52年ぶり

ノダっち

23年5月26日(金) 16:40

台風2号は

中心気圧が905hPaまで下がりました。
 
猛烈な勢力という
最強カテゴリとしては変わりませんが、
数字的に、5月に905hPaまで下がったのは
1971年5号が890hPaまで
下がって以来となります。
 
グアム付近からフィリピンの東は
台風のエネルギーになる
暖かく湿った空気が供給しやすい
海面水温も高いエリアで、
上空の風の状態も
台風が発達するのに適していたようです。
 
今後も、西寄りに進んで
南西諸島の南に達する予想は
変化ありません。
 
そして、南西諸島に近づくと
陸地の影響や海面水温の低下で
徐々に勢力を落とす予想です。
ただ、
それでも、強い勢力を予想しています。
 
南西諸島の南で速度を落とすため、
南西諸島にどのくらい近づくかで
南西諸島への影響が長引くことも
心配されます。
 
また、
速度を落とすということは
昨日もお伝えしたように
向きを変えるケースが多いため
その後の変化に要注目です。
 
気象庁の予報円の中心線も
北東よりに少し角度が変わり始めています。
 
ただ、予報円がかさなりあっているので
速度を落とした後どう動くかは
まだまだよくわかりません。
 
偏西風に乗るかどうか、
偏西風がどのくらい南下して
台風をどのタイミングで動かすのか、
によって
北東に動く予想も様々です。
(偏西風に乗らない予想も
 まだあって、
 北東に向きを変えること自体が
 確定的なものではありません
 
海面水温の低いエリアに入って衰弱したり、
偏西風に乗れば、
温帯低気圧化も始まるでしょうが、
温帯低気圧として
あまり衰えない可能性もあります。
(弱まらなければ、
 温帯低気圧になったとしても、
 安心材料にはなりません)
 
とにかくもう少し様子を見ましょう。
 
また、月曜日にお伝えする
最新情報もご確認ください。
 
 
きょうは、
雲もありますが、
しっかりと晴れ間も出ています。
 
ただ、朝から、
南東からの空気が
入ってきているような
蒸しっと感はありました。
 
雲も、低い夏のような雲が
目立ってきています。
 
この低い雲がもっと増えるようだと
にわか雨の可能性も
考えていく必要が出てきます。
 
今の所、
あすにかけては
今日と同じ程度の雲で、
雨雲になってくるのは
早くて明日の夜、
おおむね明後日の日中以降が
中心とみています。
 
明日夜以降は、
念のための傘があると
安心な空になっていくでしょう。
 
日曜日は、
今日現在で、
小笠原付近にある雲が
北上してくるような計算です。
 
湿った空気の東からの流れ込みで
沿岸部を中心に所々で雨が降りそうです。
 
この手の東風による雨の予想は
雨が過剰に予想されることも多いので、
微妙だなと思っています。
 
雲域がたしかにそのまま来るなら
晴れ間も少ない中で
しっかり雨の降る時間もあるでしょうが、
雲がばらけたりすると
晴れ間が出る可能性もあるパターンです。
 
とはいえ、
湿った空気の流れ込みは強まりますので
晴れ間が見えても
傘を持って出かけておくのが良いでしょう。
 
ややムシムシしそうです。
 
月曜日はこの雲域が抜けて
さらに晴れ間も出そうな雰囲気もあります。
そうなると、蒸し暑さが強まりますので
熱中症に注意が必要になるでしょう。
 
一方、火曜日以降は、
台風の動きと
北からの前線の動きによって
雨の降り方などが変わってきます。
 
まだ気象台も
警報級の可能性について
マークを付けていませんが、
前線や台風との位置関係など
場合によっては
雨が強まる可能性も視野に
月曜日にお伝えする予想を
ご確認ください。
 
ただ、念のため、
昨日もお伝えしたように
そのまま梅雨入りとなっても
不思議ではない状況ですので
明日にかけての晴れ間
(もしくは月曜の晴れ間)を
まずは有効に使っておくのもお勧めします。
 
洗濯だけではなくて
家の周りの溝の掃除をして
水はけをよくしておくなど
確認しておいてください。
 
一方、海は
波が高くなりますので、
海のレジャーに関しては、
明日以降さらに波が上がりますし
急な高波が来るうねりが来ますので
波の慎重な見極めをお願いします。
230526_1
朝の宮崎市の空

消防団の
久しぶりの操法大会に向けた
練習が行われています
230526_2
午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

台風2号は、
猛烈に発達している
それらしい姿です。

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