句と並ぶ、
五節句の一つです。

正月で疲れた胃腸を七草がゆでいたわって、
体調を整えて、この寒さを乗り切りましょう!

といいつつ、今日の野田に七草を食べる予定が無かったりして・・・
というのは、内緒です。

 
 
しかし、ホントに、寒いです。

気圧配置は、教科書に出てきそうなくらい、
キレイな冬型になっています。

さて、そんな寒さの中、
きょうは視聴者の方から、
ラジオとテレビにそれぞれ「真冬」っていつですか?
という質問をいただきました。

まず、お答えから書くと、
気象の世界で真冬の定義はありません。

ということで、皆様がお感じになる真冬が真冬です。
辞書的には、冬の一番寒い時期とかなるのでしょうか。

そもそも何故このような質問をされたかと言いますと、
最近、テレビ・ラジオ等で
「真冬並の寒さになっている」と言う表現を
聞かれたそうなのです。

野田の個人的な意見としては、
寒の入りを迎えたこの時期に「真冬並み」というのは、
たしかに違和感があります。
私は、もうすでに真冬になっていると思っているからです。

おそらく質問された方も、他の多くの方も、
同じなのではないでしょうか?

だから、野田は、
放送でこの時期に「真冬並み」は使っていないつもりです。

使っていないはずです。。。と、思います・・・・  たぶん・・・

もし、ポロッと言っていたらすみませんm(_ _)m

ただし、人によっては、
真冬は1月終わりから2月の初め頃だと
もっと狭い期間かもしれません。
その方にとっては、違和感は無いでしょうね。
 
 
と、ココで今日の日記は終わろうかと思ったのですが、
今日はお昼休みに
気象予報士の卵の方とお話させていただいたので、
ちょっと刺激を受けて、この先はマニアックな話も書いておきます。
(ただし、試験には役立たないかも^o^;)
 
 
「何月並みの寒さ」と表現するときには、
気象庁が統計をとって発表している、
日々の平年値を参考にして表現しています。

たとえば、宮崎市の最高気温15度は
3月4日頃、または12月14日頃に同じ値があるので、
3月上旬並み、や12月中旬並、と表現します。
(平年値表は、
 気象庁HPの統計情報のページから見ることができます。)


一方、宮崎市の最高気温が10度になった場合は、
日最高気温の平年値で一番低いのが12.3度だから
平年値で該当する値がありません。
そこで、この場合、
気象庁のHPでは最も寒い時期を下回ると表現されています。
ただ、この言い方を放送でするにはまどろっこしいので、
12月初めの頃などには、
一言で真冬並みと言ってしまうことがあります。

もし、この時期にも、
放送で「真冬並み」という表現に出くわしてしまったら、
最も寒い時期よりも寒くなることを
表現している可能性が高いと思います。

野田の場合は、「厳しい寒さ」や
「平年よりも強い寒さ」などと言った場合がそれです。

なお、あすも、
県内は平年よりも強めの寒さが続く予想になっています。
 
 
それにしても、もうすぐ気象予報士の試験の季節なんですね。

そういえば、寒い時期に試験を受けてた記憶があります。
受験生の皆さん、寒さに負けず頑張ってください!

いや~~、10年前が懐かしい!!  <<トオイ目

そりゃ年をとるし、奈良のせんとくんにも似てくるし(笑)









100107

スッキリ冬晴れの宮崎市内。
鰐塚山もMRTからハッキリと見えました。
気象台の観測では、
水平方向の見通しが
50キロもあったようです。


100107

きょう正午の気圧配置図。
典型的な冬型です。


100107

きょうの最高気温。
各地とも
「最も寒い時期を下回る」です。
(気象庁HPより)


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